Release date :Nov 4. 1998 IMAGE COMICS | |
SPAWN #78 | |
クロスオーバー作品等を参照しても本編に戻れるようにしてあります。月内に刊行されたサブタイトルは順番にリンクしています。 |
SUMMARY :
There is a demon in Harley, the Hellspawn Angel. After work, he is accosted by two thugs. Angel’s desires finally surface and Harley kills both men, beginning the rampage. He then tracks down his friend who is on a date with Harley’s dream girl, Kelly. The possessed Harley kills his friend and another couple while Kelly escapes. Arriving back at her house, she discovers Harley with her murdered parents. She is able to finally calm Harley while Angel schemes.
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Sharing | Name |
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TITLE | Heart of Hell |
STORY | Alan McElroy |
PENCILS | Clayton Crain |
INKS | Chance Wolf, Todd McFarlane, special thanks to Kevin Conrad & Jonathan Glapion |
COPY EDITOR & LETTERING | Tom Orzechowski |
COLOR | Todd Broeker, Mark Nicholas |
DEDICATED TO | Gaspar Saladino |
President of Entertainment, Publishing and Licensing | Terry Fizgerald |
Executive Director for Image Comics | Larry Marder |
Art Director | Brent Ashe |
Designer | John Gallagher |
Editional Coordinator | Melanie Simmons |
Gaspar Saladino:letterer、logo designerとして60年以上もDCコミックスで活躍されていました。
Harleyには彼にしか見えない悪魔が取り憑いている。彼はそれをAngelと呼んでいた。仕事の後、彼は 2人の凶悪犯に襲われる。Angelの欲望がついに表面化し、Harleyは二人の凶悪犯を殺し、暴れ始めました。次に、Harleyが密かに恋する女の子、KellyとデートしているTravisを嫉妬心から襲い、彼を殺害する。Kellyが家に戻ると、殺害された両親と一緒にいるHarleyを見つける。Kellyは弁解をするHarleyを信じて許し、彼を抱きしめる。だが、KellyはHarleyの目が怪しく緑色に光っているのに気づかなかった。翌朝、HarleyとKellyは仲良くソファに座って会話をしていた。だが、Kellyは既にHarleyによって殺害されていた。鏡の中ではHarleyがKellyに許しを請うていた。現実の世界のHarleyは既にAngelが乗り移ってしまっていたのだ。
(My Comment:ソファに座ってKellyに語りかけているHarleyがいるが、彼はHarleyの肉体を得たAngelであり、Harleyの魂は鏡の中。そもそもHarleyが自分の中の悪魔:Angelに語りかける際には鏡の中のAngelに語りかけていたのだが、立場が逆転したと言える。)
Harley |
①これは私が勝手に思っていることですが、”SPAWN #70″のカバー画は”CURSE OF THE SPAWN #25″のカバー画でオマージュされていると思います。ちなみに”THE SCORCHED #25 cvr B”についてはGreg CapulloがXのポストでオマージュであることを公言しています。
SPAWN #70 Mar 1. 1998 | CURSE OF THE SPAWN #25 Nov 4. 1998 |
The Scorched #25 cvr B Jan 17. 2024 |
②スタッフ紹介のページ
Harleyの狂った心を象徴しているかのようにかなりデザインが”狂った”感じになっています。
③今号は1話完結となっています。Harleyの狂った世界を描写した内容は面白いのですが、内容的には1話でお腹いっぱいになるタイプの話ですね。嫌いではないのですが、特にキリスト教圏でよく語られる、”悪魔”が乗り移る話って何か腑に落ちません。今回の話であればHarleyにはこういった破壊欲求がなかったのかと思います。「悪魔が悪いわけで、自分は悪くない。全部、悪魔のせいだ。」映画「エクソシスト」でも少女に悪魔が乗り移るが、その悪魔が語る言葉はその少女の内面にある気持ちの増幅ではないのかと思うわけです。この点が凄く他人のせいにしている気がします。仏教用語として「魔が差す」とありますが、これは「ご法度の「煩悩」に取り憑かれる状態」であって、あくまでも自分の心の弱さによるものです。「徳を積む」と言われますが、積んだ徳が幸せに導くのではなく、「徳になるようなことをしようとする心」を持つことが幸せを手繰り寄せるのだと。西洋の考え方ってどこか受け入れられない面があります。
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