SPAWN #152

SPAWN→CASE FILES SAM AND TWITCH
下段のクロスオーバー作品等を参照しても本編に戻れるようにしてあります。月内に刊行されたサブタイトルは順番にリンクしています。

SUMMARY :
In the depths of hell Spawn faces torture at the hands of The Grand Inquisitor Thamuz, who has sworn to uncover Spawn’s deepest secret or tear his soul apart trying. Meanwhile a thirteen-year-old boy is sent on a simple quest, unaware that the fate of mankind lies in his hands.

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SPAWN 151 SUMMARY:
In the depths of hell Spawn faces torture at the hands of The Grand Inquisitor Thamuz, who has sworn to uncover Spawn’s deepest secret or tear his soul apart trying. Meanwhile a thirteen-year-old boy is sent on a simple quest, unaware that the fate of mankind lies in his hands.

Sharing	Name	Sharing	Name
Title	non title	MANAGING EDITOR	Jennifer Cassidy
Dedicated to	Robert McGinnis		Tyler Jeffers
STORY	David Hine	SPAWN EDITORS	Brian Haberlin
PENCILS	Philip Tan		Todd McFarlane
INKER	Danny Miki	EXECUTIVE DIRECTOR OF SPAWN.COM	Tyler Jeffers
	Allen Martinez	MANAGER OF INT’L PUBLISHING FOR TMP	Suzy Thomas
	Ryan Winn	PUBLISHER FOR IMAGE COMICS	Eric Stephenson
	CRIME LAB STUDIOS
LETTERING	Tom Orzechowski
COLOR	Brian Haberlin
	Andy Troy
	Matt Milla
COVER	Philip Tan	SPAWN CREATED BY TODD McFARLANE

「クリス、貴方なの？」クリストファーの母が玄関の扉を開けると、身体が朽ち果てた少年が立っていた。母は思わずクリストファーのことを抱きしめた。すると母は外に女性の姿を見つけた。息子が帰ってくると言ってくれた沼の妖精 The Green Ladyの姿だった。だが、クリストファーにはマン・オブ・ミラクルスの姿しか見えなかった。 「おいで、クリス。もう行く時間だ。」「ママ、ごめんね。ここにはいられないんだ。」すると母は快諾し、また会うことを約束してクリストファーを見送った。
「何故、お母さんは貴方のことを女性だと思ったの？」Man of Miracles:「現実とは君が思っているかもしれないものよりも意外性があるんだ。彼女は自分が見たいと思うものを見ていた。彼女にとって君はいつも愛する小さな少年のままだ。それは間違いない。」
彼女はくじけずに生きていけるだろう。Man of Miracles:「だが、我々はまだやらなければいけないことがある。」 「何が起きるの？」Man of Miracles:「君は自分の死後に過ぎていった年月をどこで過ごしていたか、覚えているかい？君はアル・シモンズと呼ばれている男を覚えているかい？」
彼はとても勇気があり、誠実な男だった。だが、自分の純真さを失っていた。彼は戦士だった。自国の政府のために殺人術を訓練していた。彼の心にとってそれぞれの死は異なった氷の針だった。彼の心は凍えているんだ、クリス。 今、彼は君を必要としている。君は彼のために行かなければならない。彼は正に死地へと向かおうとしている。

その頃、魔界ではAl:Spawnがタムズの拷問を受けていた。彼の周りには見覚えがある好敵手たちが顔を揃えていた。タムズはMammonに声をかけた。「もう一度、私が思い出させます、Mammon卿。このクズのような欠片が何故、我々にとって脅威となり得たのか？」Mammon:「多分、お前は正しいだろう。結局のところ、こいつもだめなヘルスポーンに過ぎなかったのかもしれない。そしてそれが本当なら、こいつは私にとって使い物にならない。」 「それでは終わりにしましょう。」Mammon:「いいだろう、タムズ。お前が集めた尋問者たちに最悪を尽くすように伝えよ。死は肉体の消滅を超過した先にある。こいつに消滅することの意味を教えてやるがよい。」するとREDEEMERがAl:Spawnに鉄槌を下す。Redeemer:「魂が引き裂かれるがいい。」

一方、クリスとマン・オブ・ミラクルスは寂れた遊園地にいた。Man of Miracles:「君は落とし穴のなかにSPAWNを見つけるだろう。」「落とし穴？　どこにあるの？」Man of Miracles:「入り口はこの遊園地の中、ファンハウスの内部にある。」「僕はよく、おばあさんとおじいさんと一緒にここに来たよ。でも何か違って見える…」Man of Miracles: 「私は言ったよ、クリス。何もかも同じだ。全ての世界が変化していて、君はその世界が何かになろうとしているのに関与している。」「貴方は僕からまた離れようとしていない？」Man of Miracles:「私は君を信用している、クリストファー。SPAWNを見つけるんだ。立ち止まっていてはいけない。」

