SPAWN #151

SPAWN→SAM AND TWITCH→CASE FILES SAM AND TWITCH
下段のクロスオーバー作品等を参照しても本編に戻れるようにしてあります。月内に刊行されたサブタイトルは順番にリンクしています。

SUMMARY :
Spawn was created to lead the armies of Hell in the war of Armageddon. The only catch is Spawn wants nothing to do with Hell – or Heaven for that matter. Disfigured, homeless and alone, this warrior wanders the shadowy alleys of the world in search of his place in the scheme of things.

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SPAWN 150 SUMMARY:
In a confrontation with Heaven’s greatest warrior, The Disciple, Spawn is torn to pieces. Most of these pieces are taken to Hell where Spawn is faced with a chorus of old foes. However, one piece remaining ih the alley becomes another Spawn… but it’s not Al… it’s a little boy. The mysterious Man of Miracles guides this new Spawn to an eerie yet familiar samll town where our young Spawn comes face to face with Billy Kincaid!

Oh, and one other thing… the Mississippi river is running red with human blood.

「それは何？」クリストファーは背後に立っていた男に問い掛けた。Billy:「これかい？　うぅんと、そうだな。刑務所の中の奴らはナイフって呼んでいたが、俺は自分のものをKiddiee-slicer(幼児切り裂き刃)って呼ぶのが好きなんだ。それは素晴らしいコスチュームで、本当にぴったりフィットしているね。どこまででコスチュームが終わって、小さなクリッシーちゃんが出てくるのか、分からないね。それを剥ぎ取るのは汚らしい仕事になりそうだ。」 「近寄らないで！　僕は警告する！」Billy:「おぉ、そうかい？君は何をするんだ…い」するとビリーの身体に赤いマントが絡みついていく。Billy:「君には失望した。little puke！」「そのナイフを手放すべきだと思うよ、ミスター・キンケイド。」 Billy:「とんでもない！俺は君を切り裂き、サイコロ状に切り込んで、君の目玉を食べるんだ！」だが、マントは更にビリーの身体を締め付けていく。Billy:「うぅ、オーケー、オーケー！」ビリーは遂にナイフを手放した。「貴方のことは置いていくよ。僕は出ていく。追いかけようとしないで。このコスチュームが貴方を恐ろしい目に遭わせる気がするんだ。」Billy: 「あぁ、行け。出ていけ、くそ野郎！抜け目ない奴め。そのコスチュームを着ているおかげなんだ。鏡を見るべきだ。とても見られたもんじゃない！」店を出ていくクリストファーにビリーは悪態をついた。Billy:「やれやれ、恩知らずの小さな乞食野郎にはタダのセールなんてしてやるか！」

一方、アンダーワールドではタムズがAl:Spawnを問い詰めていた。「答えてみろ、ヘルスポーン。お前の秘密はなんだ？お前が、サタン様の強大な力を脅かすようなどんな脅威を持っているというんだ。」「お前の拷問が始めよ、タムズ。」Mammonがタムズに声をかける。「仰せの通りです、Mammon卿。」
鎖で縛られ、身動きが出来ないAl:Spawnの腹部にタムズの拳が深く叩き込まれた。Al:Spawn:「ＮＯＯＯＯ！」「数えきれない何千年もの間、タムズは自白を引き出すことに失敗などしてこなかった。お前はこの痛みから自分自身を解放することも出来るのだ。周囲を見ろ、シモンズ。お前が恐れる全ての者がここに集まっている。そしてそれらの者が、お前が白状するのを切望している….お前の古き友人 Mike Konieczny 彼はお前のせいで人間性を失い、Cy-gorと成り果てた。彼から最初に尋問させるか？」 すると、REDEEMERがそれを制した。Redeemer:「Ｎｏ！僕の申し立てのほうが大きいよ。このろくでなしは僕の翼を切り取り、天界の光から追放したんだ。僕の炎のような剣がこいつの舌をバラバラにしてくれる。」次にクラウンが名乗りを上げた。「俺はこいつの奇妙な骨をくすぐってやりたい。それから忌々しい骨髄を吸い出してやる。」
Al:Spawn:「Ｎｙａａａｒｇｈ！」Al:Spawnは苦痛の声をあげる。「なんだ？何か光るものがある。お前は何を隠しているのだ？」タムズはその光るものをAl:Spawnのの腹部から引きずり出した。「指輪か？」Mammonがその指輪を手にした。「どれ、見てやろう。Al and Wanda Forever ユニークだな。」 すると、Al:SpawnはMammonの手からそれを取り上げた。Al:Spawn:「寄こせ！貴様は二度とこれに触れるんじゃない！」「ほぉー、アル・シモンズはどこかで未だに埋葬されているはず。だが本当の問題はそれがお前自身であるかどうかだ。」

一方、クリストファーは家路を急いでいた。「気分が良くない。僕の顔が異様に感じる。マン・オブ・ミラクルスは僕が６時までに家に帰らないと、ママに何か良くないことが起きると言っていた。でも僕はほんの少しだけ座りたい。とても疲れたんだ。」するとベンチには”Tales of Hellspawn”という本が置かれていた。「古いコミックブック？誰かがここに置いていったに違いない。Tales of Hellspawn　わぉ、この表紙、イカしてる！わぁ、これは古い。少し待って。何か異様だ。」

“The PROMISE” 「クリス、忘れないで。おばあちゃんのところに真っ直ぐ行くの。安全な道を通るのよ。それから６時までに家にかえるうにして。」「わかったよ、ママ。」あれ、これはママと僕だ。するとクリストファーは思い出し始めた。古い水槽タンク。Dickbrain Wyatt Burkeは僕に思い切ってこの上に乗ってみろと嗾けていた。彼は僕がダメな足を持っていて、全く登れないことを知っているんだ。クリストファーは誘惑に負けてタンクの上に登ってみた。そして不幸にも開いている蓋のところから中へと転落してしまう。６時を過ぎても帰らないクリストファーを心配した母は彼を捜しに表へと出ていく。するとあの水槽タンクが目についた。 まさか。だが、タンクの横の梯子の下にはクリストファーのカバンが落ちていた。母はタンクの上へ登った。タンクのなかからクリストファーの声がする。私が助けを呼ぶまで耐えられる？　だが、クリストファーは頭を打っていて耐えられそうになかった。母は堪らずタンクの中へ飛び込んだ。母は水槽の底に沈むクリストファーを探し出し、水面へと引き上げた。するとそこに見知らぬ沼。沼の精霊:The Green Ladyが姿を現した。「大丈夫。彼は必ず戻ってくる。彼を許してあげられる？」母は答えた。「えぇ。」

クリストファーの顔は腐って崩れていた。「思い出した！僕は死んだんだ！まだ５分、残ってる。遅れちゃう。ママが待っている。」すると母は湯船で刃物を手にした。「ごめんね。もう待てない。」母は手首に刃物をあてがった。

「何が起きている？私は何もしていないぞ。」タムズがMammonに問いかけた。「私にも定かではない。私は信じている。今この時、ヘルスポーンは正に死んでいる。そんなわけがない。」

「もう近くだ。ママ。」クリストファーの声に母は手首を切るのを止めた。「クリス！」そして玄関に向かい、ドアを開けた。そこには既に朽ち果てたクリストファーが立っていた。「家についたよ、ママ。」