MEDIEVAL SPAWN / WITCHBLADE #1 ~ #3

この記事は約13分で読めます。
Category カテゴリーごとに一覧化したページを開けます。

Release date : May 1 1996 ~ Jul 1 1996
IMAGE COMICS/TOP COW BALLISTIC STUDIOS

SPAWN #48
SPAWN #49
下段のクロスオーバー作品等を参照しても本編に戻れるようにしてあります。

#1

Gold Foil

ETM Exclusive Gold Foil

Platinum
(Silver Foil)
Pittsburgh Comic Con Exclusive
Limited to 500 copies

NEWSSTAND var.

ETMはEntertainment This Monthの略。「今月のエンターテイメント」これは何が違うのか分かりません。

SharingName
This issue is dedicated to the memory of Jerry Siegel
WRITTEN BYGarth Ennis
PENCILED BYBrandon Peterson
INKED BYBatt.
Joe Weems V (PG20)
COLORED BYAshby Manson
COMPUTER COLORED BYRichard Isanove,
Jonathan D. Smith,
Steve Firchow,
Tyson Wengler
LETTERSDennis Heisler
EDITORDavid Wohl
ASSOCIATE EDITORMichele Urton
INK ASSISTSVictor Liàmàs
GRAPHIC DESIGNPeter Steigerwald
PRODUCTIONPaul Arroyo,
Mary Buxton
VICE PRESIDENT,
BUSINESS AFFAIRS
Bred Foxhoven
EDITOR IN CHIEFDavid Woh
EDITORBrain Selzer
DIRECTOR OF MARKETINGNicole Merke
TRAFFIC COORDINATORMary Buxton
ASSISTANT TO THE VICE PRESIDENT BUSINESS AFFAIRS DRAGONSLAYERTim Hernanider
CREATIVE CONSULTANTBrain Haberlin
For IMAGE COMICS
EXECUTIVE DIRECTORLarry Marder
Spawn created by Todd McFarlane
WITCHBLADE created by Marc Silvestri, David Wohl, Brian Haberlin, Michael Turner

Jerome “Jerry” Siegel:SPAWN #45でも”Dedicated to”に選出されている。コミックス原作者で、作画Joe Shusterと組んで「Superman」を創作したことで有名。

魔導師マシュウ・ロイヤルは1996年の現代にいた。あと半年でこの世を終わる。誰が想像できるだろう。すると横に置いてある箱のなかからロイヤルに悪態をつく声がした。「800年も幽閉されているのにまだ恨みの一言が言えるとは・・・ いいね」

場面は変わり、西暦1175年のピレネー山脈。そこに居城していた王、カルディナーレの元にロイヤルは訪れていた。ダークネスの力を使ってあらゆる敵を倒し、広大な領地を得たカルディナーレ王にロイヤルは忠告に来たのだ。「ダークネスの力は夜の闇の中か、地下深くでなければ働かない。それを知られる前に妖精界へと進撃すべきです。」王は進軍を決意する。一方、闘いなど無縁な妖精界では突然、現れたカルディナーレ王の軍になすすべがなかった。だが、ロイヤルはある存在を心配していた。それはヘルスポーン。魔界の尖兵。何故か、この戦いに場所に彼の姿があったのだ。 王の兵士たちと戦っていたヘルスポーンは逃げる兵士を追って、妖精界へと入り込んだ。

その頃、カタリナは宿屋の店主であるストーカーに毒づいていた。「一週間の宿賃が90だって!」だが、カタリナが毎夜飲み明かした酒代と喧嘩で壊した家具の代金も入れるとそんなものだった。その支払いは裏に10年も山積みになっている馬糞の山を市場に持っていけば支払えるのだという。それ以外の方法というとストーカーはいやらしい笑みを浮かべた。カタリナはその意味がすぐに分かり、渋々スコップを手に取った。カタリナが馬糞の山にスコップを突き立てると、何かに当たった。手に取るとそれはガントレット、不思議な籠手だった。 カタリナとストーカーがガントレットが誰のものか、争っているとそこにヘルスポーンとカルディナーレ王の兵士が突然現れる。しかもガントレットが変化し、カタリナの右手に装着された。すぐに敵味方の区別が出来た。カタリナはヘルスポーンに加勢をし、兵士たちを退治した。ヘルスポーンの話では妖精界がカルディナーレ王の進軍によって侵略されそうになっているという。ヘルスポーンが姿を消すとストーカーはカタリナに語りかけた。こいつはお宝にありつけるチャンスだ。カタリナが装着していたガントレットも闘いを求めている。二人は妖精界に行くことを決意する。

