やりすぎ都市伝説 2025がこんな形とは。トークライブのために頑張る関暁夫

Mar 24. 2025

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このサイトではやりすぎ都市伝説2025はもうないと言っていた。2024冬、2025新春という放送機会を逸した同番組。関暁夫の特番はもう視聴率が取れないと踏んだのだろう。2025年3月17日(月)23:06～23:55に特別版が放送された。関暁夫は関るバーグ・カフェにお笑いコンビであるニューヨークを迎え、いつもの都市伝説トークをしていたが、海外ロケが出来なくなったなかでなんとボリュームダウンしたことだろう。
ペルーのミイラネタはもう封印だろうと思っていたが、まだオスミウムのネタを語っていた。いくつか潰していこう。
1.ペルーのミイラにオスミウムが?
まず、事実を並べてみよう。
胸に金属インプラントをされていた「マリア」を調べたThe National University “San Luis Gonzaga” (UNSLG) – Icaの宣言だ。2024.6.3に宣言している。
Metallurgical analysis, carried out by scanning electron microscopy (SEM), of a metallic pectoral implant revealed an important finding. It was determined that the implant is composed of an alloy of several metals, with osmium being the predominant element.
走査型電子顕微鏡 (SEM) による金属製胸部インプラントの冶金分析で、重要な発見がありました。インプラントは数種類の金属の合金で構成されており、オスミウムが主成分であることが判明しました。
オスミウムが主成分となっている。
The National University “San Luis Gonzaga” (UNSLG) – Ica、サン・ルイス・ゴンガザ国立大学が言っているだけ。嘘を言っているとは証明できないが、真実を言っているとも証明できない。しかし、このようにも言っている。「研究チームは、これらの遺体が地球外生命体のものであるとは決して述べていないことを強調しておくことが重要です。調査の過程で、科学的観点から断言できることは、これらは起源不明の生物の遺体（過去に存在していた）であり、人間のものではないということです。」

2024.10.23　DailyMail
「私が金属を入手したこの三指の手は、メキシコ会議で提示されたどの遺体にも属さない」とザルセ博士は強調した。
「アルミニウム、スズ、銀、銅、カドミウム、オスミウムなどの元素を、より少量かつ低濃度で特定することができた」とザルセ博士は付け加えた。
??? 三指の手? そう、メキシコ議会に提出したミイラとは無関係の「三指の手のミイラ」にはめられていた金属(金属インプラント)にオスミウムの元素がより少量かつ低濃度で特定することができた。
このザルセ博士とはメキシコ海軍の法医学医師であるホセ・ザルセ・ベニテス博士のこと。それでオスミウムは非常に希少な金属で、50×10のマイナス12乗しか含まれない。含まれるのは地殻のなかにという意味になる。但し、この金属インプラントに銅が含まれていたというのだから、その銅との合金としてオスミウムが含有されていることが考えられる。
‘It was possible to identify elements such as aluminum, tin, silver, copper, cadmium and osmium among others in smaller quantities and percentages,’ Dr Zalce added
この段階ではきちんと「少量かつ低濃度で」とある。
さて翌日の24日にNew York postが伝える。
The expert said he identified elements including aluminum, tin, silver, copper, cadmium, and osmium in the metal implant.
分かる通り、in smaller quantities and percentagesが無くなっている。
まずマリアを調査していたサン・ルイス・ゴンガザ国立大学はマリアの胸部に金属インプラントがされていて、オスミウムが主成分だとした。
メキシコ海軍の法医学医師であるホセ・ザルセ・ベニテス博士はメキシコ議会に提示されたミイラとは全く別で、三指の手のミイラにインプラントされていた金属を調べた結果、オスミウムの元素がより少量かつ低濃度で特定することができたと語った。
その後の報道では「より少量かつ低濃度で」が無くなって「含有している」となっている。
「イカ大学は胸部の金属インプラントはオスミウムが主成分だと言っていたが、三指の手の金属インプラントではホセ・ザルセ・ベニテス博士はより少量かつ低濃度で特定する程度だとしたが、その後の報道では「あのマリアのように」という感じで誇張されて「より少量かつ低濃度で」が無くなったわけ。」
そもそもホセ・ザルセ・ベニテス博士が調べていた「三指の手」は凄く小さくて、マリアとは別物と言われればそうかなと思う。ただ、このザルセ博士もペルーのミイラの正当性を主張する側の人だということ。ペルー法医学犯罪科学研究所の法医学考古学者フラビオ・エストラダ博士は、ミイラが地球外起源であることを強く否定しています。
結論を出すのは非常に難しいけど、ひとつ言えるのは「ミイラが地球外起源であること」とは誰も言っていないということ。
関暁夫はピラミッドやスフィンクスに水による浸食があるなかで「ピラミッドは海底で作られた」と言い出した。ピラミッドやスフィンクスに水による浸食があるのは研究者も認めるところだが、どの研究者も「ピラミッドは海底で作られた」などとは言っていない。名古屋大学教授、エジプト考古学者の河江肖剰氏は関暁夫のこじつけをYoutube動画などで否定した。そう、ペルーのミイラを宇宙人と言ってるのは関暁夫だけ。エジプトの胎児のミイラを宇宙人と言っているのは関暁夫だけ。それを既成事実のように語るのだ。
もう一度、The National University “San Luis Gonzaga” (UNSLG) – Icaの宣言を見てみよう。
with osmium being the predominant element
つまり、さまざまな金属の合金であるなかで、オスミウムが「最も多く存在する元素」だと言っている。アルミニウム、スズ、銀、銅、カドミウム、オスミウム…　他にも金属が含まれてる可能性がある。ここであげているだけでも6つの金属。例えばアルミニウム、スズ、銀、銅、カドミウムが16%含有し(16×5=80%)、その他の金属類が3%、オスミウムが17%だとしても「オスミウムを主成分とする…」と言えてしまうのだ。そう、一言も「オスミウムで出来ている…」なんて言われていない。だが、関暁夫は「オスミウムで出来ている…」とすり替えるのだ。このすり替えは関暁夫の得意技。
「やばいでしょ。」

