クラウドファンディングが行われているKICKSTARTERにTodd McFarlaneが再び出資を募るプロジェクトを開始しました。2年前はOriginal SpawnのRemasterでしたが、今回はMedieval SpawnのRemasterになります。
私は前回、「6-PACK (K): 2 TRILOGY 3-PACKS」に$320を出資しました。「CLASSIC SPAWN」「MODERN SPAWN」「ARTIST PROOF SPAWN」という3種類があり、この3-PACKSで購入すると特別な頭部がボーナスで追加になるものでした。勢いで、その3-PACKSを2セット購入してしまいました。
今回のRemaster予定のMedieval Spawnの画像はKICKSTARTERからの引用で、著作権はKICKSTARTERが保有しているものと判断しています。引用先:https://www.kickstarter.com/projects/spawnmasterworks/original-medieval-spawn-action-figure-and-comic-remastered-24?lang=ja
前回のものに比べて本体、頭部、装備品は格段に精密さが増しています。前回のプロジェクトの紹介について失敗したなと思いました。興味がある方はご自分でサイトに見に行かれると思います。今回のプロジェクトについて興味がある方はサイトをご確認ください。
さてここでは前回の経験を踏まえて説明をしていきます。
2年前、KICKSTARTERのサイトがこんなに日本語で紹介されていたのかなと思いました。ただそれで敷居が低くなったと思うのは間違いです。
ここでは私の経験から3つの点を紹介します。
①このプロジェクトに賛同し、出資する。
Todd McFarlaneのスタッフの方が出資された方の情報などを管理します。サイトで情報をあげて期日からローンチ:開始します。ここでは期間が定められていますのでその期間内に予定の支援額に到達しましたらそのプロジェクトは完了です。
例えば今回であれば「STANDARD 3-PACK」「PREMIUM 3-PACK」があります。PREMIUM 3-PACKのほうが豪華なので支援額が高めに設定されるはずです。当然、達成も難しいのですが、多くの出資者が集まれば高い出資額に見合う豪華なリワード(報酬)が得られます。
①-1:PREMIUM 3-PACKはSTANDARD 3-PACKに比べて達成しない場合もある。
豪華なリワードを期待してPREMIUM 3-PACKに出資しても賛同者が集まらないこともあります。場合によってはSTANDARD 3-PACKのほうだけが支援額を達成して、PREMIUM 3-PACKは達成せずに終了になる場合があります。通常はそれを避けるために、第一期、第二期などに分けて、「第一期に出資する場合は第二期よりも安い出資金額にてリワードを受け取れる」といった方法を取ることがあります。ここで問題なのは未達成があるということ。プロジェクト推進者は出資が足りない時にはリワードの制作には進みませんので、リスクなくプロジェクトを終了できます。
さてこういった変更などの通知、もしくはサイトでの通知は全て英語になります。サイトでの「達成」などのアナウンスも英語になりますので、サイトでのアナウンスの変更、メールなどによる通知に対して英語の理解は必須になります。これがAmazonなどとは違う点です。そういったイレギュラーに対して対応できるか、またはプロジェクトの変更などのアナウンスをきちんと追いかけて確認できるか、ここは受動的でいてはトラブルになることもあります。出資したから終わりではなく、まずは達成まできちんと情報収集するようにしましょう。
②達成後の進捗状況の確認。
まずは達成、おめでとうございます。さてプロジェクト側としては事前に計画されているとはいえ、ここから実際に工場なとでの生産という段階に進みます。McFarlane Toysでの実績から多分、中国の工場での生産となると思います。ですが、通常の、店舗で販売するMcFarlane Toysの商品でも生産遅延、もしくは工場側の問題から生産予定の中止があります。遅延の場合は別途、連絡がありますがこれも英語での連絡です。または中止の連絡があるかもしれません。皆が不安になることですから通常はサイトなどで「一般的なQ&A」が用意されることがありますが、これも英語です。それにAmazonのように個別対応は無く、こういったサイトでのQ&Aにて回答がなされることもあります。皆が心配になっていてプロジェクト側もきちんとアナウンスしようとしますが、苦情のメールを送り付けても返事がないことがあるのは覚悟してください。あくまでも「一般的なQ&A」に記載されている内容が自分にも当てはまるのであればそれを確認して続報を待ちましょう。当然、英語の文章はご自分で読み解くこと。
