SPAWN→SAM AND TWITCH→HELLSPAWN
下段のクロスオーバー作品等を参照しても本編に戻れるようにしてあります。月内に刊行されたサブタイトルは順番にリンクしています。
SUMMARY :
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Eddie and Andy were children with an abusive father. After listening to Spawn, Eddie took it upon himself to kill his father and end the abuse. (See Spawn #29.) Now, after serving many years in a juvenile home, Eddie is free and looking for the evil being that he feels encouraged him to commit murder. Meanwhile, Cog, who is dying, knows his time to teach Spawn is now extremely limited, but Spawn has his own plans for his own future, the future of mankind and the future of Hell. At the same time, Eddie, who found religion while incarcerated, goes on a shooting spree at the bus station where he is critically injured, as is his plan; however, not even death can dissuade him in his quest to kill Spawn. He is reborn. He is The Redeemer!
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SPAWN №115 Summary
Ben Nakadai is reluctantly visiting Japan, the land of his ancestors. In the ruins of an ancient temple, he discovers a golden box; a box that was left for him to find. Back at his hotel, Ben opens the cask. Meanwhile, Spawn can suddenly feel an uneasiness in the air, as ghosts begin to roam the streets and countryside. It is for Spawn to bring peace to these restless souls. Mykoto planned for Ben to find and open the golden box, and with that done, Ben himself is relegated to the spirit world. But in opening Mykoto’s cask, Ben has also opened a door that will not soon be closed.
Sharing | Name | Sharing | Name |
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Title | Consequences | ||
Dedicated to | Jodie Foster | PRESIDENT OF ENTERTAINMENT | |
Terry Fitzgerald | |||
PLOT | Todd McFarlane | SENIOR GRAPHIC DIRECTOR | Brent Ashe |
Brian Holguin | MANAGING EDITOR | Brad Gould | |
STORY | Brian Holguin | PUBLISHER FOR IMAGE COMICS | |
PENCILS | Angel Medina | Jim Valentino | |
INKER | Danny Miki | ||
Victor Olazaba | |||
Allen Martinez | |||
CRIME LAB STUDIOS | |||
LETTERING | Tom Orzechowski | ||
COLOR | Dan Kemp | SPAWN CREATED BY TODD McFARLANE | |
Brian Haberlin | |||
COVER | Greg Capullo Todd McFarlane |
闇の者がいる。影の中や貴方が見るのも恐れている暗い隅の中に隠れている。時々、視界の片隅にそれをほんのつかの間、垣間見ることがあるが、気付いた時にはいなくなっている。あなたはそれを見たことを無かったことと自分に言い聞かせる。自分の想像力の産物だと。現実のものではないと。だか、その闇の者はあなたを見ている。自分の胸に手をあてて良く考えてみてごらん。自分が聞きたいものであれば何でも話してごらん。闇の者は口約束や小さな嘘などあなたの最も弱い瞬間に現れる。闇の者はあなたを殺人を犯す一歩手前まで導き、あなたの手に銃を持たせ、あなたの耳に優しく囁く。「やれ…やれ」と。 闇の者はそこにいる。隠れている。それが真実。そして今、私は闇の者を殺そうとしている。
ニューヨーク。この血塗れの都市には800万もの物語があると誰が言っていた。それらの物語のうち、殆どがハッピーエンドで終わらない。この都市には影があり、全ての人の上に暗い影を落とす。時々1~2分、光が刺すことがあるが、影はいつも戻ってくる。嫌になるほど。もしくは払いきれない咳のように。
