Release date :Mar 22. 2000 IMAGE COMICS | |
SAM AND TWITCh #8 | SPAWN THE DARK AGES #14 |
SPAWN→SPAWN THE DARK AGES→SPAWN THE UNDEAD→SAM AND TWITCH 下段のクロスオーバー作品等を参照しても本編に戻れるようにしてあります。月内に刊行されたサブタイトルは順番にリンクしています。 |
SUMMARY :
“Waiting?” Sitting on death row, a long time resident imprisoned for a double murder recounts the story of “Sparky”, who is housed in a room at the end of the wing. Sparky has been there since the early thirties, and all the inmates are terrified of him. They claim he enters their cells and watches them, waiting for his inevitable meeting with them. This is a story of remorse and reprieve.
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Sharing | Name |
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TITLE | Waiting for Sparky |
story | Paul Jenkins |
script & dialogue | Beau Smith |
pencils | Dwayne Turner |
inks | Chance Wolf |
lettering | Richard Starkings |
& Comicraft’s Oscar Gongora | |
color | Todd Broeker |
Jay Fotos | |
Drew Hutchinson | |
PRESIDENT OF ENTERTAINMENT | Terry Fitzgerald |
EXECUTIVE DIRECTOR OF PUBLISHING | Beau Smith |
MANAGING EDITOR | Melanie Simmons |
ART DIRECTOR | Brent Ashe |
DESIGNERS | John Gallagher |
Boyd Williams | |
PUBLISHER FOR IMAGE COMICS | Jim Valentino |
SPAWN created by Todd McFarlane |
An Unknown Condemned Criminal
死刑を言い渡された黒人囚人。それは納得のいかない判決だった。彼はバイト中に出会った白人の少女に会いにいっただけだった。
自分に微笑みかけてくれた少女。彼女が住む豪邸に足を踏み入れた彼に対して、少女の父親は少女を守ろうとした。襲いかかってきた父親に彼は過敏に反応し、不幸な結末に結びついただけだった…
Death-rowinmate | SPAWN |
市井に住む人々の数奇な運命を描いてきたこのシリーズも#9をもって終了した。
吹きだしを使用せずに描かれた手法は、第三者の目線で黙々と語られるイメージを与えたと言える。天国と地獄との争いに巻き込まれる運命に翻弄されているAl:Spawnとはまた違った姿が描かれていた。
“Curse of the Spawn”に引き続きPencilsを担当したDwayne Turner. 前作に比べて格段に見やすい画風になったと思います。これは日本の漫画でも使われる手法ですが、コピーを使用すること。一つの絵をコピーしていくつかのコマに貼り付ける。
“Spawn the Undead #9″における上記のようなシーンでは、映画であればカメラをズームイン、ズームアウトさせたりするのに似た効果があります。
次は”Spawn the Undead #8″の1シーン
中央の男は右手のファークが全く動いておらず、何か気持ちが悪いですね。
種明かしはこれ。
Kerryが働くカフェテリアの客は後ろから見ると板に描かれたもの。そう、人間ではない。むしろそんなものに話しかけ、コーヒーを注ぐKerryの行動のほうが異常なわけです。最初に男に感じた違和感は正しかったわけですね。
“Spawn the Undead #8″ではあえて種明かしをせず、こちらの記事にまとめました。
あのカフェテリアで生きているのはKerryと客のSPAWNだけだったわけです。
Postscript-Mar 8. 2021
シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇にて碇シンジ君は渚カヲル君にここで何度も会ってると言います。
渚カヲル:「生命の書に名を連ねているからね。」
ゼーレが始めて碇ゲンドウが補完の中心となった世界は「円環」繰り返しの世界。だからカヲル君は何度もシンジ君と会っている。「同じ円環の物語を繰り返すしかなかった」自分が使徒であること。そのうえでシンジ君を幸せにしようとすること。だが、それは加持リョウジから「それはあなたの幸せだったんです。」と言われた。
カヲル君は円環と言いながらもシンジの幸せを叶えるために常に何か変わることはないかと思い続けてきたのでしょう。円環であるがために変わらないと分かったうえで。
カヲル君には変えることは出来なかったが、シンジ君は違った。
渚カヲル:「そうだった、君はイマジナリーではなくリアリティーの中で、すでに立ち直っていたんだね。」
前述のようにKerryはカフェテリアでウェイトレスをしていた。客に話しかけたりして、彼女なりにこの仕事を楽しんでいるのか。でもそこにいる客は「書き割り」で場面の背景に描かれている松の木と同じようなもの。傍目から見れば地獄。
“Spawn the Undead”に登場する人物はそれぞれ地獄にいるようなものです。まさに「円環」自分ではそこから抜け出せない。その地獄を変えるきっかけがSPAWN。ただ、何か大きく事態を変えるわけではない。「本人に気づかせること」8つの物語ではそれがポイントになっていたと思います。
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