クリストファーの周囲には彼と同じように身体が朽ち果てた子供たちがいた。「ねぇ、みんな。ファンハウスがどこにあるが知ってる？」「アイスクリームを食べにいこうよ。タダなんだ。皆、全種類を食べているよ。」「よぉ、クリッシー・ベイビー、元気かい？」「貴方はここで何をしているの？」その店のなかにはまたビリー・キンケイドがいた。Billy:「聖書でも言っているように、”ふたりまたは三人が、わたしの名によって集まっている所には、わたしもその中にいるのである。”」 「僕は貴方を恐れてはいない！」Billy:「心配するな。俺は教訓を得ている。君にはやりこめられているよ。だけど悪くは思っていない。俺の商品を試してみないか？　全ての味が揃っている。炭疽菌から伝染病まで私は全て揃えている。さぁ、召し上がれ。青酸ソースがたっぷりかかったオレンジ剤だよ。」一人の少年がアイスを受け取る。「ありがとう、アイス屋さん。うぅん、美味しい。君も試してみるべきだよ。」「僕は貴方のアイスクリームなんていらない。僕はファンハウスに行くところなんだ。」Billy: 「ファンハウス！　どうして言ってくれなかったんだい。ファンハウスは俺の家だよ。おいで、のろま。ショーがまもなく始まる。」「僕は落とし穴に行かなければいけないんだ。」Billy:「落とし穴に行きたいのなら、ショーの間は座っていなければ。ショー無くして落とし穴無し。分かるか？　ショーを見る気になったかい？自分を見てごらん。純真そのものだ。俺は純真を貪り食うんだ。なんだ？玩具屋から持ってきたのか？」 クリストファーが持ってきたのはサムとトゥイッチの人形だった。Billy:「くそ！お前は限定品のREDEEMERや戦士リリスのイレギュラー品を手にすることが出来たのに、負け犬どもを選びやがった。」

トゥイッチは妻に電話をしていた。Twitch:「大丈夫だよ、スィート。私はすぐに帰る。リリーはどうした？彼女の咳は止まったかい。いいぞ。約束する。すぐに帰る。」テレビからは実況中継が続いていた。「世界中で発生している不気味な現象についてのレポートが多く寄せられています。ウェスト・バージニアではモスマンについて４つの確かな目撃情報が、またネス湖の怪獣のライブ映像、スイスの都市ジナルの上空では現在、UFOが目に見える場所で浮遊しています。」タム、タム、タム　Twitch:「何ですか？　屋根の上で何かの音が。」Sam:「くそったれの大群のようだ。」サムとトゥイッチが表に出てみると空から蛙が大量に降り注いでいた。 Twitch:「知っての通り、これは自然現象で、超常現象ではありません。」トゥイッチが話を続ける。Twitch:「よくある気象現象で、竜巻が小さな生き物を巻き上げて…」だが、サムは蛙を手にしてトゥイッチに見せた。その蛙の腹には不気味な口がついていた。とSam:「最初の血の川、UFO、異常なヒキガエル…」Twitch:「ええ、そうですね。私達はアルを見つける必要がありますね。」
サムとトゥイッチは車を飛ばし、ある建物の前に着いた。その建物からは叫び声が聞こえていた。二人が建物のなかに踏み込むと、壁には男の死体がぶらさがっていた。Sam:「あれはビリー・キンケイドだ。」そこにはSPAWNの姿をした少年がいた。Sam:「アルか？」「僕はアルじゃない。僕の名はクリストファー。僕は彼を殺すつもりはなかった。コスチュームがしたんだ。」 サムはクリストファーに声をかけた。Sam:「俺たちは君を助けに来たんだ。」「だめだよ。僕はSPAWNを見つけなければいけない。彼は落とし穴(PIT)と呼ばれている場所にいるんだ。」トゥイッチが壁にかかっていた布をどかしてみると”THE PIT”と書かれている場所を見つけ出した。その場所の奥には地底に続いている階段があった。三人はその階段を下っていく。地底に到着した三人の前には魔物が現れた。トゥイッチが拳銃で魔物を撃つが、まだその魔物は動いていた。サムが叫ぶ。Sam:「ここをとっとと出ていくぞ。」だが、トゥイッチはそれを制した。Twitch:「私が思うに、どこかへ私達を導こうとしているみたいです。」 三人はMammonの元へと辿り着いた。Mammon:「なんだ？　生きている人間がここに来るのを誰が許可したんだ？」Twitch:「黙ってください。サム、私が思うにそこにSPAWNがいると思います。」Mammon:「その通りだ。お前たちはヘルスポーンのコスチュームを来た違う誰かを連れてきたようだ。」「お願いだよ。僕はSPAWNを助けなければいけないんだ。」Mammon:「なんて不幸な。君は彼にさよならを言うことになる。何故なら我々はこの次元から彼の存在を永遠に消し去るつもりだからだ。」 「SPAWN？」Al:Spawn:「君は誰だ？」「僕はクリストファー。」Al:Spawn:「ああ、思い出した。クリストファー！俺は君を知っている。俺が誰だか、分かってきた。お前が正しいぞ、Mammon。俺はアル・シモンズであることに留まらない。単なるヘルスポーンに留まらない。俺は大群だ！」するとAl:Spawnの身体からは無数のヘルスポーンが生み出されていく。