SPAWN #50

この記事は約11分で読めます。
Category カテゴリーごとに一覧化したページを開けます。
Release date : Jun 1 1996
IMAGE COMICS
THE DRAGON #4

MAXIMAGE #4

GLORY/ANGELA

Sidestory
CELESTINE #1
下段のクロスオーバー作品等を参照しても本編に戻れるようにしてあります。

SUMMARY :
Terry learns that he will die in two months from a malignant brain tumor. Spawn is torn apart by the belief that Terry’s a traitor, but he uses all his power to heal him. This sends Spawn hurtling to Hell’s second level, where he is immediately attacked by creatures trying to drain his life-sustaining necroplasm. Then suddenly, memories of past injustices provoke Al into a rage and he rises to fight again.
IMAGE COMICS.com  McFarlane.com

Spawn #49 Summary:
Al confides in Granny Blake his fear for her safety if he continues to visit her but, his concern is met with a gentle sermon. Whe Cogliostro breaks into Spawn’s personal asylum, he discovers that the costume is beginning to possess him. Cogliostro, showing no fear, is swallowed and vomited by the cape. Able to free Al from the evil cape’s grip, Cog admonishes him to harness its power. Finally, Al humbly asks Cog for help. Terry visits the doctor who orders routine tests. Preoccupied with his pending tast results and the reconstruction of Wynn’s murder conspiracy against him, Terry blacks out on the drive home, becomes involved in a serious accident and ends up in the hospital. Cygor lurks in the New York City concrete jungle looking for Simmons. On edge since the mysterious file was slipped under their door and feeling the financial pressure of starting their new business, Twitch pulls his gun when the car blows a rod. Sam calms the apologetic Twitch down and says he has a little surprise for him.

SharingName      
TITLE“CHOICES”
Dedicated to my family:Wanda, Cyan,
 and Kate
storyTodd McFarlane
pencils(part Ⅱ) Greg Capullo
(part Ⅰ) Todd McFarlane
inksTodd McFarlane,
Danny Miki
copy editor
& letters
Tom Orzechowski
colorsBrian Haberlin,
Dan Kemp,
Todd Broeker
Director Of
Creative Development
Terry Fitzgerald
Graphics CoordinatorJulia Simmons
FOR IMAGE COMICS
exec. directorLarry Marder
coverGreg Capullo,
Todd McFarlane
NEWSSTAND版の表示は終了します。

Wanda, Cyan, and Kate:My familyとあるようにTodd McFarlaneの奥さんとお子さん。

PART1

ワンダは知らせを聞いた途端に病院へと直行していた。テリーが起こした交通事故が彼の生死に係わるものであることを直感したのだ。病院に到着したワンダはテリーの病室へと向かった。するとそこには首にギブスをはめられているテリーの姿があった。あれほどの事故なのに足首の捻挫と首のムチ打ち程度の負傷で済んだ。それよりも医者は、これで2回目となる失神のほうを心配していた。 ワンダに失神のことを話していなかったテリーは素直に詫びを入れた。何はともあれ、この程度で済んだのは不幸中の幸いと言える。ワンダはテリーのベットの傍らで安堵した。

その頃、Al:Spawnはカリオストロ卿から自身の状態について告げられていた。カースがAl:Spawnから寄生コスチュームを無理やり剥ぎ取ったことで、宿り主との絆が切れたのだという。しかも寄生コスチュームは宿り主から剥ぎ取られた状態で変態を遂げていた。今や寄生コスチュームは宿り主の意志に反して魔界へと戻りたがっているのだ。「今は刺激を与えるべきではない。パワーを使うことは禁物じゃ。」 寄生コスチュームがまだAl:Spawnの元を離れないのは宿り主が怒りや悪意といった餌を撒き散らしているからだ。「アル、怒りを捨てろ!」 Al:Spawnはこんな状態になっても彼のことを気遣うカリオストロ卿が不思議でならなかった。Al:Spawnの問いに伯爵は答えた。「わしもスポーンなのだ」と。

大した怪我もしていないテリーは早く我が家に帰りたかった。だが、医者から告げられたのは死の宣告だった。テリーの脳のなかに悪性の腫瘍があるとのことだった。元々テリーの脳のなかには腫瘍があったが、風邪のウィルスのせいで変異したのだという。しかも場所が悪く、切除は難しい。処置をしても2か月ほどの余命だと。

