GUNSLINGER SPAWN #34

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Release date : Aug 7, 2024
IMAGE COMICS



SAM AND TWITCH:CASE FILES #5
THE SCORCHED #32
クロスオーバー作品等を参照しても本編に戻れるようにしてあります。月内に刊行されたサブタイトルは順番にリンクしています。

SUMMARY :
The Gunslinger finally has an advantage against those that wronged him. Now is the time to push it further and end them!
IMAGE COMIC.COM

PREVIOUSLY IN GUNSLINGER SPAWN
As Gunslinger seeks to flee from the police the roof of his motel caves in, trapping him in the wreckage.
CONTENTS


cvr A

cvr B
SharingName
SCRIPT/PLOTTodd McFarlane
ARTCarlo Barberi
COLORSIvan Nunes
LETTERINGTom Orzechowski
COVER AVon Randal
COVER BMirko Colak
CREATIVE DIRECTORTodd McFarlane
EDITOR-IN-CHIEFThomas Healy
Publishing CoordinatorYvette Arteaga
Production ArtistsZabriel Kennedy
Ryan Keizer
InternImani Davis
Publisher for IMAGE COMICS
/ Chief Creative Officer
Eric Stephenson
SPAWN created by Todd McFarlane

He god damn moves, put a bullet in his head.
彼は最悪の動きをしたから、銃弾が頭に打ちこまれた。

その間に周囲を片付けて、テナントを全員ここから出してくれ。次に、背面に3つのユニットを配置する。この場所のどこかにメディアの間抜けを近づかせたくはない!

軍曹、衛生兵が待っている。軍曹! 聞いているのか? 彼らは待っているんだぞ!

我々の部下が注視することをまず確かめてくれ、それから彼らを動員するんだ!

rescue worker
rescue worker

キーバイタルは高いが安定している。マスクを外す必要がある。
christ. What a mess.

Gunslingerのマスクが剥がされて、Javierの素顔が露わになる。

知事は国家警備隊を派遣しています。一時間で来るはずです。

我々の誰も殺されなかったのは驚くべきことだ。

彼はそれでも6人をI.C.U.に送ったんだ、笑顔は控えよう。

Captain、こちらがモーテルのマネージャーです。

Motel Manager
Motel Manager

皆に言っているように、あの男は礼儀正しくて、物静かじゃった。全て現金払いじゃ。彼と一緒にいた女性も同じじゃった。

rescue worker
rescue worker

心拍数が上昇中、酸素が必要!

rescue worker
rescue worker

脈拍 145。圧力 56。軽度の失血を伴う脊髄損傷の可能性。

Nurse
Nurse

静脈点滴と輸血を準備。
クラッシュ・キットを用意したI.C.U.のベッドを用意するよう、ジャネットに伝えて。

Crazy f*ck.

I.C.U.に運び込まれるJavierはストレッチャーの上で身動きもしない。

あなた方の事件の敏感さには感謝しますが、あなた方の負傷者、特にThomsonは休息が必要だよ。いろいろあるが、手始めに近親者には内密にしておくよ。

犯人についてはどうですか?

彼にも同じことが言える。彼は鎮静剤を打っていて、6時間から8時間は意識がはっきりしないだろう。

Julio
Julio

Jesus H. (マジかよ)

JulioがJaviのマントを調べてみて拳銃を取り出すが、すぐに机の上が一杯になった。

a man of native american
a man of native american

Waya! 何かが来ているぞ!

Waya
Waya

彼女を中に入れるんだ、急げ!

a man of native american
a man of native american

何日か前に来た、同じ女性だ。

Waya
Waya

そうじゃな。だが、今回は彼女自身で来たわけじゃない。
Javierが彼女を送ったんじゃろう。安全のためじゃ、丁寧に扱うのじゃ。

Waya
Waya

アンタ、大丈夫か。どこか痛むかのう?

Linda
Linda

全然。水を一杯いただけるといいんだけど。

Waya
Waya

もちろんじゃとも。他にはいらんかのう?

Linda
Linda

結構よ。あたしはただ…あたしがここにどうやってきたのか、あなた、知ってる? ちょっと頭がぽんやりしているから。私たちはただそこに座って、彼の冷淡な態度について話していたら、警察が来て、私たちを殺そうとしたのよ! 至る所に弾丸があったの..それで、これは狂っているように聞こえるでしょうけど、その後、私は炎に囲まれた。どれも意味不明よ… Javierはどこなの?