一方、カルディナーレ城にて戦況を窺っていた魔導師ロイヤルは予兆を感じていた。「ウィッチブレイドの再来か・・・」


NEWSSTAND var.
SharingName
WRITTEN BYGarth Ennis
PENCILED BYBrandon Peterson
INKED BYBatt,
JoeWeems V,
Tim Townsend
COLORED BYAshby Manson
COMPUTER COLORED
BY
Richard Isanove,
Jonathan D. Smith,
Steve Firchow,
Dan Kemp
LETTERSDennis Heisler
EDITORDavid Wohl
ASSOCIATE EDITORMichele Urton
INK ASSISTSVictor Liamas,
Marco Galli
Peter Steigerwald is dancin’ jigs with 12 drunken leprechauns
PRODUCTIONPaul Arroyo,
Mary Buxton
VICE PRESIDENT,
BUSINESS AFFAIRS
Bred Foxhoven
EDITOR IN CHIEFDavid Woh
EDITORBrain Selzer
DIRECTOR OF MARKETINGNicole Merke
TRAFFIC COORDINATORMary Buxton
ASSISTANT TO THE VICE PRESIDENT BUSINESS AFFAIRS DRAGONSLAYERTim Hernanider
CREATIVE CONSULTANTBrain Haberlin
For IMAGE COMICS
EXECUTIVE DIRECTORLarry Marder
Medieval Spawn created by Todd McFarlane, Neil Gaiman
WITCHBLADE created by Marc Silvestri, David Wohl, Brian Haberlin, Michael Turner

ヘルスポーンが語る。ここはかつて楽園であったと。だがカルディナーレ王の軍隊によってその地は見るも無残に荒らされていた。そして軍隊は妖精界の王都ベル=カドリエルへと向かっていた。どちらが都への道か? するとカタリナが装着していたガントレットがその方角を指示していた。 その頃、カルディナーレ王の軍隊は王都を陥落寸前まで追い込んでいた。事態は順調に見えたが、妃であるエリノアは魔導師ロイヤルのことを疑っていた。「そちの目的は何なのじゃ?」ロイヤルは魔導師としてエルフの魔術を学ぶことだと告げるが、エリノアは信じていなかった。そこへカルディナーレ王が妃を呼びつける。「敵の城は魔術で守られておる。手を貸せ。」エリノアはロイヤルの首を詰め付けていたのを緩め、王の元へと向かった。 一方、ヘルスポーンとカタリナ達の一行の元にもダークネスの魔物が現れる。この程度の敵などヘルスポーンには造作もないことだったが、敵が振り上げた棍棒がヘルスポーンの兜に当たり、脱げてしまった。敵を魔力で殲滅するも、ヘルスポーンはその醜い素顔をカタリナに視られるのを恐れた。「見るな!」ヘルスポーンはカタリナを制し、兜を身に付けた。

やがて辺りは闇に包まれ、カタリナ達は火を焚き野宿をすることとした。するとそこに魔導師ロイヤルが姿を現した。カルディナーレ王とエリノアの軍勢はやがては地上界までへと及ぶであると告げる。ダークネスの力に立ち向かえるのはカタリナ様のウィッチブレイドのみ。太古より一代の世に一人の女傑のみが手にすることを許された籠手。ロイヤルは魔導師ながらダークネスの力の前ではなすすべがなく、カタリナ達をベル=カドリエルへと連れていくので精一杯だという。一行はロイヤルに導かれ、王都へと向かった。 カタリナ達はまさにカルディナーレ王の軍勢の目の前に現れた。ロイヤルはエルフの魔術が王の手に渡らぬように無力化すると告げて、一人で塔のなかへと入っていった。どうもロイヤルが信用できないストーカーは彼の後を追って様子を観に行くという。敵の軍勢は約千人。だが、カタリナは臆することなく軍勢へと立ち向かう。「Come and get it!!!」


