呪文は終りと言ってましたが、映画がありましたのでもう少し続けます。
ここでの呪文は映画「エコエコアザラクIII -MISA THE DARK ANGEL」での呪文。
文字起こしをすれば「ヨッド・へー・ヴァウ・へー・ウクライマー・スモドゥエ」
ヘブライ語が分かる方は「違うよ」と言われそう。正しい文章も分かるのでしょう。最初の部分は「ヨッド・ヘー・ヴァウ」だとするとY:父(火)、H:母(水)、V:息子(風)。聞き取れないのですが、H:へー:娘(地)があるとYHVHでヤハウェになります。
これは闇に潜みし者の姿をあらわにする呪文。呪文と言うか詠唱かもしれません。
敵を倒す際に「ベールゼブブ ルキフェル アディロン ソエモ セロイアメク ルロセクラ エルプラント カメロルアル アドリナノルム マルチロル チモン」を唱えるのですが、他のページでテレビ版のものを紹介しているので割愛します。
この映画版は私は好きですが、割と評判が良くないですね。ミサは亜夜の記憶を消したうえで人間の世界に戻す。そしてまた一人で学園を後にする。孤独なミサを象徴するラストですが、学園の演劇部を舞台にしているため、登場人物が多く、やや話が分散してしまっている気がします。そのため、ミサの登場シーンも少ないのも不評の一因かもしれません。どこか大林信彦監督のデビュー作「HOUSE ハウス(1977)」のテイストを感じます。
黒井ミサは、映画「エコエコアザラク -WIZARD OF DARKNESS-」(1995)、「エコエコアザラクII -BIRTH OF THE WIZARD-」(1996)では吉野公佳さんが演じられており、1997年のテレビ版、1998年の本作にて佐伯日菜子さんが演じられました。以下が作品一覧です。
公開 | 公開年 | 作品名 |
映画 | 1995年 | エコエコアザラク -WIZARD OF DARKNESS- |
吉野公佳 | エコエコアザラク初の映像作品 | |
ゲーム | 1995年 | エコエコアザラク(PS版) |
吉野公佳 | プレイステーション用ゲーム | |
映画 | 1996年 | エコエコアザラクII -BIRTH OF THE WIZARD- |
吉野公佳 | 一作目の前日談 | |
テレビ | 1997年 | エコエコアザラク TVシリーズ |
佐伯日菜子 | 1-12、14-22、24-26話 | |
LD、DVD | 1998年 | エコエコアザラク:第13話「二年前」 |
佐伯日菜子 | LD、DVD限定 | |
LD、DVD | 1998年 | エコエコアザラク:第23話「最後の晩餐」 |
佐伯日菜子 | LD、DVD限定 | |
映画 | 1998年 | エコエコアザラクIII -MISA THE DARK ANGEL- |
佐伯日菜子 | テレビ版の後日談 | |
映画 | 2001年 | EKOEKO AZARAK エコエコアザラク |
加藤夏希 | ミサの魔女覚醒以前の物語 | |
テレビ | 2004年 | エコエコアザラク〜眼〜 |
上野なつひ | 全13話 | |
映画 | 2006年 | エコエコアザラク R-page |
近野成美 | オリジナル作品 | |
映画 | 2006年 | エコエコアザラク B-page |
近野成美 | オリジナル作品 | |
DVD | 2007年 | 画ニメ エコエコアザラク |
小阪由佳 | 画二メの全2話 (声の出演) | |
ビデオ映画 | 2011年 | エコエコアザラク -黒井ミサ・ファーストエピソード- |
前田希美 | 監督・脚本が古賀新一 |
吉野公佳さん Kimika Yoshino | 佐伯日菜子さん Hinako Saeki | 加藤夏希さん Natsuki Sato |
上野なつひさん Natsuhi Ueno | 近野成美さん Narumi Konno | 前田希美さん Nozomi Maeda |
原作者の古賀新一さんは以前、佐伯日菜子さんが「もっとも黒井ミサらしい」と言っていましたが、加藤夏希さんが演じられることになると「加藤さんが最も黒井ミサらしい」と言動を変えられましたw
過去作との差別化を図って「エコエコアザラク〜眼〜」の上野なつひさんのミサはセーラー服ではなくブレザー服なのですが、ちょっとイメージから外しすぎですね。最後の敵として現れた「真の黒井ミサ」はセーラー服の上野さんでした。こっちのほうが似合うかな。時代に合わせてスカートが短めなのはやっぱりイメージからずれている気がします。
奥が上野なつひさんが演じる黒井ミサ、手前が同じく上野なつひさんが演じる「真の黒井ミサ」
欠番について
佐伯日菜子さんが出演したテレビシリーズにおいて第13話「二年前」と第23話「最後の晩餐」はレンタル・ビデオでは収録されず、レーザーディスク版、DVD版への収録となりました。第13話「二年前」は入手したのですが、第23話「最後の晩餐」は未だに見たことがありません。団時朗と榊原るみがミサの両親を演じているので見てみたいのですが、DVDはインターネットで出回っているものは法外な値段で発売されています。特に14~26話が収録されている「エコエコアザラク THE SECOND」のほうが高いというおまけつきです。
2024.6.27追記
テレビ朝日系「仮面ライダー ガッチャード」#42(2024.6.30放送)、#43(2024.7.7放送)において佐伯さんが金剛真実役で出演されます。楽しみですね。主人公たちが集めているケミーと関係があるのだと思うのですが、「ようこそ金剛ラボラトリーへ」というセリフを言ってらっしゃる佐伯さんが次回予告に登場しています。
他に観てほしいもの
押井監督の実写長編「Assalut Girl」2009年の作品です。近未来にオンラインゲーム「アヴァロン」から抜け出せずにいた若者たちを描いた「アヴァロン」の続編です。2007年に『真・女立喰師列伝』というオムニバス映画のなかで押井監督は「ASSAULT GIRL ケンタッキーの日菜子」という一遍を制作しています。この作品は「アヴァロン」の世界観を踏襲したなかで佐伯日菜子さんが演じる”カーネル:大佐”を描いており、出演者も佐伯さんのみ。製作費のほとんどを衣装・セット・CGで使い果たしたと言われています。
この「ASSAULT GIRL ケンタッキーの日菜子」と「アヴァロン」を融合させたのが「Assalut Girl」になります。出来たら「ASSAULT GIRL ケンタッキーの日菜子」を観てから「Assalut Girl」を観ていただくと良いと思います。ルシファ役に菊地凛子、グレイ役に黒木メイサと今、考えればなかなかの女優さんが登場しています。
私は勝手に草薙 素子の”少佐”と合わせて「2大女性軍位」と呼んでますw
さて、レンタル・サーバーで細々と続けているこのサイトで「動画ってただ切り抜きしているだけで重いファイルだよな。」と思ってリニューアルしましたが、かなりいじってしまいました。
プラグインで「Shortcodes Ultimate」と出会って画像や動画にアニメーション効果が付けられるのを知って浮かび上がる動画などを作ってみました。ショートコードが分かる方はこれを使わなくてもガンガン、エフェクトを付けられるんでしょうね。
ショートコードですからボタンを作成するとかまだまだいろいろとやれることがあるのですが、逆にやれることが多過ぎますね。時間を見つけてまたいじってみたいと思います。
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