Waya
Waya

これを飲むといい。気持ちを落ち着かせてくれる。
まだ分からんが、儂は儂らのために答えを出そうと思っておる。Javiはアンタに話していないかもしれないが、彼はいつも着実に問題を抱えておるのじゃよ。

Linda
Linda

警官たち、何故彼らはJaviのところに来たのかしら?
彼は家族の話ばかりしていたわ。

Waya
Waya

その話題は彼の悪魔を養ってしまうんじゃ。彼には多くの問題があるが、今のところはアンタが心配じゃ。さぁ、目を閉じなさい。精霊に身を任せるのじゃ。

Saint Thomas Hospitalの前で警察署長が記者会見を行っていた。

Police chief
Police chief

容疑者は当初、Dylan Calhoun殺害の容疑で指名手配されていました。Daylan Calhounはこの町と州全域で多くの企業を経営していました。容疑者の冷酷な行為はCalhoun氏の防犯カメラに映っていました。我々がそのテープの存在に気づいた時点で、容疑者とその共犯者の女性を見つけるために部下を派遣しました。2人は以前、ダウンタウンにあるCalhoun氏の投資会社で目撃されておりました。任務が我々をムーンライト・モーテルに導きました、場所は…
My comment:無生物主語は英語でありがちな文章です。”That task led us to the moonlight motel where…” 逆に我々を主語にして日本語的に言えば「我々はその捜査の過程でムーンライト・モーテルを特定しました。」がしっくりきます。


さて、あなた方(報道の方々)は我々が殺人容疑者と接触したことによる壊滅的な結果のいくつかを目にしましたが…

誓うよ、Julio、こいつはどんどんおかしくなっている。

Julio
Julio

どんなふうにだ?

この拳銃を見てくれ。
それを製造した会社は100年以上前に倒産した。調べてみたが、これと同じように機能的な銃器は知られていない。でも、これは新品のように見える。

Saint Thomas Hospitalにて

Dr. Sullivan
Dr. Sullivan

彼のカルテに変化がないようなので、私はすでに明日の精神鑑定をオーダーした。それまでは私が指示した…

Dr. Sullivanは会話の途中で異変を感じた。

Dr. Sullivan
Dr. Sullivan

Javierが目を覚まし、ベッドで身を起こした。

Dr. Sullivan
Dr. Sullivan

ダメです。君には安静が必要だ。横になりなさい。頼むから、君!

Staff
Staff

もっとスタッフを呼んでくれ。私は彼を押さえつけられない。

スタッフがJaviの腕に注射器を突き刺した。

Dr. Sullivan
Dr. Sullivan

それでしばらく彼を落ち着かせて、ガウンを着させて、彼の部屋を見つける。彼をE.U.(emergency unit:救命センター)から追い出す必要がある。

Nurse
Nurse

Dr. Sullivan、来てください。NOW!

彼の身体にこれだけの切除をしたことで、彼の精神状態にどれだけの負担がかかったか想像してみてくれ。

私たちの脳はこんなデタラメ(shit)のようなことのために作られていませんよ。

Javi:Gunslingerが馬から降りて、残されていた蹄の後を調べていた。

二人のカウボーイの助けに感謝する。お前たちがいなければ、かなり困難だっただろう。

アンタが何を言い続けているのか知らないが、俺たちはお金のためにやっている、単純明快だ。それはアンタを助ける、まあ、それはアンタの才能だよ。
まぁ、なんだ。俺は言葉が得意じゃねえから、食べ物を手に入れてから少し寝るわ。

今日はお疲れ様と言いたかっただけさ。さあ、ひと眠りしてくれ。

God damn it!
たちの馬が離れていく!

誰かがいるに違いない。

男たち三人はそれぞれの銃を抜いて不審者との交戦に備えた。

Javi:Gunslinger
Javi:Gunslinger

There it!

