SPAWN #38

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Release date : Dec 1. 1995
IMAGE COMICS
SUPREME vol.1 #0
下段のクロスオーバー作品等を参照しても本編に戻れるようにしてあります。

SUMMARY :
While Cog explains how Spawn’s former government masters tricked him, more trouble brews elsewhere. The late scientist Frederick Wilheim worked on two secret projects: fusing bionics with an ape for the government and re-animating his dead wife. Wilheim died before he could help his wife, but not before creating Cy-Gor – a hulking mass of cyber-simian fury!
IMAGE COMICS.com  McFarlane.com

Spawn #37 Summary:
The Freak is introduced into the alleyways, and is threatened by street thugs. Spawn steps in and rescues the Freak from his attackers. As the Freak explains his origins, Spawn realizes that both of them are victims of evil men. The Freak convinces Spawnto after “Dr. Delorean” with him to avenge the murder of his entire family. Unknowingly, Spawn finds himself an accomplice to an innocent man’s murder.

SharingName      
TITLE“MIND GAMES”
Dedicated to:Marv Wolfman
storyTodd McFarlane,
Julia Simmons
pencilsTony Daniel
inksKevin Conrad
lettersTom Orzechowski
colorTodd Broeker
computer color assistsRoy Young
Director Of
Creative Development
Terry Fitzgerald
Graphics CoordinatorJulia Simmons
FOR IMAGE COMICS
exec. directorLarry Marder
publisherTony Lobito
coverKevin Conrad,
Tony Daniel
NEWSSTAND版の表示は終了します。

Marv Wolfman:コミックス原作者。Gene Clanとともにヴァンパイア・スレイヤーの”Blade”を手がけ、DCコミックスでは”The New Teen Titans”、George pérezとともに”Crisis on Infinite Earths”なども手がけた。

一人の男がフレデリック・ウィルヘルム博士の研究所を訪れた。彼の名はChris:クリス。
研究所はひっそりとして誰もいないようであった。微かな雑音に導かれて入った部屋ではテレビが砂の嵐を映し出していた。 なにかないのか。クリスが探しているとテレビの前には沢山のビデオが並んでいたが、目ぼしいものはない。ならばビデオデッキに入っているテープはどうだ。クリスは再生ボタンを押した。
ビデオにはウィルヘルム博士が自身の研究について語っている光景が映し出された。彼の研究のそもそもの理由は、妻であるアンナを救うことにあった。看護婦であったアンナはウィルヘルム博士と結婚した後、二回の流産を経験し、その後病に倒れた。 アンナを救うためならばなんでもやった。しかもその研究を聞きつけたアメリカ陸軍が「サイバネティクス類人猿」計画:Cybernetic Simian Projectの指揮を依頼してきた。経済的援助はウィルヘルム博士にとって無視できるものではなかったが、それによって彼は研究の結果を出すことを強いられるようになる。
元々は超人間を造る計画であったが、工学部品を身体に埋め込むには人間の心が苦痛に耐えきれず難しいという結果は既に出ていた。そこで博士はゴリラに工学部品を埋め込むこととした。暗号名「Cy-Gor:サイ・ゴー」だ。ゴリラは工学部品を埋め込まれることによる苦痛にも耐えられる。 だが、最終目標は超人間である。人間の脳をゴリラに移植することは耐性の問題で難しかった。そのため、人間の思考プロセスをゴリラに移植する方法を探していた。その研究に没頭するあまり、博士は発作を起こし倒れてしまう。身体を動かすことが出来なくなった博士が苦悩を訴えているところで停電が起き、ビデオが止まってしまった。 クリスは椅子から立ち上がると、何か他に研究過程が判るようなものを探しに別の部屋に行く。そこにはミイラ化したアンナの死体があり、その横に溶液に浸されている脳が置かれていた。アンナは既に死んでいたのだ。


