Release date : Dec 11, 2023
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2024年においてTodd McFarlaneはいくつかのSPAWN NEW SERIESの開始を構想しています。
“Spawn:The Dark Ages” by Liam Sharp
Liam McCormark-Sharpは原作者であるBrian Holguinによるヘルスポーン:Lord Covenantの数奇な物語 “Spawn:The Dark Ages (1999)”においてアーティストとして参加し、伝記を思わせる画風で新たなヘルスポーンを描きました。12世紀を舞台にかつては十字軍の兵士として戦うことを任された騎士が呪われたヘルスポーンの力に戸惑いながらもリヴァレン男爵の軍の統括者ガイ・デュブランとの闘いを経て生きる意味を見出していきました。メイブという少女が率いる「子供たちの軍隊」を支えながらもメイブは異教徒の兵士が放った矢で胸を貫かれ、他の子供たちも悲惨な結果を迎えることとなります。ここまでが”Spawn:The Dark Ages” #1~#14までの物語で、これ以降のGaston Gui司教との闘いはPencilerはNat Jones、InksはChance WolfとKevin ConradといったSPAWNではおなじみのスタッフにバトンタッチしました。
それ以来となりますので、Limp McCormark-SharpがSPAWNの世界を描くのは実に25年ぶり。今回の舞台は5世紀の英国ということで、ロード・コヴェナントとは異なるヘルスポーンが登場するようです。独特なキャラクターが好評だった主人公については当時、同時展開されていたアクション・フィギュアのシリーズ26:The Art of Spawnにおいて「Spawn the Black Knight」として発売もされました。
但し、先行してアクション・フィギュアのシリーズ11:Dark Ages Spawn(1998)、シリーズ14:Dark Ages Spawn2(1998)が発売されており、そこに登場したキャラクターのほとんどが独自な世界観によるものであったとはいえ、Spawn(Black Knight)というキャラクターが発売されており、そのためLord Covenantについては若干、そのアクション・フィギュアによってイメージが固定化されていた感がありました。
なお、シリーズ14:Dark Ages Spawn2(1998)においてはSPAWN #165(2007)に初登場したMandarin Spawnも発売されています。
5世紀の英国となるとローマ帝国、ヴァイキングなどの脅威があった時代です。物語の一部として描かれるのではないでしょうか。
20年近くのブランクが空いた「暗黒時代シリーズ」ですが、Liam McCormark-SharpはDC Comicsを中心にキャリアを積んできており、新たなスポーンの姿が期待されます。
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