Release date :Apr 26 2006
IMAGE COMICS
SPAWN→CASE FILES SAM AND TWITCH
下段のクロスオーバー作品等を参照しても本編に戻れるようにしてあります。月内に刊行されたサブタイトルは順番にリンクしています。
SUMMARY :
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The Angel Zera takes on the Forgotten in a battle to control the hosts of heaven. On Earth Kali lays waste to India and Spawn learns that as the End Time approaches some of the most terrible creatures of mythology are about to be unleashed. Meanwhile Sam and Twitch uncover the shocking truth about Spawn’s inner demons.
McFarlane.com
SPAWN 154 SUMMARY:
Armageddon is approaching and while the forces of heaven and hell are preparing for the final battle, mythological mosters are terrorizing mankind. Al Simmons, reborn as Spawn, has discovered that he harbors within him the life forces of innumerable dead souls. Two of these, Kumiko and Hiroshi, are battling zombies in Tenessee, while Spawn travels to India to confront Kali, the Hindu goddess of death.
Meanwhile heaven is beseiged by the Forgotten, in desperation, the defenders have released Zera, Queen of the Seraphim.
Sharing | Name | Sharing | Name |
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Title | non title | MANAGING EDITOR | Jennifer Cassidy |
Dedicated to | Ian Haberlin | Tyler Jeffers | |
STORY | David Hine | SPAWN EDITORS | Brian Haberlin |
PENCILS | Philip Tan | Todd McFarlane | |
INKER | Danny Miki | EXECUTIVE DIRECTOR OF SPAWN.COM | Tyler Jeffers |
Allen Martinez | MANAGER OF INT’L PUBLISHING FOR TMP | Suzy Thomas | |
Ryan Winn | PUBLISHER FOR IMAGE COMICS | Eric Stephenson | |
CRIME LAB STUDIOS | |||
LETTERING | Tom Orzechowski | ||
COLOR | Brian Haberlin | ||
Andy Troy | |||
COVER | Philip Tan | ||
SPAWN CREATED BY TODD McFARLANE |
天界の門では天界に所属する三人のシスターが話をしていた。