だが、脳を保存することでサイ・ゴーへと精神を移植する研究が続けられていたのだ。 元の部屋に戻り、ビデオの続きを見たクリスは、博士が実験体を誰かが殺してくれることを願っていた。何を殺す? クリスの探求心はもう止められずにいた。次々と他の部屋を物色していたクリスはついにその実験体を見つけ出した。皮肉にも自分がその実験体の餌食になることも知らず・・・
路地裏ではAl:Spawnが銃を探していた。目当ての銃を手に入れたAl:Spawnの心にはジェイソン・ウィンへの復讐が沸々と沸き上がっていた。ウィンを始末した後は、裏切者のテリーを始末するか。いきり立つAl:Spawnの前にカリオストロ卿が現れ、忠告を始めた。かつて大統領の警護をしていたアル・シモンズは政府の諜報部隊へとヘッドハンティングされた。 アルはそのことにあまり疑問を持っていなかった。自分が優秀だからか? だが、カリオストロ卿はアルの知らない事実を語る。元々、アルを諜報部隊へと引き抜いたのは大統領の指示ではなかったのだ。それは大統領の部下たちが企てたものだった。彼らは大統領を失墜させようとしていたのだ。だが、それはアル・シモンズの存在が障害となっていた。 アルは既に国家の英雄ともいえる存在になっていた。暗殺も出来ぬ。ならば、いっそ身内に引き込み、軟禁状態にするか。それがアル・シモンズが引き抜かれた本当の理由だという。ならば何故、アル・シモンズは暗殺されたのか。それを知るにはまだジェイソン・ウィンの存在が必要だという。今のままでは操り人形のままだ。 そろそろ自分自身の考えを持ってもいい頃じゃろう。そう言いながらカリオストロ卿はその場を去った。

迷ったAl:Spawnはワンダの母であるブレイクの元を訪ねていた。彼女は盲目故にAl:Spawnの姿を知らずに接していた。アル・シモンズを英雄として主からの思し召しを受けることを信じているブレイクの言葉は復讐心だけに突き動かされていたAl:Spawnの胸に刺さるようだった。 しかもワンダのもとに悪魔が来て、自分をアル・シモンズであるかのように信じさせようとしたのだという。その悪魔はテリーの命も狙っていると。あんたが二人を助けてあげられないか。ブレイクの申し出にAl:Spawnは静かに「やってみます。」とだけ答えた。その悪魔が自分のことであることを告げられぬまま。


Chris

Al Simmons
SPAWN

Count Nicholas Cagliostro

Dr. Frederick Willheim

Frederick’s wife
Anna Willheim

Michael Konieczni
Cy-Gor

“Grannie”
Rosemary Blake

ゴリラを使って実験していたDr. Frederick Willheimが生み出した物がCy-gor。この号ではフレデリック・ウィルヘルム博士実験の最終段階で、亡くなった妻Annaの脳を移植するつもりであったことが描かれているが、描写ではミイラ化したAnnaの隣に彼女のものであろう脳が溶液に浸されたまま保管されている。そして現場を見て逃亡しようとしていたChrisはCy-Gorに襲われる。そうなるとCy-Gorの頭の中にある脳は誰の物か。それはSPAWN #57で明かされます。Al:Spawnが救出したMajor Forsbergが以前に目にした資料の中にMichael Konieczniという名前があったことを覚えていました。

さて、”SPAWN #57″を読んで以来、ずっと”Michael Konieczny”だと思っていました。思っているというよりも上記の画像のように”Konieczny”と書いてありますもん。それが現在では”y”が”i”に変更されています。名前としては”Konieczni”が正しく、”SPAWN #57″の表記が違っていたのだと思います。ずっと”SPAWN”のLetteringを担当しているTom Orzechowskiとしては珍しい間違い。というか、これはPlotでは”Konieczny”になっていたのかもしれません。


Series-4(1996)
Cy-Gor(Purple, Silver/Gold, White)

Series-12
(Deluxe Figure 1998)
Cy-Gor2

Series-26 The Art of Spawn(2004)
Spawn vs. Cy-Gor (Issue 57 Cover Art)

Series-30 Adventures of Spawn
(2006)
Codename Cy-Gor

RAW10 (2020)
CY-GOR

CYGOR (Megafig)
(2021)

GOLD LABEL (2023)
CYGOR(Patina Edition) 

SHE-SPAWN & CYGOR
GOLD LABEL 2PK
(2023)
プロフィール
この記事を書いた人

こんにちは!私の名前はSeiji Iwasaです。 ニックネームはKildareです。
IMAGE COMICS(アメリカンコミックス)のSPAWN、またIMAGE COMICSで活躍した後にMARVEL COMICSへと移籍したANGELAに関するコミックスの収集家です。自分のコレクションを紹介するとともにそれらのコミックスの内容などについても紹介しています。紹介するコミックスに興味を持たれましたら幸いです。またそれ以外にも自分の趣味のものなども随時、紹介しています。

Hello! My name is Seiji Iwasa. Please call me "Kildare".
I am a collector of comics related to SPAWN from IMAGE COMICS (American Comics) and ANGELA, who was active at IMAGE COMICS and then transferred to MARVEL COMICS. In addition to introducing my own collection, I also introduce the contents of those comics. I would appreciate it if you were interested in the comics I introduced. In addition to that, I also introduce my hobbies from time to time.

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