Newsstand ver.
SharingName
WRITTEN BYGarth Ennis
PENCILED BYBrandon Peterson(pgs.1-12)
Billy Tan Mung Khoy(pgs.17-24)
Mike Turner(pgs.13,14)
Anthony Winn
(pgs.15,16)
INKED BY Batt(pgs. 1-9 & 11)
D-Tron(pgs. 13,14,17-24)
Brandon Peterson
(pgs.10,12)
Aaron Sowd(pgs.15,16)
COLORED BYAshby Manson
COMPUTER COLORED BYRichard Isanove,
Tyson Wengler
Catherine Burch
Dean White
Nick Kozis
Teresa Bellman
LETTERSDennis Heisler
EDITORDavid Wohl
ASSOCIATE EDITORMichele Urton
INK ASSISTSVictor Liamas,
Jose “jag” Guillen
Peter Steigerwald is banished from the realm
Paul Arroyo, Mary Buxton are chained up in the dungeon
VICE PRESIDENT,
BUSINESS AFFAIRS
Bred Foxhoven
EDITOR IN CHIEFDavid Woh
EDITORBrain Selzer
DIRECTOR OF MARKETINGNicole Merke
TRAFFIC COORDINATORMary Buxton
ASSISTANT TO THE VICE PRESIDENT
BUSINESS AFFAIRS DRAGONSLAYER
Tim Hernanider
TROLLOPMike
For IMAGE COMICS
EXECUTIVE DIRECTORLarry Marder
Medieval Spawn created by Todd McFarlane, Neil Gaiman
WITCHBLADE created by Marc Silvestri, David Wohl, Brian Haberlin, Michael Turner

妃であるエリノアはダークネスの天敵であるウィッチブレイドの存在を危惧していた。しかもそこにヘルスポーンが味方に加わるとは。撤退を進言するも、カルディナーレ王は陥落寸前の王都への進軍を緩めようとはしなかった。その頃、ストーカーは部屋を物色しているロイヤルを見つけて声をかけた。どうも、あんたは信用ならねぇ。だが、ストーカーはロイヤルに吹き飛ばされて塔の下へと落ちていった。だが、偶然にもヘルスポーンに受け止められて助かった。ロイヤルは敵だ。奴は塔の上にいる。その頃、ロイヤルは目当ての物を見つけた。鏡のような魔道具に向かって叫ぶ。世界の終末はいつ訪れる? するとそこには「OCTOBR 2,1996 A.D」との文字が浮かび上がった。ならば八百年後まで生き抜き、終末を目にするには何をすればよいのか?」すると魔道具はその方法をロイヤルに告げた。

一方、カルディナーレ王の軍勢を相手にしていたカタリナは突然、苦しみ始めると急にヘルスポーンへと矛先を向けた。まるでウィッチブレイドに乗り移られたように自我を失うカタリナ。それはロイヤルが仕掛けた魔術によるものだったが、カタリナの意志はそれよりも強かった。やがて自分を取り戻したカタリナはカルディナーレ王へと立ち向かった。ダークネスの力に苦しむも、カタリナの剣が王の懐を貫き、ヘルスポーンの剣によって王の首を掻き切られた。

だが、それも実はロイヤルの思惑通りの展開であった。ロイヤルが知り得た方法とは、カルディナーレ王の首に残った魔力を少しづつ使いながら八百年の時を生き長らえることだった。終末の時を迎えた現代で、ロイヤルが現代のウィッチブレイドであるサラ・ベッチーニを相手に闘いを繰り広げるのはまた別の話となる。

地上界に戻ったヘルスポーンはカタリナにかつて一夜の契りを交わしたことを告げる。だが、恋多きカタリナにはとんだ世迷言。ヘルスポーンは黙ってカタリナの元を去る。さてストーカーはご満悦だった。袋にはエルフの財宝がぎっしり。ところがそれが全て鉛に変わっていた。そう、言い伝えの通り、妖精界のものは現世では鉛に変わってしまうのだ。するとカタリナは拳を固める。あんたの儲け話に乗ってとんでもないことに出くわした。わたしの右手が何をするか、わかっているだろうね!