「誰が彼女を解放したのか?我ら三人はZeraに会うことができる唯一の存在のはず。」「私が彼女を解放した。忘れ去られし者どもは我らの門のすぐ近くまで来ている。天界の力が弱まったことなどない。私達にはZeraが必要なのだ。」「貴方にこの決定を下す権限はない。主たる神自身が彼女を封じ込めたのだ。」だが、それは罰として行なわれたのではない。Zeraは常に忠誠を誓っていた。彼女は忠誠を誓っていたが、千年もの間、神は王国の中の奥深く、踏み込めないような場所に彼女を投獄し続けた。理由は知っているでしょ、シスター。Zeraは私達のような熾天使。だけれども彼女はこの宇宙で最も力強い存在の一つでもあり、彼女の本質は正気の沙汰ではない…あれは彼女の力の源。闘いの中で、彼女の狂気はそれ自身が彼女の化身として現れる。闘いにおける、容赦のない獰猛な獣。私は彼女を解放する権限を持っていた。Zeraは私達の軍勢を勝利へと導くだろう。彼女は私達を忘れ去られし者どもから救ってくれるだろう。貴方は権限を持っているかもしれない、シスター。でも、誰がZeraから私達を救ってくれると言うのですか。
インド北部のベンガル
何時間も歩き続けてきて、僕たちが通り過ぎてきた全ての村には人気がなかった。そこの人々を連れ去ったであろう存在は近くにいる。僕は大気の中に死を嗅ぐことができた。僅かな生存者たちは山々から降りてきて、黒装束の無言の殺し屋について話をしている。Chris「なにが起きたの、アル?何故、立ち止まったの?」タギ―(インドにいた強盗団)の儀式が再開されていた。カリ―、死の女王の信奉者たち。Al:Spawn:「俺が思うに、行方不明になっていた村人たちを見つけたのだ。」そこには無数の死骸が放置されていた。恐怖政治下において、ならず者たちは百万以上の犠牲者を虐殺したと言われている。彼らは今までに最も凶悪な殺人者と呼ばれてきた。「働け。ここで自分の人生を終わりにしたくなければ。」彼らを許すわけにはいかない。Al:Spawnはならず者の一人を捕まえた。「AAAKK!!」Al:Spawn:「お前はここで何をしている? なぜ、あの人間たちを殺しているんだ?」「彼らは我らが母、Kaliの生贄になるんだ。彼女はこの悪魔の世界を排除するために戻ってきた。彼女はお前を魔界へと送り返すだろう。」Al:Spawn:「本当か?」そういうとAl:Spawnはならず者の息の根を止めた。Man of Miracles: 「私が思うに、君は未だに慈悲の価値を学んでいないようだな。」マン・オブ・ミラクルスだ。彼が現れた。Al:Spawn:「お前はここで俺にわざわざ講義しに来たとでもいうのか?最後に教えを被ったのは何だったか?”声に耳を傾けろ”だったか?」Man of Miracles:「そうだ、君は耳を傾けた。私は彼らの言語がやがて一つになると話したはずだ。 」Chris:「ならず者…貴方は彼と話をした。」Al:Spawn:「それで?」Man of Miracles:「彼は地元の方言で話していた。意味不明な、一種のウルドゥー語だった。」Al:Spawn:「だが、俺は彼の言葉を理解していた…」Man of Miracles:「その通りだ。君の内なる声から学んだのだ。もし君が彼らを救いたければ、Kaliを打ち倒すのだ。君は内なる声を聞き、理解することを続けていかなければならない。」Al:Spawn:「マン・オブ・ミラクルス、お前の周囲を見ろ!これが俺たちが話をしている死と破壊の女神だ。お前は俺がKaliと対話することでも期待しているのか?怒りをコントロールする心理療法か何かか? 多分、俺はここですべきことはないと思っている。」Man of Miracles:「君に選択の余地はない。」Al:Spawn:「俺にはいつも選択する権利がある。俺は天界や魔界によって支配されるのを拒絶してきた。お前が言おうとしていることなど、絶対にしないぞ。」 Man of Miracles:「ならば、君は何をするというんだ。世界中が四分五裂している間、君の路地裏でこそこそ歩き回るか?」
世の終焉では全てが壊される。もはや路地裏も都市もない。人類も残ることはない。全てが死ぬ。ワンダも、サイアンも。
Man of Miracles:「君は私のためにこれをするのではない。君がまだ大切に思う人々がいるのだ。彼らのためにするのだ。君がKaliを打ち破るには助けが必要だ。何をすべきか、クリスが知っている。私達はすぐに再会するだろう。」Al:Spawnがクリスに話しかけた。Al:Spawn:「彼は何者なんだ?」Chris:「僕も知りません。僕が知っているのは彼の側にいる時は安心できたことだけです。アル…僕はもう中へと入っていかなければいけないです。」Al:Spawn:「君は自分がすることを知っておいたほうがいいと思うぞ。」Chris:「僕もそう思います。」突然、クリスの身体を黄緑の光が包み込んだ。Chris:「僕の目!見えるよ!」
