Release date : Oct 25. 2023
バンダイナムコアーツ
機動戦士ガンダムUC Blu-ray BOX Complete Edition [初回限定生産]の特典であったRG ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティを作っていきます。
こちらのBlu-rayの特典で、『ラプラスの箱』石碑風収納ボックスに収納できるなど、とても豪華です。原画セレクション、特製ブックレット 「“Point of view” ~ラプラス事件に携わった者たちの道程~」、ニューベストサウンドトラックCDなど他にも特典は山盛り。そしてBlu-rayの内容自体も映画版「機動戦士ガンダムUC」とともに当時は映像としては配信されていなかった「機動戦士ガンダムUC RE:0096」、その他特典映像と豪華なラインナップが揃っています。
さて、上記のBlu-rayは2018年8月より告知が出て、2019年2月26日に発売されました。ところが、プラモデルは2020年にはガンダムベース限定品として同製品が販売されました。当時は「えぇー、ダメだよ。それじゃ初回生産限定の特典目当てで購入した意味がないじゃん」となりましたが、実は違いがあります。
Blu-ray版 | ガンダムベース版 | |
ホワイト | パールホワイト | ホワイト |
青パーツ | グロスインジェクション仕様 | ブルー |
グレーパーツ | ライトシルバー | ライトグレー |
なお、クリアブルーのパーツでは違いはないようです。チタニウムフィニッシュほどの輝きはないですが、それぞれ深みがある輝きを感じられます。ただその分、「トップコートなどの表面処理をしてしまうと質感が台無し。」「この特有の調色をしたためか、パーツのエッジがやや甘い。」という欠点もあります。エッジ出しをしてヤスリかけをしてしまうとまたこの特有な色合いを台無しにしかねません。
「もう手に入らないんでしょ。高額でオークション品を落札しないよ。」という方にはガンダムベース版を購入してがんがん手を加えるのが良いと思います。
製作①
いきなりここまで作ったところからスタートです。実は先に頭部を作りたかったのですが、それだと頭部の塗装がしにくいかなと思い、上半身を先に作って頭部をセットしようと考えました。見ていただくとエッジが甘いのが分かるかと思います。所謂、スジといった部分、小さな凹部分も甘いのでこのまま墨入れしても薄め液を含めた綿棒でふき取ったら消えてしまうかもしれません。それで脇腹の部分のクリアブルーパーツの合わせ目は白色の外装パーツを被せると隠れてしまうのに気づかずにクレオス Mr.クリスタルカラー XC05 サファイアブルーをついつい重ねて合わせ目を消そうとしたのですが、このサファイアブルーは重ね過ぎると白濁します。それで慌てて薄め液でふき取っていたらそれが内部に浸透して、本体と腕を繋ぐ写真のパーツが割れてしまいました。「終わった。」と思ったのですが、ここは諦めては本当に終わりですので、タミヤのプラバン1.2mmを2枚貼り合わせて、反対側のパーツで型取りをし自作パーツを作りました。穴はピンバイスで何とか穴開け。ピンバイスは意外とお高い工具です。こういう工具を買える時に買っておいてよかった。「備えあれば憂いなし」とはこのことです。ただ時間がかかってしまい、今日のところは頭部の製作までは行きませんでした。
追記
さて今回のテーマは、「外装ホワイトにサファイアブルーを塗布して、角度によって青い輝きを見せたい。」というものでした。ただ、それを活かすにはクリアブルーパーツも手を加えないと。ですのでクリアブルーパーツは裏面をシルバーで塗りました。使用したのは「ガイアノーツ Ex-07 Ex-シルバー」ガイアカラーのシルバーのなかでは一番粒子の細かいシルバーです。本来ならエアブラシで塗布して更に異種材のクリアをキャンディ塗装するとかなり綺麗なメタリックになります。クリアブルーパーツですがはめ込み用の穴や軸、梁の部分があり完全に裏面を塗り切れません。まぁ、それも良しとして進めています。あと、表面にもサファイアブルーを塗布しています。ただクリアブルーの上ではサファイアブルーの青い光沢感がなかなか出ません。もしこの光沢感を出すのであればいっそのこと、ブラックの下地で塗ってしまったほうがメタリック感が出ると思いますが、クリアパーツ自体が持つ素材の透明感を捨てることになります。ここは次にフェネクスを作る際に行うかなと思っています。
バンシィ、バンシィ・ノルン、フェネクス、そしてユニコーン。RG、HGUC、PGとそれこそ幾つユニコーン系のガンダムを作ったか、忘れてしまいました。血迷ったか、ゴールドコーティングのユニコーンガンダムやガンダムベース限定フェネクスなどまだ手を付けていない物があります。今回、RGのペルフェクティビリティを作るにあたって感じたのは「難しいなぁ。」という感想です。バンダイのガンプラはとても良い商品で、パーツ同士をはめ込む際にサクッと組むことが出来ます。合わせ目も目立たないほどピタッと組み上がるのが「気持ちよい」と感じるわけですが、ペルフェクティビリティに関してはクリアブルーの上にホワイトの外装パーツを取り付けるなかで、このクリアブルーがチラ見えする。これが何だか納まりが悪く感じてしまう。「これ、奥まではめ込んでいるのかな。」という印象が出てしまいます。他にもコトブキヤ、グッドスマイルカンパニー、海洋堂、ハセガワなどのプラモデルを作ったりします。ここらへんはバンダイのガンプラの感覚で作れる感じがします。またファインモールドのミレニアム・ファルコンを作った時は昔、戦車などを作った思い出が蘇りました。シン・ゴジラを観てハセガワのF-2やAH-1S コブラ、青島文化教材社のOH-1 ニンジャ、童友社のアパッチAH-64D、アパッチはハセガワの1/48も作りました。それこそタミヤのプラモデルにもお世話になりました。これはそれこそ昔懐かしいザ・プラモデルでしたね。
ガンプラに慣れ切っていた私はしばらく戦闘ヘリにハマった際には「本当に難しいなぁ。昔、よく作れたもんだなぁ」と感じました。ですが、今回のペルフェクティビリティ(というかユニコーン系)は違った難しさを感じてます。これはユニコーン系がNT-D発動時に変形をするからなんでしょうね。その変形ギミックが何とも中途半端な組み上がり感を感じされるんでしょう。そういえばこれはRG Zガンダムで感じた感覚と同じです。あれも難しかったですね。バンダイの取扱説明書のイラストは凄く分かりやすくて、どのパーツなのかもイラストから判断出来るのですが、何しろ「これ、どこを作ってるんだろう。」という気持ちにさせますw
この先の作り上がりについても紹介していきますが、エナメル薄め液ではなく、アクリル薄め液でもパーツが割れるという経験をしましたので、塗料を塗る際に注意しながら進めていきたいと思います。
追記②
「えぇー難しいの?」という方にはガンダムベース限定HGUC ペルフェクティビリティ デストロイ・モードがお手軽です。変形機構はオミットされていますが、しっかりした組み上がり感と保持力を得られます。
ガンダムベース福岡限定の赤いペルフェクティビリティなんてものもあります。
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