「出てこい。儂もそう若くはないのだから。お主がそこにいるのは分かっておる。儂を見つめているのも分かっておる。そろそろ、顔を出す頃ではないか?」カリオストロ卿はそう呟く。「じいさん、久しぶりだな。」Al:Spawnが答えた。「お主は忙しい身じゃからな。ジプシーの女性の呪い、吸血鬼の狂信者、日本のゴースト。皆、古い話。物事の端の部分にばかりこだわり、全体を見ておらん。」「あなたもな。」「お主は闇の道を歩いておる。ヘルスポーン、お主はなりたいとも思わぬ者になりつつある。儂を信じろ。」「あんたから教えを乞うつもりはない。」「お主が正しい。違う理由があるんじゃ。」Al:Spawnは改めてカリオストロ卿を見つめていると、ふと思った。「あんた、死んでいる。」そう言われて、カリオストロ卿は目を伏せた。
その頃、エディはダイナーで食事をしながら弟のアンディーに手紙を書いていた。里親の元から家出をしたエディ。彼ら兄弟は警官だった父から毎日、暴力を振るわれていた。そんな地獄のような日々に訪れた晴れ間のような出来事。それがAl:Spawnとの出会いだった。だが、Al:Spawnが良かれとして行った父親への忠告は、父親の怒りを増す結果となる。そして父親が行うアンディへの仕打ちに耐えられなくなったエディは拳銃を手にし、父親へと発砲した。その時、「やれ、男になれ、銃を手にしろ」という声が聞こえていた気がする。そしてその声に従ってしまった。
「その後のことはお前も知っているだろう。俺は少年院に送られ、里親はお前を俺から遠ざけた。全ての弁護士や裁判官、医者は俺に、素直に話をし、自分がしたことを認め、責任を取り、自分の行いを直視するように仕向けた。俺は奴らが聞きたいように答えてやった。今も俺の耳には悪魔の笑い声が聞こえている。」するとバスの運転手が見せに入ってきて言う。あと5分で出発だよ。「俺が間違ったことをしたのは分かっている。俺はお前に謝りたいと思っているだが、俺も大人の男になった。自分が犯した行動にケジメをつけようと思っている。正しい道を進むために。」そこまで書いて、エディはダイナーを後にしバスへと向かった。
ニューヨーク。「お主、何をしようとしている?」「あんたを治してやる。多分、俺なら出来るはず。」Al:Spawnは手に魔力を込めていた。「儂から手を離すんじゃ。」カリオストロ卿は拒否した。「お主は自分の手をかざせば、何でも良くなるとでも思っておるのか。子供じみとる。成長せい。儂は死んでおる。それは儂がこの世にいる上で大きな秘密ではない。儂は今、恐れておる。お主は魔界をなんと心得ておる? お主は魔界の王を殺した。魔王を玉座から引きずり下ろし、その玉座に座る者はおらん。魔界の世界と現世の世界との間の扉は開けられた。お主はマレボルギアの王位を拒否したのに、奴の力を揮っておる。何故、自分の行動による”結果”を見ようとせんのじゃ? 自分自身を見つめてみろ。儂はお主のことを殆ど認めておらん。 お主は悪魔の力を振り回しておる。それがお主にどういう影響が出るか、考えておるか。お主を腐らせておるのじゃ、SPAWN。じわりじわりとな。やがてはお主は自分自身を失ってしまう。そうすれば、魔界の者どもの勝ちとなるのじゃ。」だが、Al:Spawnは反論する。「あんたは間違っている。俺はこの前、ヴィジョンを見た。それは世界像ともいうべきものか。そして俺は啓示を得た。今は全てが違って見える。力が俺を変えたんじゃない。俺が力を変えたんだ。」そういうとAl:Spawnはカリオストロ卿に手を出すように言う。そして高い塔の頂上にテレポートした。「俺が見ているものをあんたにも見せたいんだ。この広くて神聖な光景を見てみろ。この巨大な星は小さな人間たちに苦しめられている。人間は残酷で嫉妬深く、些細な存在だ。静かな絶望のなか、人生を過ごすためにこの星に居座っている。 人間は、自分たちをより弱く、元々欠陥があるように創り上げた創造主のせいにした。俺が目を瞑ると、人間の痛みを全身で感じる。その痛みは、まるでガン細胞のように俺を食い尽くしていく。あんたにはそれが分からないだろうが。俺に時を与えてくれれば、考える時間にする。俺は人間を一人ひとり、救っていきたい。罪を戒め、無垢を慰める。俺は彼らの痛みを取り除けば、俺の痛みも消えると思っていた。だが、間違いだった。それは大海原に網を張って捕らえようとしているようなものだった。」「SPAWN、お主は時を止めておるのか?』カリオストロ卿の言う通り、時間が止まっていた。魔界は領域を超えてこの世界に忍び寄っている。俺は穴を塞ごうとしたが、俺が閉じると新しい扉が開く。あんたは魔界は俺のものだと言ったな。確かにそうかもしれない。だが、俺はこの世界に魔界を受け入れたい。全てを洗い流し、この地球を再構築する。 俺は俺の魔界を楽園へと変えていきたいんだ。全ての人を新しいエデンの園に受け入れたい。俺なら出来る。あんたが感じているように。」カリオストロ卿は伏し目がちにして言った。「お主は狂っておる。そんな夢物語など実現不可能じゃ。決して終わることはない。百万年の時を経ても。儂は、儂は救いが欲しい…」
エディは弟への手紙の続きを綴った。俺が少年院にいた最後の年に何かが起こった。より高い力を頼りにするようになった。アンディ、俺は光を見た。それは事実だと告げたい。そして新しい声が俺には聞こえるようになっていった。その声は美しかった。その声は俺がどこに行かなければいけないのか、救いを探すために何をすべきなのかを話しかけてきた。その代価は高いものだと思うが、やるだけの価値はあると俺は信じたい。アンディ、お前に責任を追わせようとは思わない。ほんの少しも。お前が子供の頃、純真さを持っていた。この世界はいとも簡単にその純真さをお前から奪い去る。どうか、俺のことを覚えていてほしい。俺がどうなっていったかを。大好きな兄弟、アンディ。
町にはパトカーのサイレンが鳴り響いていた。「ロドリゲス、一体何があったんだ。」「子供が拳銃を。イカレている。」
やがてエディは病院に連れていかれた。頭に怪我をしているようだ。横たわるエディ。闇の者が存在する。俺の目らの奥に隠れ、俺を嘲笑する。嘲り、笑い続ける。だけれども俺は光を見たんだ。そして俺はなにをすべきが知っている。闇の者が存在する。俺はそれを殺しに行くんだ。エディの口から光が発せられ、光はエディの全身に巻き付き、蛹のようになった。そしてその蛹から羽化したものは神の使いであるREDEEMERだった。「I will redeem myself.」
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