Release date : Jan 12. 2000
IMAGE COMICS
SPAWN→SPAWN THE DARK AGES→SPAWN THE UNDEAD→SAM AND TWITCH
下段のクロスオーバー作品等を参照しても本編に戻れるようにしてあります。月内に刊行されたサブタイトルは順番にリンクしています。
SUMMARY :
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Reneé, a young runaway, has her bravery and pain tolerance tested in exchange for a place to stay in an abandoned house. Later, Mark, the master of the house, drugs her and begins a sacrificial ceremony when Spawn intervenes. And even though Mark demonstrates a hypnotic power over others he comes in contact with, he wants Spawn’s powers. Mark makes Spawn an offer to exchange powers and lives.
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SPAWN №90 Summary
Spawn finds three nervous young men in an abandones house with the dead body of an Asian girl. All three tell different stories about her demise and the events leading up to it, but each of their stories point the finger at each other. Justice is served when Spawn gives the knife and the opportunity to carry out the sentence to one of them. He then takes the unlucky knife-wielder away to carry out his own brand of justice.
Sharing | Name | Sharing | Name |
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TITLE | Black cat bones part 1 | president of entertainment | |
Dedicated to | My boy, Jake | Terry Fitzgerald | |
PLOT | Brian Holguin | executive director of publishing | |
Todd McFarlane | Beau Smith | ||
STORY | Brian Holguin | managing editor | Melanie Simmons |
PENCILER | Greg Capullo | art director | Brent Ashe |
INKER | Danny Miki | designers | John Gallaher |
Lee Matsunami | Boyd Williams | ||
COPY EDITOR and LETTERING | Tom Orzechowski | publisher for Image Comics | |
Jim Valentino | |||
COLOR | Dan Kemp | ||
Brian Haberlin | |||
COVER ART | Greg Capullo | ||
Todd McFarlane |
カリフォルニア州サンタモニカ ビーチからは波の音が聞こえていた。それを掻き消すようなサイレンの音。現場には警察が到着していた。ポセイドンの像が持つ三叉の槍には男が仰向けに刺さっていた。向かいのビルの屋上にはAl:Spawnが現場を見つめていた。
その二日ほど前、協会の前では神父と警官が猫の死骸について話をしていた。虐待された跡がある。警官は動物サービスに連絡すると告げた。その光景を相棒と一緒に見ている男がいた。名前はマーク。マークは相棒を連れ立ってマーケットに顔を出す。店員にこの前、飲んだコーヒーは猫のしょんべんの味がしたと言いがかりをつける。 そして、その隙に相棒が店の物を盗んでいた。マークはこの街のゴロツキ達のリーダーだった。彼の元に一人の少女が現れる。名前はレニー(Renee)。友人のRickyを探しに来たのだという。マークはそんなガキもいたがしばらく目にしていないと言う。またレニーは自分の居場所を探していた。「いいだろう、お前にチャンスをやる。」 そういうとマークはレニーに腕を出せと言い出した。「俺の腕とお前の腕でこの煙草を挟むんだ。俺は恐怖をコントロールできるので痛みも感じない。どちらかが先に動くか、だ。」煙草がだんだんと短くなっていく。そしてレニーが先に動いてしまった。「お前が負けたのは弱いからだ。強き者は弱者を獲物にしてきた。古くからの教えだ。この世界の聖なる規律である。」
その頃、マンハッタンでは映画館の前で一人の女性が窓口の店員に文句を言っていた。「このチケットは一月も前に買ったのよ。」そんなやり取りのなか、息子が一人でその場を離れていった。彼が向かった先にはAl:Spawnがいた。彼の目は黄緑色に怪しく光っていた。「シモンズ、隠れても無駄だ。お前がしてきたことを我らが忘れるとでも思ったか。」Al:Spawnは少年のなかに潜む魔物を見つけていた。 「その少年から離れろ!来た場所に戻るがいい。お前の主に俺の時間を無駄にするなと伝えろ。」
「ロニー! ロニー!」母は姿を消した息子をやっと見つけた。「ずっとこの映画のポスターの前にいたよ。」
一方、マークはアジトの床に魔法陣を描き、呪文を唱えていた。彼は魔力を操ることが出来ると信じていた。その後、マークは街にあるクラブに姿を現わした。客たちは音楽に合わせて熱狂していた。こいつらは今夜が人生で最後の日だと知ったらどうするだろう。泣き叫び、慈悲を、許しを乞うのだろうか?
すると一人の客がマークに因縁をつけてきた。俺のビールを蹴飛ばしやがったな。するとマークはその男の目を覗き込む。男は口のなかから小さな蛇が無数に湧き出てくるのを感じた。だが、他の客には何も見えなかった。「医者を呼んだほうがいいんじゃないか。」
マークがクラブを出ると、そこにはレニーがいた。「みんな、あんたのことをなんて呼んでいるか知ってる? 獣のマーク。あんたが悪魔の狂信者だって聞いたわ。」ふと、マークは彼女に興味を持ち、アジトへと連れて帰る。「何、それ?」マークが勧めるドラッグを飲んだレニーは意識が朦朧としてきた。そして魔の刻である深夜、レニーは吐き気を催し、隣の部屋に行く。 するとその部屋は嫌な臭いがした。死臭のようなもの。その時、レニーは床に死体袋を見つける。チャックを開けてみるとそこにはRickyの遺体があった。
その頃、マークは魔法陣の前で呪文を唱えていた。そこに現れたのはAl:Spawn。マークは自分が魔物を召還したと思っていたが、Al:Spawnは隣の部屋に行く。そこには裸にされたレニーがケージのなかに閉じ込められていた。「近寄らないで!」レニーは悲鳴をあげる。「俺はお前を救いにきたんだ。」そう言うAl:Spawnの周りには炎が立ち、円陣を描いていた。「遂に捕まえたぞ!」マークは遂に魔界との交信に成功したのだ。
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