SPAWN #71

Release date : Apr 1 1998 IMAGE COMICS
CURSE OF THE SPAWN #17	CURSE OF THE SPAWN #18
クロスオーバー作品等を参照しても本編に戻れるようにしてあります。月内に刊行されたサブタイトルは順番にリンクしています。

SUMMARY :
While seeking a break from their detective work, Sam and Twitch stumble on to a chaotic scene in a lounge that defies explanation. The bar patrons are fighting violently while appearing to be in a trance-like state. They then observe someone kidnapping one of the girls. Losing the suspect, they later find the girl with her throat ripped out. Meanwhile, as Spawn surveys the aftermath of the alley war, he is attacked by a vampire (Wolfram).
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SPAWN №70 Summary
Twitch is able to break free from his captor, the Freak, when he is distracted by Spawn’s sudden appearance. Then, as Sam, Twttch and Spawn struggle together to stop the slaughter in the alley, they feel their curious bond intensifying. However, they all are puzzled when Spawn becomes ineffective in a certain area of the alley called the ‘dead zone’. Discovering that the Freak has slipped away, Spawn tracks him down and unleashes the worms and insects on him until he is drowned by their mass. Earlier in the day, Wanda again witnessed Cyan’s psychotic behavior over losing her soother and necklace out the car window.

Alan Hassenfeld:1998年当時はハズブロ・トイズ(Hasbro Toys)の会長兼最高経営責任者(CEO)。Marvel Comicsのキャラクターのフィギュアの販売を手掛けていたHasbroはMcFarlane Toysとの関係も深い。

ウジ虫等の魔の使いがフリークの身体を埋め尽くすのを見て、Al:Spawnは密かな満足感を感じていた。「ブラボー！」カリオストロ卿が声をかける。お主は今夜の狂騒に指一本すら動かなかった。何人の犠牲者が出たと思っておるのじゃ。この地球にお主がおることに意味があるのだ。ホームレス達とお主は一蓮托生。人間に戻りたいなら、人間らしく振舞え。デッドゾーンが何故、路地裏にあるか、判るか？　あそこは天界の領分。そこでお主を観察している者がいる。魔界の者が地球を歩き回るのを天界が黙っているとでも思ったか。お主は出発点から二歩も進んでおらん。生き残りたくば、この状況をなんとかせねばならん。

その頃、ワンダはサイアンの奇行を思い出していた。夫のテリーにも連絡したが、今日も帰りが遅い。帰ってきたテリーは子供の悪ふざけだと言い、取り合おうとしなかった。ワンダのイライラが募る。

一方、サムとトゥイッチはスポーンを探していた。頭でも冷やそうか？　サムはそう言い、トゥイッチを連れて場末のクラブに入っていった。だが、そこでも客たちが争い合っていた。ちょっと待て。サムは気を静めて、騒ぎの中の元凶を探していた。「いた！」一人だけまともな男が女性店員を連れて裏口から出ていった。「あれだ。」サムはトゥイッチを連れ立って裏口へと向かう。だが、その時には男の姿はなく、喉を掻き切られた女性店員が打ち捨てられていた。

路地裏には警察が到着していた。一体、何が起こったんだ。Al:Spawnは路地裏の部屋に姿を隠し、木枠の割れ目からその光景を見つめていた。そしてカリオストロ卿の言葉を思い出す。善かれ悪しかれ、ここはAl:Spawnの一部であり、自分の家なのだ。そこに怪しい者が出入りすれば、すぐに分かったはず。

Wolfram

Yoo-hoo! Deadboy!
よっ、死人くん！

そう、声をかけられて振り向くと一人の男が立っていた。その男は吸血鬼。だが、どうやら魔界の仲間ではないらしい。男が襲いかかってくると、Al:Spawnはまた力を失う。デッドゾーンだ。吸血鬼がAl:Spawmの喉元に牙を突き立てると、それを制する者が現れた。それはホームレスの一人、ブーツィだった。

Count Nicholas Cogliostro	Al Simmons SPAWN	Cyan Blake
Cyan’s shoelace	Wanda Blake	Terry Fitzgerald
Sam Burke	Twitch Williams	Vanpire Wolfram
The watcher of Heaven Bootsy

吸血鬼であり、Heavenの使い魔のWolframが前号から登場し、Bootsyの本来の姿(Heavenが遣わした監視役)も明かされたが、その次の”SPAWN #71″よりSTORYにBrian Holguinが参加し、Todd McFarlaneと共同執筆をすることとなった。彼はここから2005年のSPAWN #150まで、そして復帰した#185～#190までStoryを担当する。KISS:Psycho Circus(1997)を経てSPAWN本編に参加し、SPAWN:The Dark Ages(1999～2000、#1～#14)、Ariaシリーズ(2000～2003)、SPAWN:Godslayer(2007～2008)なども手がけた。ダーク・ファンタジーを得意としている。