Oct 20. 2024
やりすぎ都市伝説2024秋は2024年10月20日に放送された。Youtubeで映画紹介もしているジャガモンドの斎藤、ガリットチュウの熊谷の音楽ネタ、天津飯太郎の漫画ネタなど。
「知ったら黙っていられない逸話50発」その番組サブタイトルだが、実に小ネタばかりでパッとしなかった。今田耕司、東野幸治、千原ジュニア、千原せいじ。歳を取ったなぁ。やんちゃな若手芸人が深夜番組で面白おかしくやっていた勢いはもうないですね。
何にしろ、この芸人のなかに関暁夫はいない。入れてもらえない。関暁夫のVTRは誰も観ていないし、V振りすら無い。今田も東野も芸人たちの語りに様々なコメントをしていたにも関わらず。
錦鯉の京王線に関わる都市伝説を経て19時48分よりやりすぎ都市伝説 外伝が始まった。このサイトで紹介していて分かっていたことだが、スフィンクスに水による浸食があることが告げられる。そんなことは世界の神秘が好きな人ならもう既知だが。関暁夫に言われなくとも知ってます。
番組に沿って紹介するが、先に言っておくと番組宣伝でスフィンクスの麓に設置されているトトメス4世の夢の碑文に対してあたかも「新しい解読方法がある」ように言っていたが、この放送では触れもしなかった。なんだったの、あれ?
①ピラミッド海底建造設とクジラの谷
関暁夫は今回、エジプトに来たのはある神について教えるためだと言う。その神とはヌン:Nun。今回のやりすぎを見れば分かると。
話はピラミッドの建造方法に戻る。「そもそもこのピラミッドは海底で建造された可能性があると言うことを。」
紹介されたロバート・M・ショック博士だが、考古学者や地質学者も彼の地質学的主張に異議を唱えている。しかもショック博士はピラミッドが海底で建造されたなど唱えていない。そして関暁夫は私が記事で紹介したスフィンクスの水の浸食を語る。「胸の横のラインってあるでしょ。水のなかにおいて浸食した証拠」そこから「これら全部、海底で建設された遺跡だって証拠」とする。
そうか?
建造された遺跡の周辺が後に水没した。そうとも言える。そもそも水による浸食を受けかねない水中に移籍を建造する意味が分からない。何しろ水の浸食があったことが「水中で建造した」という証拠にはならない。
「海底にもともと文明が存在し、人類以外の生命体が生活していたのかもしれないよ」
今回の放送全般に言えることだが、そういう可能性の話をしていても話が進むとそれを事実に置き換えて次の話を進める面が多すぎる。そもそもその前提が怪しいでしょ。
「今まであった常識が通用しなくなって、あらたな次元のパラレル・ワールドに入っている可能性がある。」
関暁夫って「次元」という言葉を理解していない。次元とは空間の広がりを表す。我々は縦・横・高さからの3次元に時間という次元を加えた実4次元にいると言われている。小説などで「異次元」という使われ方をするが、そもそもこの世界と相いれないからことパラレル・ワールドとして分岐しているのであって、このパラレル・ワールドとこの現在の世界が繋がるのなら、どちらかの次元が他方の世界を構成する次元へと変換されたからこそ。変換されたのであればそのパラレル・ワールドは既に存在できていない。
いちいち引っかかっているときりがないので少し飛ばそう。
さて関暁夫は次に「クジラの谷」を紹介する。ワディ・アル・ヒタンまたはワディ・アル=ヒタン:Wadi Al-Hitan、「どう考えてもおかしいでしょ。」と言う。
これが関暁夫がよく使う手法。ここの地層は約4000万年前のものという説がある。年代を見てほしい。4000万年前だ。しかも3900万年前の地層では浅瀬の生物の化石が見つかっている。そう、この時点で海底の隆起が始まっている。3700年前にはマングローブが広がる海岸線だったと推定されているのだ。世界を見れば太古の時代の海洋生物の化石が陸地から発見されることはいくらでもある。つまり「クジラの化石」の時代から海底隆起が起きた太古の時代、この時代からアレキサンドリア遺跡の時代までは3999.5万年も経過している。本当にこういうのがこじつけ。むしろ嘘に近い。それで4000万年もの時を経て海底の隆起が起きていた中でそれがまた「水没する」なんてことはそれこそ何千年間にも及ぶ地球の地殻変動でもない限り起きない。インドネシアの水没は本当にこじつけ。
ギョベクリ・テぺ遺跡を紹介するが、あれが異例なのは従来の「亜石器時代」に比べて高度な文明と言われること。簡単な話、亜石器時代という物差しが間違っているだけで、人類の歴史を更に1万年前から見直せばいいだけのこと。建立したのは宇宙人だと言うわりには石造りの遺跡しか建立されていない。いや、宇宙人って星間航行まで可能じゃないの?
