Jan 31. 2025
やりすぎ都市伝説2024秋が放送された2024年10月20日にここで記事を投稿した。関暁夫は語った。「そもそもこのピラミッドは海底で建造された可能性があると言うことを。
「胸の横のラインってあるでしょ。水のなかにおいて浸食した証拠」そこから「これら全部、海底で建設された遺跡だって証拠」とする。
これについてはその記事で真っ向から否定した。関暁夫は「クジラの谷」を紹介する。ワディ・アル・ヒタンまたはワディ・アル=ヒタン:Wadi Al-Hitan、「どう考えてもおかしいでしょ。」と言う。
これが関暁夫がよく使う手法。ここの地層は約4000万年前のものという説がある。年代を見てほしい。4000万年前だ。クジラと言ってもそのクジラの祖先とされるバシロサウルスの化石が発見されている。まだ完全に水中での生活に移行しておらず、陸地から海の浅瀬に生息していたことも考えられる。そう、海と言っても浅瀬。海中でピラミッドを建設するほどの深度はなかったと言える。
これについては名古屋大学教授、エジプト考古学者の河江肖剰氏も自身のYoutubeサイトで「関暁夫のピラミッド海底建造説」を否定する動画を配信している。
まぁ、考古学者が「海底建造説」を否定したからそれが嘘と言えるとは言わないでおこう。要するに専門家からすると「トンデモ論」でしかないということだ。
ヌン:Nunの神殿で水が湧き出ている。「原初の水」がクローンを製造する培養水だと。それがどこから湧き出ているか分からない。この神殿が地下神殿であることに一切触れない。そう、地下であるが故に地下水が湧き出ているのだ。それは当たり前のこと。
ここに関暁夫の行動指針が見られる。見方によっては不思議な事実から歪曲した考えをテレビで語る。その際に例えば、クジラの祖先の化石とは言わずにただ、クジラと言う。神殿が地下にあることに一切触れない。つまり、それを得ると視聴者が「関が言ってることっておかしくないか?」と思うような情報をオミットする。いわば、視聴者を騙していると取られてもおかしくないことを言っている。何しろ、エジプト=宇宙に繋げたいがためにツタンカーメン王の墓石で見つかった胎児のミイラ317aと317bを紹介し、「内臓があるミイラ=復活を意図したミイラ」とか言い出す。4000年以上の昔において小さな身体の胎児から内臓を摘出できるほどの技術はなかった。鉄器の原料は主に隕鉄が用いられていたためにとても希少であり、ミイラにするための解体において現代のようなメスは使われていなかったと思われる。そういう事実を知れば、胎児のミイラに内臓が残されていたのは「除去できなかったから」とすんなり受け入れられる。関はある意味、反証となる事実を隠しまくるのだ。
ペルーのミイラをぶち上げた関だが、そのミイラを国外に持ち出したとしてハイメ・マウサンを指名手配した。「ペルーからエジプトへ」そんな壮大な物語は単に犯罪者となったハイメ・マウサンをテレビに出せなくなったがために行った見くらましでしかなかった。
関暁夫は2019年には「2025年には全人類の体内にマイクロチップが埋め込まれるだろう」と言っていた。さぁ、今年だ。また関の嘘がばれる。たかがNFC。スマホ、スマートウォッチを使ったモバイルSuicaも普及していない。マイクロチップを入れなくてもスマホで足りる。便利だと言われたはずのスマートウォッチですら2024年6月時点で全体で約17%の普及率しかない。
「身体を捨ててメタバース空間へ」だが、普及しないが故に高額を維持してしまっているVR機器、それがさらに普及の足止めをする。
MetaのQuestシリーズ128GBの価格推移
Quest1 | Quest2 | Quest3 | |
発売時期 | 2019年5月 | 2021年7月 | 2023年10月 |
価格 | 62,800円 | 37,180円 | 74,800円 |
2024年 | 39,600円 | 変更なし。 |
MetaQuest2:128GBは2024年9月に69,300円への値下げをしたが、在庫処分であり、なくなり次第、販売を終了するとした。MetaQuest3Sの販売゛か控えていたための在庫処分ともいえるが、MetaQuest3が2023年10月に発売されているにも関わらず、2021年7月に登場したものがまだ売れ残っているわけだ。Playstation5が販売しているなかでPlaystation3が現役で店舗に並んでいるのと同じ。
さて、マイクロチップに話を戻すと故障した場合に切開手術をするのかということ。それは残しておいて新しいマイクロチップを埋め込む? 残っているマイクロチップが誤作動することもあり得る。スマートウォッチが壊れたから買い替える。そんなわけにはいかない。マイクロチップが原因で手の甲に炎症が広がっているなどの場合は保険適用になるが、故障したマイクロチップを除去する手術は保険適用外。何十万の手術費に健康保険は使えず、生命保険にも申請が通るかどうか。関暁夫がこんなことを言うか?
