Appearances of Cyan Fitzgerald in Image Comics “Misery”
2024年においてTodd McFarlaneはいくつかのSPAWN NEW SERIESの開始を構想しています。
“Misery” by McFarlane and Syzmon Kudranski
今回、10タイトルの新シリーズが発表された中で、ビッグタイトルになる予感が感じられるのが「Misery」です。主人公はCyan Fitzgerald。以前はCyan Blakeと呼ばれていたと思うのですが、最近はWanda Blakeを「Wanda Fitzgerald」と紹介するシーンもあり、変更されているようです。横道に逸れましたが、TerryとWandaの娘であるCyanはSPAWN #150~#164における「アルマゲドン編」においてAl:Spawnとの感応を交わす力を持っていることが描かれていましたが、本作では明確に能力が描かれていて、人々の感情や痛みに影響を与えることができる力を持って成長しました。触れるだけで他人の痛みを感じることが出来ます。蔓延する悪によって犠牲になる罪のない人々を助けるといった物語になりそうで、ある意味「SPAWN」よりもヒーロー感が強くなりそうです。「KING SPAWN」では彼女の友人としてYokoという女性も登場しましたが、今まであまりCyanの周辺の人物は描かれませんでした。このタイトルではCyanとともに自分の能力に苦しむ10代のヒーローが登場するようです。もしかしたらDC Comicsでかつてはバットマンのパートナーであったディック・グレイソンを中心としたチーム「タイタンズ」のような感じになってもいいのかなと思います。
どうしても「SPAWN」がダークヒーローであるが故に、全シリーズがやや重いテーマで描かれていて、自分の能力に苦しむCyanの姿が想像できますが、以前からとても「強い女の子」として描かれていましたので、悲しみを乗り越えた姿を見せてほしいです。
1996年のコミックス作品「SPAWN/WILD C.A.T.S.」において、2015年の未来のヒーローとして現れたNew-Zealotの正体がCyan Fitzgeraldであったという裏話があります。ただそれは1996年に枝分かれしたパラレルワールドではないかと。ただ、この伏線を回収するような物語だったら30年弱を経て物語が繋がることになります。ある意味、面白いですね。
「SPAWN/WILD C.A.T.S #4」より
1996年に戻ったAl:Spawnはもう訳が分からなくなっていた。何故、未来では自分が魔王のようになっているのか。苛立つ彼はつい、New-Zealotへと手を挙げてしまい、その際にNew-Zealotの顔を覆っていたマスクが外れる。するとそこには信じられない姿があった。New-Zealotはワンダの愛娘であるサイアンだったのだ。 サイアンはAl:Spawnが自分の名を知っていることが不思議だった。母の教えに従い、名を伏せてきたのだ。その母は既に自分で命を絶っていた。Al:Spawnは堪らずサイアンを抱きしめる。そして彼はサイアンに言われた通り、Amuletを手渡した。
Al:SpawnがサイアンにAmuletを手渡すと、未来ではSPAWNに異変が訪れていた。手先から姿が消えようとし始めたのだ。また未来のWILD CATSのメンバーも姿を消し始めた。Amuletがもたらした狂った未来が変わろうとしていたのだ・・・
2025年公開予定とされている映画「SPAWN」とともに今後もSPAWNのさまざまな媒体での登場が期待できます。
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