いあ! いあ! はすたぁ! ふんぐるい むぐるうなふ くとぅぐあ ふぉまるはうと んがあ・ぐあ なふるたぐん あい! あい! はすたぁ! いあ! いあ! はすたぁ! ・・・
第20話「面」からのもの。クトゥルフ神話小説で紹介されたもので、神を讃える際に使われる言葉。「いあ! いあ!」でその次に唱える者を讃え、「はすたぁ!」はハスター。旧支配者の一柱。タコに似た姿をしていると言われてます。
この呪文はとても印象に残っていて、大好きな呪文です。ネットで調べると文言がみつかるものですね。
この呪文はかっこいいのですが、残念ながら出典が分かりません。第21話「血」からのもの。ミサは「人の呪い」というものだけではなく、この回ではなんと吸血鬼に呪文を唱えています。男は吸血鬼となった恋人のために人を襲い、血を奪う。血を奪うために人を殺めることをやめられない男のためにミサはその恋人にとどめを差すわけです。
文字起こしをすると「マーシャル ファウアー エイダースト」
これも分かりません。
英語や古来の文言ではなく、日本語での呪文もいいですね。
第22話「魔女裁判」はミサが何者かによって魔女裁判にかけられるという話。
第23話「最後の晩餐」はミサが悪夢から目覚めて、両親と妹を失う記憶がフラッシュバックし、現実に戻ると両親は木製の人形と化している。残念ながらレンタルビデオには収録されておらずレーザーディスク版、DVD版のみに収録されています。但しDVDの「エコエコアザラク THE SECOND」はとんでもない高値で出品されていて持っていません。
第24話「影」は英語のタイトルが「ANRI Ⅰ」で行方不明だった黒井アンリが語られるなか、物語は終焉へと向かいます。
下記の動画は第25話「妹」から。
ミサ「この剣を超えた瞬間、お前たちは終わる。紅蓮の中を這う大蛇、その屈強な黒き肉体、汝との契約に害を為す者を挫き、その鋭い牙でその者を阻め。」
これは私が文字起こしをしたもので正確ではないと思います。
そして、浄化魔法。「アンリ、今、浄化するからね。」から始まる呪文。
「大地の精霊よ、我が足を伝いその力を体内の小宇宙と融合させ邪悪の吐息に包まれし者を純白に浄化し、邪悪の根本を闇の彼方に消滅させ給え。」
第26話「聖戦」から。妹の黒井アンリに相対した際に放った呪文。「黒井ミサ 呪文集①」第14話にて言いかけて途中でやめてしまった動画をお伝えしたのですが、こちらがフル・バージョン。太股・短剣シーンでかなりかっこいいもの。本当にドキッとしますが、何故かカッコよさを感じます。構えているのはロータスの剣。
黒井ミサ、演じるは佐伯日菜子さん。それぞれ聞いていると禍々しい呪文のように聞こえますが、実際に占い師? 所謂、呪文関係の専門家の方と相談されたなかで、「実際に効力などないような言葉」を使われているそうです。佐伯日菜子さんの演技もあってとても怖く聞こえますが。その意味では効果的だったと思います。
さて浄化の呪文を詠唱しますが、アンリのなかに巣くう魔はそれをもろともしません。窮地に陥ったミサは祈ることしかできません。ですがその祈りは両親から渡された「エルピスの書」に通じます。固く閉ざされていた「エルピスの書」が開かれるとそこにはエルピスの剣が封印されていました。
「エコエコアザラク…」詠唱するミサの声にアンリの詠唱が重なっていく。
第26話の冒頭でミサとアンリが遊園地に行っている回想がありますが、この動画の後にも遊園地での他の回想が流れます。幸せだったことの思い出。何故、二人を分かつような運命が待ち受けていたのか。
1997年のテレビ番組は今に比べて放送コードがゆるゆるだったので、かなりお色気シーンも多かったですね。佐伯さんもかなり頑張っているシーンもありましたが、あくまでも「黒井ミサ」のイメージに沿うとともに、佐伯さんを素敵に見せてくれるシーンが多かったと思います。
今ではお色気シーンとともに、ホラーテイストの番組も製作しにくいでしょうね。この「エコエコアザラク」もテレビ東京の深夜番組だからこその攻めた内容でしたが、現実で起きた事件がきっかけでテレビ東京は18話で打ち切りにしてしまいました。(地方局では最終話まで放送したみたいですね。)
佐伯さんは今も現役の女優さんとして頑張ってらっしゃるので、とても嬉しいです。
テレビで裸を流してはいけないという決まりはありません。今の状態になったのはクレームに対する自主規制によるもの。それでこの「エコエコアザラク」を今、観てみると確かに少し女性の裸が出過ぎている気がします。「必要か」と言われると無くてもいい。だだ、それを理由に「低俗」とは切り捨ててほしくない。
始めて観た時、「この人以外に黒井ミサはありえない」と思いました。それまで吉野公佳さんがミサを演じた映画を観ましたが、やはりこのテレビ版は今も色褪せない魅力があり、佐伯日菜子さんをここまで追いかけるだけのインパクトがありました。
呪文に関する記事はここまでにして、最後の記事ではエコエコアザラクの作品を紹介して締め括ろうと思います。
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