また、「進捗だより」などをサイトで掲載することもあります。(メールで届く場合もあり。)今、どんな感じだろうと楽しみにしながらそれを読むようにしましょう。また達成してから発送と言う連絡があるまで半年かかることはよくあることです。また発送予定日といった続報があってもその日になって「発送完了」という連絡が遅れることもあります。世界中の人が出資してますし、Todd McFarlaneがプロジェットを放り投げることはないです。ここは特に不安になると思いますが、日々、サイトをチェックして続報を待つ忍耐が必要です。
③発送について
前述のように前回と同じく中国の工場での生産になると思います。アメリカの出資者であろうと日本の出資者であろうと(又は世界中の出資者であろうと)、同じ条件です。McFarlane Toysを予約した方はよく分かると思いますが、この場合、中国から一旦、香港に輸出されてから香港からの配送になることが多いです。
こういう流れがありますので、慌ててもしょうがありません。地の利なのか、前回はアメリカのユーザーよりも日本の方で「受け取った。」と言う声が挙がるのが早かったと思います。前述ですが、サイト内では進捗だよりなどが設置されてこういった発送についてもスレッドが立つことがあります。「ここで届いた。」という声がだんだんと挙がり始めますが、それで動揺しないように。
ここで凄い話をしますが、香港から発送される場合、それは個人宅向けの発送になります。日本で1,000人が出資していれば1,000か所の届け先があるわけです。それは香港で発送を受け持つ会社にとっても大変なことです。時間がかかるのもしょうがない。ただ2年前は成功したプロジェクトですので、気長に待ちましょう。輸出国、輸入国での長期休暇などにかかる場合はそれぞれ時間がかかることも理解しておきましょう。
④トラブル
とはいえ、いつまで経っても届かないというのに対して何もしないのも問題です。英語にてメールを送らなければいけない場合もあります。またトラブルの規模が大きい場合はそれだけ苦情を言うユーザーも多くなりますので、プロジェクト側の対応が遅くなることもあります。気長に待つけど、きちんと連絡すべき時は連絡する。ここは各自の判断です。
最後に
定期的にMcFarlane Toysの商品をを購入しているアメリカン・トイズの店舗がある方はお店の方に迷惑がかからない程度に「購入していますか?」と聞くのも一つの手です。何しろ日本で待っている人との交流があれば情報交換もできます。場合によってはこういったショップが日本国内販売のために、出資してリワードを受け取る予定を立てている場合もあります。
そうなると無理に頑張らなくてもそういったショップに「出資してますか」と聞いて予約してしまうのが早い場合もあります。迷惑が掛からない程度に。
もうひとつ、オークションを利用する方法もあります。ただ、ここまで述べてきたようにイレギュラーが発生しやすいので、あまり事前予約といった形の落札は怖いです。その出展者との連絡が途絶えてトラブルになることもあります。それなら実際の商品が出展されているオークションを利用するほうが無難です。そういった出展があるかどうかは別ですが。
間違いなく入手したいのであればKICKSTARTERにメンバー登録をしてここでの出資をするのが間違いないです。ただ、これだけ述べてきたことです。何かしらのトラブルに見舞われます。英語での連絡やサイトでのアナウンスをきちんと理解する。こういった技術も大事です。
さてまずはプロジェクトを決めて支払いをします。ここからが第一歩です。「ローンチ通知を受け取る」を設定するくらいは問題はありません。まずは通知を受け取ってみる。「えぇー! 英語でのメールだよ。分からない。」と思う場合は無理せずに止めましょう。
さて達成しました。実際に支払うのを「プレッジ」と言います。それで思い切って「プレッジ」したのであればそこから半年(長い場合は1年)の間、トラブルも含めてその過程を楽しむくらいの気持ちでいきましょう。プロジェクト側が立ち上げてくれたスレッドを見てみましょう。そこに書き込んでいるユーザーは皆、同じ思いを持った同志です。皆でリワードを受け取るまで楽しく過ごしましょう。
本当に最後
今回のTodd McFarlaneのプロジェクトの場合、間違いなくドルによる金額が掲示されています。「出資します」と申し込む際にはまだ支払いは発生しません。支援金額が達成となり、実際に「申し込んだ方々はプレッジしてください。」となって初めて支払いが発生します。この時にドル為替が変更されていて「日本円としては最初より随分増えてるよ。」という場合もあります。これも勉強です。
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