Release date : Aug 7, 2024
IMAGE COMICS
SAM AND TWITCH:CASE FILES #5 | THE SCORCHED #32 |
クロスオーバー作品等を参照しても本編に戻れるようにしてあります。月内に刊行されたサブタイトルは順番にリンクしています。 |
SUMMARY :
The Gunslinger finally has an advantage against those that wronged him. Now is the time to push it further and end them!
IMAGE COMIC.COM
PREVIOUSLY IN GUNSLINGER SPAWN
As Gunslinger seeks to flee from the police the roof of his motel caves in, trapping him in the wreckage.
CONTENTS
cvr A | cvr B |
Sharing | Name |
SCRIPT/PLOT | Todd McFarlane |
ART | Carlo Barberi |
COLORS | Ivan Nunes |
LETTERING | Tom Orzechowski |
COVER A | Von Randal |
COVER B | Mirko Colak |
CREATIVE DIRECTOR | Todd McFarlane |
EDITOR-IN-CHIEF | Thomas Healy |
Publishing Coordinator | Yvette Arteaga |
Production Artists | Zabriel Kennedy |
Ryan Keizer | |
Intern | Imani Davis |
Publisher for IMAGE COMICS / Chief Creative Officer | |
Eric Stephenson | |
SPAWN created by Todd McFarlane |
He god damn moves, put a bullet in his head.
彼は最悪の動きをしたから、銃弾が頭に打ちこまれた。
2か月前なら銃弾は問題にならなかっただろう。今日–それは彼を殺すだろう。
その間に周囲を片付けて、テナントを全員ここから出してくれ。次に、背面に3つのユニットを配置する。この場所のどこかにメディアの間抜けを近づかせたくはない!
軍曹、衛生兵が待っている。軍曹! 聞いているのか? 彼らは待っているんだぞ!
我々の部下が注視することをまず確かめてくれ、それから彼らを動員するんだ!
“サイコが血を流そうが、気にしないが、
でも彼の身元を調べるために写真が欲しい。”
キーバイタルは高いが安定している。マスクを外す必要がある。
christ. What a mess.
Gunslingerのマスクが剥がされて、Javierの素顔が露わになる。
知事は国家警備隊を派遣しています。一時間で来るはずです。
我々の誰も殺されなかったのは驚くべきことだ。
彼はそれでも6人をI.C.U.に送ったんだ、笑顔は控えよう。
Captain、こちらがモーテルのマネージャーです。
皆に言っているように、あの男は礼儀正しくて、物静かじゃった。全て現金払いじゃ。彼と一緒にいた女性も同じじゃった。
すべてのことが起こった後、救急車の車内は不気味なほど静かです。おそらく、この規模の町では、どのように行動すべきかを誰も知らないからだろう。そのため、彼らは代わりに本能に依存する。
心拍数が上昇中、酸素が必要!
外では、耳をつんざくようなサイレンが地元の通りを占めている。
すぐに、何が起こったのかという知らせが街中に広まった。
脈拍 145。圧力 56。軽度の失血を伴う脊髄損傷の可能性。
静脈点滴と輸血を準備。
クラッシュ・キットを用意したI.C.U.のベッドを用意するよう、ジャネットに伝えて。
Crazy f*ck.
I.C.U.に運び込まれるJavierはストレッチャーの上で身動きもしない。
あなた方の事件の敏感さには感謝しますが、あなた方の負傷者、特にThomsonは休息が必要だよ。いろいろあるが、手始めに近親者には内密にしておくよ。
犯人についてはどうですか?
彼にも同じことが言える。彼は鎮静剤を打っていて、6時間から8時間は意識がはっきりしないだろう。
すべて調べたいのですが。
Jesus H. (マジかよ)
JulioがJaviのマントを調べてみて拳銃を取り出すが、すぐに机の上が一杯になった。
23マイル離れたところで。
平手打ちをして、Gunslingerは馬(:Fella)を逃がした。それ以来止まっていない。
Waya! 何かが来ているぞ!
彼女を中に入れるんだ、急げ!
何日か前に来た、同じ女性だ。
そうじゃな。だが、今回は彼女自身で来たわけじゃない。
Javierが彼女を送ったんじゃろう。安全のためじゃ、丁寧に扱うのじゃ。
Later
アンタ、大丈夫か。どこか痛むかのう?
全然。水を一杯いただけるといいんだけど。
もちろんじゃとも。他にはいらんかのう?
結構よ。あたしはただ…あたしがここにどうやってきたのか、あなた、知ってる? ちょっと頭がぽんやりしているから。私たちはただそこに座って、彼の冷淡な態度について話していたら、警察が来て、私たちを殺そうとしたのよ! 至る所に弾丸があったの..それで、これは狂っているように聞こえるでしょうけど、その後、私は炎に囲まれた。どれも意味不明よ… Javierはどこなの?