数日後、Al:Spawnは再びワンダの母であるブレイクを訪ねていた。今は心の平穏を望むAl:Spawnにとってブレイクは拠り所だったのだ。だが、そこで親友の不幸を知る。「テリーが死ぬ?」 俄かに信じられなかった。

テリーの様態は一気に深刻なものへと変わっていった。医者によると再び意識を失った際に脳への損傷があり、自力では呼吸できない状態であった。ワンダは生命維持の装置に繋がれたテリーの横で見守るしかなかった。

Al:Spawnはそんな友人のベッドの隣に佇んでいた。ワンダも仮眠をとっている状態だった。そこで彼はもう一度ワンダへの愛を再認識する。そう、これはワンダのためなのだ。Al:Spawnにとって今や愛が枷となっていた。だが、これはかつて妻と交わした約束なのだ。彼女を幸せにすると。

アル・シモンズは自分の身を案ずることなく魔力を使い始めた。テリーは苦痛から手を宙に伸ばし、人差し指がアル・シモンズの顔を縫っている靴紐にかかる。それを剥ぎ取った時、テリーはアル・シモンズの存在に気が付いた。緑の光が病室を覆った。ナースステーションでは患者の鼓動がフラットになったことを示すアラームが鳴り、ナースたちは病室へと向かった。そこには意識不明であったはずのテリーが気絶した妻を案ずる姿があった。


Terry Fitzgerald

Wanda Blake

nt Nicholas Cogliostro

Al Simmons
SPAWN

Cyan Blake

“Grannie”
Rosemary Blake

PART2

アル・シモンズは既に形を成しておらず、プラズマの塊となって闇を疾走していた。人間の魂は天界と魔界へと振り分けられる。その基準は善悪ではなく、やがて強き者へと変貌を遂げるであろうという期待値であった。そして魔界にとっては復讐と愛が入り混じったアル・シモンズが恰好の標的となった。

一方、マンハッタンの下水道に住まうクラウンは憎っくきHellspawnが自ら死を選んだことを知る。有頂天になるクラウンだが、悪事は止まらない。またどうせ数世紀後に人間がHellspawnとなり、ボスから召使いを言い渡されるのだ。そう考えたクラウンはアル・シモンズの死を決定的なものとする悪だくみを思いつく。そう、サイアンだ。

その頃、テリーは友人たちから病気が完治したことで祝福をされていた。医者たちは何故、彼が治ったのかが判らなかった。だが、テリーにとってはそんなことはどうでもよかった。また幸せな生活が送れるのだ。だが、夜になると夢を見て、アル・シモンズの存在を感じ取る。彼は既に死んだはずだ。不思議に思い、ブレイクの元を訪ねたテリーは不思議な話を聞かされる。ブレイクの元にアル・シモンズが訪れ、その際にテリーの様態を告げたのだという。

やがてアル・シモンズの魂はAl:Spawnの姿へと変貌を遂げていた。ここはどこだ。見覚えがある景色に、魔界の第2階層であることに気づく。だが、第2階層の住人たちはAl:Spawnを侵入者として捉えた。まずは小さなブヨだった。やがて集まるものは姿を大きくしていき、魔物が現れる。魔物の爪がAl:Spawnの顔に掛かり、皮を剥ぎ取った。だが、Al:Spawnは遂に反撃に出る。魔物を串刺しにしたAl:Spawnはその亡骸の上に立ち、言葉とは言えぬ叫び声を上げた。 それと同時にAl:Spawnはいきなり蒸発した。魔界の奥地では魔王であるマレボルギアの高笑いが響いていた。そう、事は彼の思惑の通りに進んでいるのだ。


Al Simmons
SPAWN

Clown
Violator

Clown

Bryan Kulizczi
The Freak

Jason Wynn

Count Nicholas Cogliostro

Angela

Antonio Carlo Twistelli
Tony Twist
(Vito Gravano)