2.イルミナティ・カードにトランプが…

1982年に発売されたイルミナティ・カード。「Enough is enough(もう、十分だ。)」これがトランプ大統領と酷似していると言われている。どんなことが書かれているのか。

「At any time, at any place, our snipers can drop you. Have a nice day. Play this card on your own turn, before drawing any Plots. You may remove all Zap, Paralysis or Attribute Freeze cards that are affecting your Power Structure. However, preoccupied with your house- cleaning, you may draw no Plots this turn.
Draw No Plot Cards This turn」
いつでも、どこでも、私たちのスナイパーがあなたを倒すことができます。良い一日を。
このカードを自分のターンに、プロットを引く前にプレイしてください。あなたのパワー構造に影響を与えるすべてのザップ、麻痺、または属性フリーズカードを取り除くことができます。ただし、家の掃除に夢中になっているため、このターンはプロットを引くことはできません。
このターンはプロットカードを引かない

「私たちのスナイパー」とは物騒な。でもこれはゲームの話。
1980年代のトランプ氏って? 『フォーブス』誌の富裕層リストの最初のリストに載るくらいの富豪。有名人だったわけだ。
さてイルミナティ・カードの歴史を見てみよう。
1982年 イルミナティ ポケットボックス版
1983年 イルミナティ 第1拡張セット
1983年 イルミナティ 第2拡張セット
1985年 イルミナティ 第3拡張セット
1987年 イルミナティ デラックス版
1999年 イルミナティ・Y2K版
2001年 イルミナティ・ブレインウォッシュ
2007年 イルミナティ・ババリアン・ファイア・ドリル（Bavarian Fire Drill）[5]
2010年 イルミナティ・相互確証破壊

意外と追加されているものだ。さて「Enough is Enough」はどこにあるのかな? 実は１９９４年に発売された「Illuminati: New World Order (INWO)」に入っている。あれ? もともとのイルミナティには入っていないの? その通り。
こうなると話が変わってくる。そう、1994年当時のトランプが題材にされたのだ。
「巨額の借金を少しでも減らすために資産を売って借金の一部の返済に充てることにし、遊覧船事業と（前述の）航空事業から撤退し、マンハッタンに所有する物件も多数を中国系の企業に売却した。（だが返済したのは一部にすぎず）現在も中国の銀行やゴールドマン・サックス、ドイツ銀行などから多額の借金を抱えている[57]。しかし「トランプ・プラザ」や「マー・ア・ラゴ」など多くの物件は手元に残した。」:Wikipedia
分かります? 不動産王と言われたトランプがとんでもない額の負債を抱えていた頃なのだ。
つまり「Enough is Enough…もうたくさんだ。」
こんな最悪の状態に対して「You may remove all Zap, Paralysis or Attribute Freeze cards that are affecting your Power Structure. あなたのパワー構造に影響を与えているZap、麻痺、属性凍結のカードをすべて取り除いてもよい。」
Zapは英語の意味で考えるのではなくゲーム用語だ。「一定の条件を満たさなければ次の面へ進めず、過去にクリアした面まで戻されるシステム」を表すゲーム用語である。
これをトランプに当てはめて意訳してみると、
「倒産が相次ぎ、負債を抱えた状態ではこの負債を返済しないと前には進めない。それこそ不動産王としてのし上がってきた頃よりも前の状態に戻される。」
Steve Jacksonはこの当時のトランプ、不動産王から転落しつつある彼を題材にしたとも考えられるのだ。真相は知らないけど。でも、これを陰謀論的に見るよりも「当時のトランプ」と当てはめたほうが分かりやすい。Steve Jacksonが凄く皮肉屋らしく感じる。
確かにね、大統領選でのトランプ候補の暗殺事件と絡めて考えるのは一つの解釈だけど、それ、ゲームをしている時に意味がある? 「1994年当時のトランプのように追い詰められたプレーヤーに一発逆転のチャンスを与える。」そういうカードでしょ。