動くな、Boy

雇われていた二人はあえなくGunslingerの手にかかり命を落とす。
残された親方が正体を現した。

来ると思っていたさ、Devilman。
俺の罠にまっすぐ歩いてきてくれて感謝するぜ。


“Javier”
Jeremy Winston
Gunslinger Spawn

“Javier”
Jeremy Winston

a burning unicorn
Fella

Linda

Waya

a man of native american

Dr. Sullivan

an Angel of Heaven
今はJavi:Gunslingerは力を失っているが、過去の話なのでメーターの掲載が復活したのだろう。

元々、魔力のようなものを持っていなかった(もしくはJaviがそれに気がついていないのか)Gunslingerにとっては、NyxによってThe Dead Zoneが拡大されたことによって失った力というのはむしろ軽度だった。さてこの「力のリセット」は”SPAWN”、”The Scorched”でも同様に発生しており、HeavenのAngels、Hellの使者も同様に影響を受けている。そのなかで”SPAWN”ではヴァンパイアのBluddとの闘い、”The Scorched”ではJason Wynn率いるThe AgencyとThe Scorched Teamとの闘いを描いているわけだが、本作の”Gunslinger Spawn”はやや独自の路線を進んでいる。物語の主軸はJeremy Winstonの復讐。Javiは命を落とし、野原で朽ち果てていたが、Hellspawnとしての転生を経て、南北戦争時代から現代に蘇ってきた。しかし時を経ても、彼の妹を奪った奴らはのうのうと生きていたのだ。”Gunslinger Spawn #32″でのJeremyはそれまでの彼とは違い、明らかに復讐に飲み込まれた男の怖さがにじみ出ていたが、そんな彼のストッパー役としてLindaが登場したことは面白みが増したと思う。ただ、本号についてはそういうプロットが進んでいない内容となっている。”Spawn”でもこのようにプロットが進まない回はよく登場しており、Todd McFarlaneが好むストーリー作りなのだろう。さて振り返ってみると序盤ではTaylor Bartlettが登場し、彼の父親がHeavenの使者であることが明かされる。Heaven sideとしてはTheus、Dark sideとしてはCyrusが登場する。また最終的には味方となったDakota、生体実験によって人生を狂わされたFocus… こういったキャラクターが登場しただけでその後の展開に絡んできていない。これは”SPAWN”でも言えることだが、あまりにも敵側のことが描かれない。それ故にどうしても主人公の独りよがり的な感覚が拭い去れない。例えばMarvelComicsのThanosは歴史も古く、1973年2月に刊行した”IRON MAN #23″にて初登場する。ここからMarvel Comicsのトップ・タイトルに登場し続けている。日本人としてはつぎはぎだと思えるが、それぞれの話でThanosは肉付けされてきて、無理に新しいコミックスのストーリーで人物背景を描かなくとも「いろいろ知ってる」という状態になっている。とはいえ全宇宙のバランスを保つためにあえて全宇宙の生命体の半分に死をもたらさなければいけないという極端な思想にはついていけない面もある。“6つのインフィニティ・ストーン”を揃えたガントレットで指パッチンするキャラクターとも言え、娘のガモーラを手にかけてまでストーンのひとつ、ソウル・ストーンを手に入れようとする行為は彼なりの葛藤を描いてはいるが、説得力はやや欠けていると思う。(映画では名シーンとなっていますが。) “SPAWN”は連載期間が長いことからヴァンパイアのBluddが再登場して今のヴィランとなっている。これはこれで手強そうな敵に感じる。一方、”The Scorched”でもJason Wynnの再登場という形を取ったが、所詮、初老の政府要人に過ぎない。ましてや”Gunslinger Spawn”では敵が見えてこない。Jeremyの復讐劇かと思えば、過去に遡ってHeavenのAngelsが登場する。いやいや妹を殺害した奴らがJeremyに手をかけて死に追いやったんじゃないの?
今更、過去を描く物語にAngelsを絡ませて話をややこしくするの?
まぁ、”SPAWN #34″で言えばまだAl:SpawnはClownと争いを起こしていた程度の進捗なので”Gunslinger Spawn”もまだまだ話を膨らませることが出来ると思うが、実際のところ、”SPAWN”に飽きてしまった人、話が長すぎて、話が進まな過ぎて…読むのを止めた人もいると思う。アメリカのテレビドラマの特徴として「ソープ・オペラ」という言葉がある。最初に「最終回」を設定せず、複数のエピソードをつぎはぎしてロングランに繋げていく方法。まさに”SPAWN”はこの状況。いろいろな局面が登場し、その都度、主人公が悪戦苦闘するが、物語的には一向に進んでいない。”X-ファイル”、”Lost”など広げるだけ話を広げて尻つぼみで終わったドラマは何度も観てきた。実際、アメコミ自体がそうだと言える。だからこそ”SPAWN”は違うんだと言いたいが、”The Scorched”、”Gunslinger Spawn”が30巻を越えたなかで「えー。ソープ・オペラにまた付き合わされるの?」という戸惑いを感じているのも現実。まあ、既に人生の半分を”SPAWN”と共に歩んできたわけだから、今更、こちらからリタイアするのは避けたいですね。

プロフィール
この記事を書いた人

こんにちは!私の名前はSeiji Iwasaです。 ニックネームはKildareです。
IMAGE COMICS(アメリカンコミックス)のSPAWN、またIMAGE COMICSで活躍した後にMARVEL COMICSへと移籍したANGELAに関するコミックスの収集家です。自分のコレクションを紹介するとともにそれらのコミックスの内容などについても紹介しています。紹介するコミックスに興味を持たれましたら幸いです。またそれ以外にも自分の趣味のものなども随時、紹介しています。

Hello! My name is Seiji Iwasa. Please call me "Kildare".
I am a collector of comics related to SPAWN from IMAGE COMICS (American Comics) and ANGELA, who was active at IMAGE COMICS and then transferred to MARVEL COMICS. In addition to introducing my own collection, I also introduce the contents of those comics. I would appreciate it if you were interested in the comics I introduced. In addition to that, I also introduce my hobbies from time to time.

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