これを飲むといい。気持ちを落ち着かせてくれる。
まだ分からんが、儂は儂らのために答えを出そうと思っておる。Javiはアンタに話していないかもしれないが、彼はいつも着実に問題を抱えておるのじゃよ。
警官たち、何故彼らはJaviのところに来たのかしら?
彼は家族の話ばかりしていたわ。
その話題は彼の悪魔を養ってしまうんじゃ。彼には多くの問題があるが、今のところはアンタが心配じゃ。さぁ、目を閉じなさい。精霊に身を任せるのじゃ。
Saint Thomas Hospitalの前で警察署長が記者会見を行っていた。
容疑者は当初、Dylan Calhoun殺害の容疑で指名手配されていました。Daylan Calhounはこの町と州全域で多くの企業を経営していました。容疑者の冷酷な行為はCalhoun氏の防犯カメラに映っていました。我々がそのテープの存在に気づいた時点で、容疑者とその共犯者の女性を見つけるために部下を派遣しました。2人は以前、ダウンタウンにあるCalhoun氏の投資会社で目撃されておりました。任務が我々をムーンライト・モーテルに導きました、場所は…
My comment:無生物主語は英語でありがちな文章です。”That task led us to the moonlight motel where…” 逆に我々を主語にして日本語的に言えば「我々はその捜査の過程でムーンライト・モーテルを特定しました。」がしっくりきます。
さて、あなた方(報道の方々)は我々が殺人容疑者と接触したことによる壊滅的な結果のいくつかを目にしましたが…
今のところ、この病院で安静にしている男性の身元は確認できていません。
誓うよ、Julio、こいつはどんどんおかしくなっている。
どんなふうにだ?
この拳銃を見てくれ。
それを製造した会社は100年以上前に倒産した。調べてみたが、これと同じように機能的な銃器は知られていない。でも、これは新品のように見える。
Saint Thomas Hospitalにて
彼のカルテに変化がないようなので、私はすでに明日の精神鑑定をオーダーした。それまでは私が指示した…
Dr. Sullivanは会話の途中で異変を感じた。
?
Javierが目を覚まし、ベッドで身を起こした。
ダメです。君には安静が必要だ。横になりなさい。頼むから、君!
荒れ狂うボールのように、JaviはDr. Sullivanの制止と戦う。
もっとスタッフを呼んでくれ。私は彼を押さえつけられない。
スタッフがJaviの腕に注射器を突き刺した。
最終的には、最大用量の精神安定剤が効果を発揮する。
それでしばらく彼を落ち着かせて、ガウンを着させて、彼の部屋を見つける。彼をE.U.(emergency unit:救命センター)から追い出す必要がある。
Dr. Sullivan、来てください。NOW!
医師や医療スタッフが目にするものは、彼らを恐怖に陥れる。この患者の体中にある裂傷や傷跡の範囲は、今まで見たことのないものだ。これほどの肉体的なトラウマをどうやって生きてきたのか想像もつかない。しかし、彼が持っているので(傷は彼の身体に植え付けられているので)、それは実際に彼らのための手がかりになるかもしれない。
彼の身体にこれだけの切除をしたことで、彼の精神状態にどれだけの負担がかかったか想像してみてくれ。
私たちの脳はこんなデタラメ(shit)のようなことのために作られていませんよ。
薬で眠っている間に、Javiの潜在意識はさまよい始める。自分の過去を把握している。新しい蹄跡が必要なものをすべて教えてくれたところ。
Javi:Gunslingerが馬から降りて、残されていた蹄の後を調べていた。
他の手がかりと一緒に。
二人のカウボーイの助けに感謝する。お前たちがいなければ、かなり困難だっただろう。
アンタが何を言い続けているのか知らないが、俺たちはお金のためにやっている、単純明快だ。それはアンタを助ける、まあ、それはアンタの才能だよ。
まぁ、なんだ。俺は言葉が得意じゃねえから、食べ物を手に入れてから少し寝るわ。
今日はお疲れ様と言いたかっただけさ。さあ、ひと眠りしてくれ。
God damn it!
俺たちの馬が離れていく!
誰かがいるに違いない。
男たち三人はそれぞれの銃を抜いて不審者との交戦に備えた。
There it!