Matthew Royale
1996

Lord Cardinale
1996

Lord Cardinale
1175

Matthew Royale
1175

Sir John of York
Medieval Spawn

Katarina Godliffe
Medieval Witchblade

Stalker

Medieval SpawnとWitchbladeの共演ということもあり、Al SimmonsとSara Pezziniは登場しなかった。古来から伝わるガントレット:WitchbladeだからこそKatarina Godliffeという所有者がいてもおかしくない。Medieval Spawnについては多くが語られていないが、現在進行中のストーリーにおいてMedieval SpawnがSir John of Yorkであるが、この時点から彼が設定されていたのは注目すべき点。

  • Newsstand ver.
    日本人の私にとってニューススタンドでアメコミが販売されていることは皆無。だから当然、入手するのは海外のコミックス・ショップだったり、eBayなどのオークション。日本のアメコミ・ショップでも手に入らない。それで「Newsstand ver.を持っている」ということは収集欲に駆られた結果。購入したら売却しないので投資目的では購入しない。Newsstand ver.に限らず、Comic-con限定品などを見るとオークションで何冊も出品している方がいる。これって、ガンプラの現状に似ている。でもそれに手を出すのは「作りたいけど売ってないから…」という理由じゃないかな。なかには再転売をする強者もいるかもしれないが。ただ今に始まったことじゃない。せどりという言葉がある。これは低価格で商品を仕入れて高値で販売することで利益を得るビジネスモデルを指す。古本屋にて背表紙を見ながら「お宝」を探す行為「背取り」が語源とされている。
    ガンプラなら「作らないなら買うなよ。」と思う。ただ、日本人である私にとって海外Comic-conなんて行けないのが当たり前。どうしても欲しいComic-con限定品はオークションに手を出しがち。
    まぁ、Comic-con会場に朝早くから並んで原点品を買うのは大変なこと。その労力に対する対価だとするとやや高いのも仕方ない。ヨドバシカメラに朝市から並んでガンプラを買い占めるのは許せないけどね。

    もともとNewsstand ver.には興味が無かったので助かってる面が大きい。ただ、他のコレクターの方からすると「Newsstand ver.まで持っていればすごいコレクションなのに」と思われるかも。いやいやどこかの会場を貸し切ってコレクションの展示をするつもりはありません。所有しているという自己満足だけですw
プロフィール
この記事を書いた人

こんにちは!私の名前はSeiji Iwasaです。 ニックネームはKildareです。
IMAGE COMICS(アメリカンコミックス)のSPAWN、またIMAGE COMICSで活躍した後にMARVEL COMICSへと移籍したANGELAに関するコミックスの収集家です。自分のコレクションを紹介するとともにそれらのコミックスの内容などについても紹介しています。紹介するコミックスに興味を持たれましたら幸いです。またそれ以外にも自分の趣味のものなども随時、紹介しています。

Hello! My name is Seiji Iwasa. Please call me "Kildare".
I am a collector of comics related to SPAWN from IMAGE COMICS (American Comics) and ANGELA, who was active at IMAGE COMICS and then transferred to MARVEL COMICS. In addition to introducing my own collection, I also introduce the contents of those comics. I would appreciate it if you were interested in the comics I introduced. In addition to that, I also introduce my hobbies from time to time.

Seiji Iwasaをフォローしてください。
GUEST APPEARANCEMEDIEVAL SPAWN/WITCHBLADE 1996SPAWN's all storyCROSSOVER
記事の内容が面白かったらSNSにシェアしてください。
Seiji Iwasaをフォローしてください。

コメント