さて、思い出したように記事を書いたのは次の点を話すためだ。
①「ネットもテレ東」において過去動画を抹消。
まあ、これは配信への移行かもしれない。
②TVerにおいて過去動画が抹消
U-NEXTに移行したようだ。
③U-NEXTは?
TVerにおいてあった2024秋の全編・後編しかない。
やりすぎの過去動画を観たくても2024秋2ほんしか観れない。
これが「関暁夫のやりすぎが放送される。」と喜ばれる番組の現状か。
「過去動画なんて残していたら、アンチなどのYoutuberのネタにされるのがオチ」
これが「5年先を語っている」と関暁夫が語るなら、2019年あたりの過去動画を今、観るべきだろう。観れないじゃん。
タイトル回収しよう。大人気番組が恒例の12月末や新年といった放送時期を逃すはずもない。ひとつにはネタがないのだろう。また海外の遺跡に行って宇宙とこじつけるか?
アメリカにおいて未確認空中現象(UAP)の調査を行っているAARO(All-domain Anomaly Resolution Office)ですらほとんどの目撃情報は誤認の結果であると結論付けている。
実は恒星の1/4は連星系だと言われている。その複雑な軌道を持つ連星系において形成された「太陽系」、それを周回する惑星では非常に目まぐるしい環境の変化が発生していると言える。そこで生命の発生は難しいのでは。残るは3/4の恒星。そこで適切な温度や気体の酸素、液体の水などの条件が揃った「ハビタブルゾーン」を周回している惑星がいくつあるかという話。超高度な科学を有した宇宙人が、誕生から45億年が経つ地球においてなんら爪痕を残していない。1969年から始まった「オズマ計画」それに続く「SETI計画」それくらいの調査は地球誕生に比べればほんのひと時。人間は絶望的に宇宙人とは出会えていない。
人間の歴史ではメソポタミア文明、インダス文明、エジプト文明、中国文明が四大文明と言われている。メソポタミアのシュメール文明ではクババを使った。エジプトは2024秋、インダスに関しては取材をするには地政学的なリスクがある。中国文明は取材すらできないだろう。もう宇宙人にこじつける古代文明などない。もう一度、エジプト? もういいんじゃないの?
名古屋大学教授、エジプト考古学者の河江肖剰氏は関暁夫が言っていることだけではなく、ひとつの情報を反証もせずに持論にこじつけるやりかたも問題視していた。うん、合ってます。皆、そう思ってます。
関暁夫のYoutubeチャンネル登録者数は62.3万人、最新の動画の視聴数は44万回。関の信者は何回も見直しているだろう。チャンネル登録者は全員が観ない。ゲーム実況チャンネルならよく見かける再生回数だ。関を祭り上げる人たちが何を言おうが、こういう数字から「関暁夫がどれほど?」と言うことを物語っている。
「宇宙人がいる」それを否定するには「宇宙人がいない」ことを証明するしかない。そうやって人が否定しにくい話題を拾ってMr.都市伝説を名乗る。
関暁夫は2023年7月に「AIジーザスが現れる」と言っていた。いやいや、2020年9月にはすでに発表されていて、それはXのアカウントすら持っていた。もう現れてるじゃん…
もう50歳にもなって、後輩芸人からは慕われず、唯一の出演番組もMCや他の芸人には絡むことが出来なくて、一人だけの収録動画が流れるだけ。他の芸人がコメントすることもない。いや、他の出演者は誰も見ていない。
威張れる相手の一般視聴者に横柄な態度で配信する。この人、芸人じゃないんですか。
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