GOAL Up Against the Wall
以下の組み合わせのいずれかによって、政府グループを破壊し、暴力グループをコントロールせよ。
２政府を破壊し、６暴力をコントロールする
３政府を破壊し、５暴力をコントロールする
４政府を破壊し、４暴力をコントロールする
５政府を破壊し、３暴力をコントロールする
６政府を破壊し、１暴力をコントロールする
この「ゴール」カードは、いかなる方法でも、他の「ゴール」カードと組み合わせることはできない。

地面にこのマークがある、また人の影が熱戦で陰に焼き付いている。だから「核攻撃後だ。」この壁は横浜の赤レンガ倉庫で、その奥にはインターコンチネンタルホテルがある。
でも、これに該当する事件など起きていない。カードのイラストをそう解釈しただけの話。日本人以外には何も響かないカードだ。
そんなもの。
関暁夫は「2025年には全人類の体内にマイクロチップが埋め込まれるだろう。」と言った。全人類だよ。日本だけじゃない。どこにそんな兆しがあるの?

関暁夫が語るなかでは「ファンタジー」と「現実への警告」がある。
ファンタジーはフィクションだといれば嘘もあり。但し、その話に真実味を持たせるためにスフィンクスにある水による浸食跡から「ピラミッドは海底で作られた」というのはもう嘘でしかない。名古屋大学教授、エジプト考古学者の河江肖剰氏のようにそれを否定する人も出てくる。前述のように「こじつけ」と「拡大解釈」でしかない。しかもクジラの祖先の化石が砂漠にあることについて「クジラの祖先」とは言わずに「現代のクジラの骨の化石がある」かのように語って、エジプトのこの一帯は以前は海底だったと言う。そりゃね以前は海底だ。4000万年前は。もうこういうところが「こじつけ」というよりも視聴者を騙しているとしか言えない。
さて、現実への警告。南海トラフ地震とか言っているが、その嘘は明かされている。
「高知県室津港は南海トラフ地震が起きると海底が隆起する。しかし時間が経つとこの海底が沈降する。そしてある一定の深度まで沈降すると次の地震が起きる。」地震ムラが語る時間計算式の元になっている話。でも実は「水深が浅くなって港が使えなくなる。この地域ではそのたびに港を掘り下げている。」あれ? 自然な沈降じゃない。こんな話は広く広まっている。しかし地震ムラは未だに「南海トラフ地震80%」を言い続ける。それにのっかった関暁夫の嘘が拡散される。
オマーンの国王が亡くなったらそこで紛争が起きると言っていた。全然違うイスラエルとハマスの紛争が起きている。ドバイの沖合の航路は封鎖されたりしていない。
ある時から関暁夫はこの「現実への警告」に話をシフトした。そりゃ、最初は面白い。だが、時間が経つにつれて関暁夫が言ってることなど一向に起きない。
イーロン・マスクのNeuralinkが話題になればトランスヒューマニズムとか言い出す。だが、中国の「階梯医療（StairMed）」のほうが脳と機械を連動させる埋込型ブレイン・マシン・インターフェース（BMI）の開発ではNeuralinkを越えている。脳内に埋め込むデバイスのサイズも、Neuralinkのほぼ半分を実現した。トランスヒューマニズムの実現は中国で起きそうだ。それを関暁夫は見えていないのだ。
「やりすぎは5年先のことを言っている。」関暁夫はそう言っていた。
2020年に「やりすぎ都市伝説」がゴールデン・タイムから転落して23時台になり、自分が海外ロケに行かせてもらえなくなることもは見えてなかったのか。

一人の芸人をここまでこき下ろす必要もない。但し、Youtubeなどでは視聴者に高圧的な態度をし続けるその姿勢は納得できない。人に言い聞かせるのに「脅しながら言う」のはヤンキーの発想。関暁夫を信じたい人もいるが、「彼の態度や言っていることに目をつむって自分が観たい物だけを見る」というのは新興宗教を信じる人と同じ。科学的根拠に乏しい手法や内容としては「自己啓発セミナー」で見られるものに酷似する。しかも「情熱クラブ」なんてセミナーまである。
いい加減に目を覚ませば?
関暁夫、何も知らないよ。何も分かっていないよ。
やりすぎの他のメンバーからは敬遠されて、一人だけの放送枠を使って海外ロケに行きまくって… 番組内で孤立しているでしょ。威張れるのは黙って見に来るお得意様だけ。
いつまでお得意様になってるの?