するとそこは砂漠で、二人の男女が座っていた。「OM TRYAMBA KKAM YAJIMAHE SUGANDHIM PUSTIVARDHANAM…」 二人は分からない言葉で何かを唱えていた。クリスが声をかける。Chris:「こんにちは。」「君は餓鬼道の亡者か?」Chris:「いえ、違います。僕の名はクリストファーといいます。」「君は辿り着いたばかりだね。君も我々と同じく、ここで転生を果たしたんだ。私の名はアマル・スレンドラ。彼女は妻のシャンティだ。」Chris:「貴方はどこに来たか、知ってるの?」「ええ、ここはSPAWNの頭の内部だと思います。」「ここは亡者の領域よ。餓鬼道の領域。」Chris:「それはヒンドゥーですね。僕はマイ・マザーズ・パブテストです。」「貴方が自分の宗教にどんな名を付けるかは問題ではありません。真実は真実です。私達は死に、死すべき人々の世界を旅立って、私達のカルマが私達をここへと導いてきたのです。私達は世俗的なものにあまりにも帰属していて、ここに残されたのです。飢えと渇きが満たされぬ場所。私達が自らの切望感や所有欲から自分自身を解放することを学ぶまで、ここにいるのです。」Chris:「でも、貴方たちは何も持っては…」「私達は1つのものを持っています。」彼女の腕の中には布で包まれたものがあった。Chris:「じゃ、それを手放して。」「出来ません!これは私達にとってとても大事なものです。手放す準備が出来ていません。」Chris:「見て!僕は餓鬼道についてはよく知りません。でも貴方たちが現実の世界で必要とされていることを知っています。さぁ。」 クリスは二人を現実の世界へと導いてきた。「私達はどこにいるの?」「ここは地獄か?」するとAl:Spawnが答えた。Al:Spawn:「ここはベンガル。バラフプールの北部の山中だ。」「ここで何が起きたんだ? 貴方がこれをしたのか?」Al:Spawn:「ここの人々はKaliの信徒によって殺されたんだ。俺はこれを終わらせにここにいる。」「貴方はSPAWNね。クリストファーが言っていた。貴方が私達の助けを必要にしていると。」Al:Spawn:「Kaliについて教えてくれ。」「私達は彼を信頼していいのか。彼を見ろ。」「私は彼を信頼するわ。それに彼を教え導くのに何か害になることがありますか?」そういうとシャンティは語り始めた。「Kaliは聖なる母。彼女を理解するには、貴方はヒンドゥー教での神の概念について理解する必要があります。私達の宗教は、死と転生の多くの循環の旅に基づいています。ニルヴァーナ(涅槃)の階層へと辿り着くこと。涅槃とは私達が自分の肉体を霊的な完成の域まで超越させる場所。私達はヴェーダ(ヒンドゥー教の聖典)によって導かれています。神の伝説が綴られている知識の本です。幾つかの伝説によると、神はマヒシャースラと彼の悪魔の軍団と闘うために、純粋な光のなかからKaliを生み出しました。Kaliは悪魔の軍団を叩きのめし、彼女の剣で粉々に掻き切り、彼らの頭を彼女の歯で引きちぎった。やがて陸地は死体の山で覆い尽くされた。悪魔たちは打ちのめされた。しかしKaliは死に酔っていた。彼女は死体を噛み切り、血を飲み干すのを止められなかった。最終的に彼女の夫であるShivaが死体の横に横たわった。 Kaliが自分の足の近くで、Shivaの裸の身体を掻き切った時、彼女は恥ずかしさで身の置き場もなかった。そして破壊は終焉へと向かった。でも貴方は理解しなければならない。この話は寓話であり、私達の本性のなかにある生産的な面と破壊的な面との間の永遠の闘いを現しています。これは正真正銘の真実を意図しているものではありません。Kaliは神話です。」Al:Spawn:「彼女のことを教えてくれないか。」するとそこにKaliが現れた。Kali:「愚かな悪魔よ。お前は我がお前を追い詰める手間を省いてくれた。」Al:Spawn:「貴女は誤解している。俺は悪魔じゃない。俺は貴女の恐怖の統治が始る前に、それを終わらせにきたんだ。」Kali:「恐怖だと?我は死すまで力なり。我が殺したる者どもは転生した。しかしお前は…お前は空っぽの存在だ。お前は自分が殺した者どもによって破壊される。そして今、我がお前を破壊してやる!」
テネシー州 ジョシュア・クリーク。ヒロシ老人は窓の外を窺っていた。窓の外にはゾンビ達がいる。Hiroshi:「奴らはそう、多くはいない。儂らは表に出て奴らを退治すべきじゃ。」だが、孫娘のクミコが反論した。Kumiko:「何故?私達はあのゾンビたちとそんなに違いはないわ。私達も死んでいるのよ。」Hiroshi:「儂らはここでは場違いな存在じゃ。儂らは目的のために連れ戻されたのじゃ。儂らの命もすぐに終わりを告げる。」Kumiko:「おじいちゃん、貴方が私を殺したと言っていたのはどんな意味があるの?」Hiroshi:「お前は思い出せんのか?」Kumiko:「ええ、確かには。ほんの少し。私は母と父と言い争っていたのを覚えている。」