②宇宙の繋がり
もうペルーのミイラを説明したいだけのために先史の話、そこに宇宙人の存在をにおわせたかっただけなのがよく分かる。トトメス4世の夢の碑文なんてこの時点でほったらかし。
ペルーのミイラ、三本指のマリアあたりはくだらない。「エクソソーム」美容医術にも既に使われているものだが、クリニックでの安易な投与が問題になっている。細胞を作り変えるのならDNAを人為的にいじればいい。そもそもエクソソームを使う必要もない。
アクアンアテンの石像を始め、コーンヘッドのことを語ったうえでレリーフを紹介し、アクエンアテンの妻ネフィルティティの膝に乗る子供を強調し、この子供がコーンヘッドだと騒ぐ。いや、少し前に「この時代は人物をコーンヘッドで描くことが多い。」と言ってなかったか? 「とんでもない宇宙の情報が詰まってる。」別に他の発掘物と大差ない。これはやりすぎ2024新春の焼き直し。新情報、無いの? ネタ切れ?
それでヌン:Nunの話に繋げるのだが、「原初の水」がクローンを製造する培養水だと。エジプトの神からクローン培養、ミイラの復活。あまりにもくだらない。
③胎児のミイラ
ツタンカーメン王の墓石で見つかった胎児のミイラ317aと317b。1922年に発見されたこのミイラ。もう既に100年以上も時が経っている。これだけの時間が経って何も新しい発見が出ないのは何もないから。
今回の放送って既知の事実を語っているだけ、新しいことは「関暁夫が14年前に果たせなかった胎児のミイラと対面が果たせた。」ということだけ。もう以前から公表されている。
語ることはない。ただのミイラだ。
この記事も後半に向かって尻すぼみ。それは関暁夫が「ミイラが復活する」ということしか言ってないから。それまでのお膳立て。それは皆が既知のことを関暁夫の独自の「解釈」をしているだけ。関暁夫に言わせればトトメス4世の夢の碑文も自分の解釈では「ピラミッドやスフィンクスは水中で建立された」事実だと。でもそれはそう解釈をしただけでヒエログラフの解読方法とか関係ない。それってただの妄想。
最後にやりすぎ都市伝説外伝を振り返ってみよう。
2022年12月23日「世界の裏で進むユニバーサルオーダー」
① エネルギーの転換による世界の変化
② 過去から甦えるDの記憶
③ ユニバーサルオーダー-宇宙共通意識-
④ 世界を裏で操る、ロスチャイルド一族
⑤ ロスチャイルドが受け継ぐDの意志
2023年7月21日「新たな夜明け」
① 新たな洗礼
② 聖杯の姿
③ 宝のありかを記す死海文書
④ イエス・キリストの復活
2024年1月5日「未知との接触」
① 宇宙開発と地球外生命体
② 8人のスペースコンタクティ
③ 宇宙からの生命体
2024年3月22日「地球外生命体からのメッセージ」
〇 地球外生命体のミイラをめぐる報道と印象操作
〇 コーンヘッドと蘇るDNA
〇 ペルー政府が狙う「三本指のマリア」
もう宇宙人、擦り過ぎ。いいかげん、飽きた。
そう、飽きた。Youtubeの動画も30万回。それこそ有名なゲーム実況系Youtuberの再生化数にも及ばないほど。
30万回の一回を支える関信者には何を言っても止めないだろうが、
「関さんは何かを知っている。」ってあなたの妄想だから。
「関さんは何かを知っていてあえて語らない。」って思い込みだから。
関暁夫を否定しても関信者は聞かないだろうが、一番の言葉は「飽きた」「つまらない」
35分間を使ってやったのが「胎児のミイラとのご対面」
それ、関暁夫が喜んでるだけじゃん。
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