彼は、牧場主と彼の家族が拘束されたというニュースをキャッチしてから3日間、彼らを追跡していた。
夫、彼の2人の娘、妊娠中の妻。
もっと陰湿なのは、吊るす前に娘たちを巧みに利用したことだ。
動くな、Boy
殊の外、このガンスリンガーは殺人者の言うことを聞かない。ましてやレイプ犯の言うことなど。
雇われていた二人はあえなくGunslingerの手にかかり命を落とす。
残された親方が正体を現した。
来ると思っていたさ、Devilman。
俺の罠にまっすぐ歩いてきてくれて感謝するぜ。
“Javier” Jeremy Winston Gunslinger Spawn | “Javier” Jeremy Winston | a burning unicorn Fella |
Linda | Waya | a man of native american |
Dr. Sullivan | an Angel of Heaven |
今はJavi:Gunslingerは力を失っているが、過去の話なのでメーターの掲載が復活したのだろう。 |
元々、魔力のようなものを持っていなかった(もしくはJaviがそれに気がついていないのか)Gunslingerにとっては、NyxによってThe Dead Zoneが拡大されたことによって失った力というのはむしろ軽度だった。さてこの「力のリセット」は”SPAWN”、”The Scorched”でも同様に発生しており、HeavenのAngels、Hellの使者も同様に影響を受けている。そのなかで”SPAWN”ではヴァンパイアのBluddとの闘い、”The Scorched”ではJason Wynn率いるThe AgencyとThe Scorched Teamとの闘いを描いているわけだが、本作の”Gunslinger Spawn”はやや独自の路線を進んでいる。物語の主軸はJeremy Winstonの復讐。Javiは命を落とし、野原で朽ち果てていたが、Hellspawnとしての転生を経て、南北戦争時代から現代に蘇ってきた。しかし時を経ても、彼の妹を奪った奴らはのうのうと生きていたのだ。”Gunslinger Spawn #32″でのJeremyはそれまでの彼とは違い、明らかに復讐に飲み込まれた男の怖さがにじみ出ていたが、そんな彼のストッパー役としてLindaが登場したことは面白みが増したと思う。ただ、本号についてはそういうプロットが進んでいない内容となっている。”Spawn”でもこのようにプロットが進まない回はよく登場しており、Todd McFarlaneが好むストーリー作りなのだろう。さて振り返ってみると序盤ではTaylor Bartlettが登場し、彼の父親がHeavenの使者であることが明かされる。Heaven sideとしてはTheus、Dark sideとしてはCyrusが登場する。また最終的には味方となったDakota、生体実験によって人生を狂わされたFocus… こういったキャラクターが登場しただけでその後の展開に絡んできていない。これは”SPAWN”でも言えることだが、あまりにも敵側のことが描かれない。それ故にどうしても主人公の独りよがり的な感覚が拭い去れない。例えばMarvelComicsのThanosは歴史も古く、1973年2月に刊行した”IRON MAN #23″にて初登場する。ここからMarvel Comicsのトップ・タイトルに登場し続けている。日本人としてはつぎはぎだと思えるが、それぞれの話でThanosは肉付けされてきて、無理に新しいコミックスのストーリーで人物背景を描かなくとも「いろいろ知ってる」という状態になっている。とはいえ全宇宙のバランスを保つためにあえて全宇宙の生命体の半分に死をもたらさなければいけないという極端な思想にはついていけない面もある。“6つのインフィニティ・ストーン”を揃えたガントレットで指パッチンするキャラクターとも言え、娘のガモーラを手にかけてまでストーンのひとつ、ソウル・ストーンを手に入れようとする行為は彼なりの葛藤を描いてはいるが、説得力はやや欠けていると思う。(映画では名シーンとなっていますが。) “SPAWN”は連載期間が長いことからヴァンパイアのBluddが再登場して今のヴィランとなっている。これはこれで手強そうな敵に感じる。一方、”The Scorched”でもJason Wynnの再登場という形を取ったが、所詮、初老の政府要人に過ぎない。ましてや”Gunslinger Spawn”では敵が見えてこない。Jeremyの復讐劇かと思えば、過去に遡ってHeavenのAngelsが登場する。いやいや妹を殺害した奴らがJeremyに手をかけて死に追いやったんじゃないの?
今更、過去を描く物語にAngelsを絡ませて話をややこしくするの?
まぁ、”SPAWN #34″で言えばまだAl:SpawnはClownと争いを起こしていた程度の進捗なので”Gunslinger Spawn”もまだまだ話を膨らませることが出来ると思うが、実際のところ、”SPAWN”に飽きてしまった人、話が長すぎて、話が進まな過ぎて…読むのを止めた人もいると思う。アメリカのテレビドラマの特徴として「ソープ・オペラ」という言葉がある。最初に「最終回」を設定せず、複数のエピソードをつぎはぎしてロングランに繋げていく方法。まさに”SPAWN”はこの状況。いろいろな局面が登場し、その都度、主人公が悪戦苦闘するが、物語的には一向に進んでいない。”X-ファイル”、”Lost”など広げるだけ話を広げて尻つぼみで終わったドラマは何度も観てきた。実際、アメコミ自体がそうだと言える。だからこそ”SPAWN”は違うんだと言いたいが、”The Scorched”、”Gunslinger Spawn”が30巻を越えたなかで「えー。ソープ・オペラにまた付き合わされるの?」という戸惑いを感じているのも現実。まあ、既に人生の半分を”SPAWN”と共に歩んできたわけだから、今更、こちらからリタイアするのは避けたいですね。
コメント