それはクミコの実家だった。母がクミコを叱っていた。母:「だめよ、クミコ。そんな服装で着飾って表に出かけるものじゃありません。」父もクミコを止めようとする。父:「お前は売春婦のように見えるぞ。」Kumiko:「女の子のみんながこんな感じに着飾っているわ。愚かな両親が言う通りにする醜い娘や退屈な娘以外はね。」お前はいつも口論をしていた。彼らの家で住んでいて、儂にとっては耐えられないものだった。Hiroshi:「クミコちゃん…」Kumiko:「貴方の賢ぶった言葉で私の時間を無駄にしないで!貴方は使えない老人よ。誰も貴方の言葉を聞こうとはしないわ。」Hiroshi:「儂に敬意を示すべきじゃ、孫娘よ。」Kumiko:「誰も貴方を尊敬などしていないわ。貴方は母さんや父さんが貴方の目が届かないところで何を言っているか、聞くべきだわ。ここでは貴方にプライバシーなどないの。客が来た時は、貴方は彼らの邪魔者よ。行って、二人に聞いてみて!」父:「父さん、私は…」Hiroshi:「儂は散歩に出かけるとしよう。お前たちにプライバシーを与えるために。」
ヒロシ老人はカタナを手にした。儂はお前が言った場所を知っていた。何週間もお前の後をついて行っていた。薬のことは知っていた。そしてお前が薬代をいかに支払っていたか、知っていた。愚かなことじゃ。儂は今、そのことを知っている。儂は家屋の塗装の仕事をリタイヤした経営者に過ぎなかった。だが、儂らの祖先はサムライだった。儂はお前を救い、儂ら家族の名誉を取り戻せると思っていた。「ギンジ、玄関に誰がいるのか見てこい。」不良どものリーダーがギンジに命じた。Ginji:「あんた、何しに来たんだ?」Hiroshi:「儂はクミコのために来たんじゃ。」 Ginji:「HAHA、アンタにそんな元気があるとでも思ってるのかい。俺らはアンタが心臓麻痺で死んでもらおうとは思っちゃいない。」Hiroshi:「お主は自分のことをお偉方と思っておるようじゃが、お主はその器ではない。お主は三流じゃ。」そう言うとヒロシ老人はギンジを斬りつけた。Ginji:「こいつを殺せ!」リーダーが拳銃を老人へと向けた。その瞬間、クミコの本来の姿を見せてくれた。Kumiko:「だめ!彼を傷つけないで!」クミコはヒロシに向けられた拳銃の前に飛び出してきた。儂はお前を救うために来た。だが、儂を救うために身を投げ出してくれたのはお前じゃった。
Kumiko:「私、思い出したわ。私は貴方を見下していた。私の両親に対しても…私はあまりにも自分勝手だった。若いってことが全てだと思っていた。私を許して、おじいちゃん。」Hiroshi:「儂はお前を良く知ろうとすべきじゃった。儂はお前に詫びたい、クミコちゃん。」Kumiko:「私達は今、何をすべきなの?」Hiroshi:「どういうわけか、儂らはSPAWNと繋がっている。彼は目的のために儂らをここに送り込んだのじゃ。儂らには救うべき町がある。」Kumiko:「私は新しい武器が必要よ。」Hiroshi:「お前のコスチュームがお前のために新しい銃を作ろうとしている。」Kumiko:「銃じゃないわ、おじいちゃん。何かもっといいものよ。」大太刀を手にしたクミコはヒロシ老人と一緒に闘いの場へと向かった。Kumiko:「行きましょう、ゾンビたちを退治しましょう。」
ワンダの家では
テレビがジョシュア・クリークの惨状を伝えていた。「テネシー州のジョシュア・クリークから伝わった噂では町は生ける死体たちで溢れ返っています…」アナウンサーはクミコとヒロシ老人が生存者を救っている様を伝えていた。ワンダの双子の一人、Jakeがテレビを見ながら呟いた。Jake:「あの二人の、場をしらけさせる連中はどこから来たんだ?」すると双子のもう一人、Katieが答えた。Katie:「話をされているゾンビ達はダサいわ。」Jake:「あぁ、そうだな。お前のKaliとやらは未だニュースにならないぞ。」Jakeはハムスターを透明の器の中に閉じ込めていた。ハムスターには沢山の蟻が集っている。Kateはバットを手にしてJakeの背後に近付いた。Katie:「Jakey..アンタ、ハサミで私に何をしたか思い出せる?」その時、ワンダは家に帰り着いていた。ベビーシッターのCeliaに礼を行って部屋へと入っていく。するとそこには驚愕の光景が待ち構えていた。Katie:「私、こいつと話したの。こいつが悪かったって。」Katieは血塗れのバットを手に持っており、床には頭を粉々にされたJakeが横たわっていた。
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