Wanda Blake

Terry Fitzgerald

“Grannie”
Rosemary Blake

Malebolgia

①Al:Spawnの顔の変貌
Al:Spawnの顔は火傷で焼け爛れていた状態で転生しましたが、”Batman/Spawn(1994)にてBatmanにバットラングを顔面に放たれて顔面が割られました。そしてそれを補うために靴紐で顔面を縫うと言う荒療治をした結果、”ハンバーガー・ヘッド”と呼ばれている顔つきになったわけです。
この”SPAWN #50″では魔族の者の爪先にて、かろうじて残っていた皮膚も剥がされ、骸骨顔になります。こちらの顔についてはWorm Headという愛称があります。

Figureで見るSPAWNの顔の変遷


Series-1
Masked

Series-1
Hamburger Head

Diamond Comics
Distributor Limited
Blue Spawn

Diamond Comics
Distributor Limited
50th Worm Head
2nd Body color
(Black)

Worm Head Blue Spawn
(with VTR)

Clear Spawn (1st)

Clear Spawn (2nd)

今回は顔の違いのものだけを紹介しましたが、Series-1のSpawnを紹介し始めたら一つの記事が出来てしまいます。
まず通常のMasked SPAWNに対してHamburger Headのものがあってこれは簡単に手に入りました。

Diamond Comics Distributorから5000体限定で発売された青い身体をしたBlue Spawn、高値でしたね。
買いましたw
同じくDiamond Comics Distributorから5000体限定で発売された50th Spawnなんて雑誌に掲載されているものでしか見たことが無かったのですが、横須賀に突然現れたフィギュア店に飾ってあって無理を言って購入させてもらいました。今でいえばPlaystation 5よりは安かったですが、それでも高い。
先に日本でビデオ同梱のWorm Head Blue SpawnがReds限定で発売されて海外から羨望の眼差しを受けてました。暫くしたら海外でも販売してましたけどね。
Reds限定CLEAR SPAWNなどもありました。最初に発売されたものは右側にシールが貼られていました。何をとち狂ったのか、それとも日本限定をアピールしたかったのか。ただ見ていただけると分かるようにシールがSPAWNの顔に被っています。そのためだと思うのですが、2期は左側にシールが貼られていました。これも両方とも持ってますw

さて私の家の壁にはOriginal、Hamburger、Blue Spawn、50th Spawn、Worm Head Blue Spawn、Clear Spawn 1st、Clear Spawn 2ndの7体が並んでいるわけです。圧巻でしょw

②Cyan Blake
SPAWN #50 part2 page35のCyan Blakeを紹介します。

Part2ですからGreg Capulloの作画ですね。鼻をほじってますw
Greg Capulloはこういうところが上手いですね。SPAWNはSPAWN #100を機に様々なアーティストに描かれるようになりましたが、こういうCapulloの絵はやっぱり”SPAWN”って感じがします。


③2ページ目の背景
SPAWN #33の記事でも紹介しましたが、2ページ目のスタッフ紹介などの背景がエンボスがかかった画像の連続配置になっています。



プロフィール
この記事を書いた人

こんにちは!私の名前はSeiji Iwasaです。 ニックネームはKildareです。
IMAGE COMICS(アメリカンコミックス)のSPAWN、またIMAGE COMICSで活躍した後にMARVEL COMICSへと移籍したANGELAに関するコミックスの収集家です。自分のコレクションを紹介するとともにそれらのコミックスの内容などについても紹介しています。紹介するコミックスに興味を持たれましたら幸いです。またそれ以外にも自分の趣味のものなども随時、紹介しています。

Hello! My name is Seiji Iwasa. Please call me "Kildare".
I am a collector of comics related to SPAWN from IMAGE COMICS (American Comics) and ANGELA, who was active at IMAGE COMICS and then transferred to MARVEL COMICS. In addition to introducing my own collection, I also introduce the contents of those comics. I would appreciate it if you were interested in the comics I introduced. In addition to that, I also introduce my hobbies from time to time.

Seiji Iwasaをフォローしてください。
SPAWN (Monthly)Angela's all storySPAWN's all storyANGELAANGELA GUEST APPEARANCE in IMAGE COMICS
記事の内容が面白かったらSNSにシェアしてください。
Seiji Iwasaをフォローしてください。

コメントを書き込んでください。

コメントを残していただけれると嬉しいです。
但し、URLのリンクは貼らないようにしてください。そのようなコメントは内容の如何を問わず
スパムコメントとして認定致します。

コメント