SPAWN #84

SPAWN→SPAWN THE DARK AGES→SPAWN THE UNDEAD
下段のクロスオーバー作品等を参照しても本編に戻れるようにしてあります。月内に刊行されたサブタイトルは順番にリンクしています。

SUMMARY :
Twitch puzzles over the case of Billy Kincaid and forms a plan with Spawn to stop Kincaid from possessing innocent people, coercing them to perform unspeakable crimes and then sentencing their souls to Hell. Knowing his family is a target of Kincaid’s, Twitch convinces Helen to take the kids away for a while. Later, his fears are confirmed when he and Sam receive a hit list with his family, the Fitzgeralds and Granny Blake named.

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SPAWN №83 Summary
Spawn approaches Sam & Twitch again about discovering an effective way to stop Billy Kincaid from supplying Hell’s army with souls. Meanwhile, a reassigned Jason Wynn hallucinates that he is as powerful, deadly, and ruthless as the legendary Genghis Khan. As he images himself “Jason the Conqueror,” he opens fire on innocent people in a restaurant. Later, when he returns to reality, he finds himself dirty and disoriented in Spawn’s alley where Bobby befriends him.

Sharing	Name	Sharing	Name
TITLE	THE WAITING	president of entertainment
Dedicated to	Mike Barnes		Terry Fitzgerald
PLOT	Todd McFarlane	executive director for publishing
	Brian Holguin		Beau Smith
STORY	Brian Holguin	director of production	Melanie Simmons
PENCILER	Greg Capullo	art director	Brent Ashe
INKER	Danny Miki	designers	John Gallagher
COPY EDITOR and LETTERING	Tom Orzechowski		Boyd Williams
COLOR	Dan Kemp Brian Haberlin Dave Kemp	executive director for Image Comics
			Larry Marder
COVER ART	Greg Capullo
	Todd McFarlane

うひょー、天使だな。ビリー・キンケイドがベッドで眠るサイアンを眺める。おいで、サイアン。俺たち仲間だよ。その悪夢から目を覚ましたAl:Spawnは言葉にならない叫び声を上げる。

その頃、トゥイッチはベッドで眠る妻、ヘレンを眺めながら考えていた。彼女に真実を伝えても信じてはもらえないだろう。連続幼児殺人事件犯ビリー・キンケイド。その手口は醜悪だった。殺されたはずだった。幽霊など信じない。だが、論理的には話がつかない脅威が迫っている。するとそこにAl:Spawnが訪れる。Al:Spawnはカリオストロ卿と話した作戦をトゥイッチに伝えた。 作戦は判ったが、ふとトゥイッチはAl:Spawnに問いかけた。「そもそも、あなたの正体がわからない。血の通った人間ですか？ それとも幽霊？」Al:Spawnにも答えがなかった。だが、トゥイッチはAl:Spawnを人間だと言う。そうでなければ、そんなに悩み苦しむはずがない。Al:Spawnにはその言葉がグサリと来た。トゥイッチは残っていたビールを取り出す。ヌルいビールを仲間と一杯やってのは遙か昔のことでしょう。

一方、サムは以前の警察時代の友であるシルバートに呼び出されていた。シルバートはマークのことを訪ねてきた。犠牲者には皆、同じ紋章が首筋に残っていた。サムはサラ・フロストの死体を見た時に予測でもしていたかのように首筋に紋章を探り当てていた。シルバートにとってはそれぐらいしか手掛かりがなかったのだ。隠し事を続けるようならしょっ引くからな。シルバートはサムに告げた。

また、ジェイソン・ウィンもトラブルの渦中にいた。路地裏で目を覚ましたウィンを見て、ボビーがドーナツを勧めた。「触るな。俺を誰だと思っているんだ。」街に出たジェイソン・ウィンは公衆電話から連絡を取った。

トゥイッチは妻と話をしていた。全てを話すことができない。それでは理解を得ることはできないことは分かっていた。妻が腹を立てるのも分かる。だが、今に危機が訪れている。しばらくでいい。身を隠してくれ。

テリーの家ではワンダが物音に驚き、サイアンを探していた。サイアンは星条旗を身に纏い、告げた。「かわいそうなひとがうちのことをしんぱいって。まもってあげたいけどじしんがないって。」

トゥイッチはサムを酒場に呼び出していた。キーストーン。警官御用達のバーだ。二人にとってこれが正念場だと理解していた。Al:Spoawnが語った作戦。それに全てがかかっている。「バッチを捨てたことを後悔してるか。」サムはトゥイッチに問いかける。するとそこに一人の警官が現れた。書類を届けるように言われたのだという。二人がその書類を目にしたときにはその警官は姿を消していた。 それはビリー・キンケイドからの挑戦状だった。今の警官は？　トゥイッチは名札を見ていて名はラファティーだった。サムは言う。「テリーとワンダを避難させないと。それにラファティーを探すんだ。」

路地裏ではAl:Spawnがいた。決着を付ける時が来た。「時間が来た。スポーン。用意はいいか？」カリオストロ卿がAl:Spawnに声をかけた。