CURSE OF THE SPAWN #12

Release date :Sep 17 1997 IMAGE COMICS
SPAWN #65	WARRIOR NUN AREALA and GLORY
クロスオーバー作品等を参照しても本編に戻れるようにしてあります。月内に刊行されたサブタイトルは順番にリンクしています。

SUMMARY :
Jessica Priest’s sociopathic personality is revealed in a flashback to her childhood, her living arrangements and demonstration of her abilities as a government assassin. Socially, Wynn gives Priest an assignment — to recover a biogenetic weapon coded Heat-16 from a lab in Brazil. The mission turns deadly and Priest eliminates the security force, is captured and shot by the fraternal scientists, Liz Arno and Kevin Bergregor.The life of the woman who killed Al Simmons, the man who first became Spawn. She started nasty and became much, much worse.
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Calvin & Dell Boyd, Beverly & Chuck Taylor:この方々については存じ上げません。

20年前のメリーランド郊外、燃え盛る屋敷から一人の少女が現れる。到着した警官が彼女に問いかけると「ママもパパもマシュマロを焼いてくれないからベットに火を点けた。」という。少女はマシュマロを食べながら悪びれる素振りもなかった。そして20年後、ジェシカ・プリ―ストは戦場にいた。彼女の心には快感が沸き上がる。歌を口ずさみながら、任務を遂行する。アミード将軍を縛り付けた彼女はミサイルの発射コードを聞き出し、発射ボタンを押す。これでこの国はイスラエルと戦争状態となった。彼女の任務は成功に終わる。

後日、ジェシカはジェイソン・ウィンから新たな任務を告げられる。それは第５研究所が開発したバイオ兵器「ヒート16」の回収だった。双子の男女の科学者が開発した「ヒート16」を回収したら、研究所は跡形もなく消すように命じられる。場面は変わり、ここはニューヨーク州クイーンズ。ジェシカはここではジェシカ・アンダーセン=チンという名を持ち、二人の子供の良き母であり、夫にとって良き妻であった。多重人格とでもいうべきか、彼女にとってはここは「家族」という名のゲームを楽しむ場所であった。

ウィンから告げられた命令に従い、ジェシカは数名の部下を引き連れ、奥深いジャングルのなかをボートで進んでいた。だが、そこで敵の奇襲に遭う。そんなアウェイの状態でも彼女は戦闘を楽しんでいた。そして敵を片付けた後にジェシカは逆に研究所を強襲する。敵兵を片付けたジェシカは奥に進もうとすると、なんと敵兵たちが息を吹き返す。そして双子の科学者が現れる。ジェシカの行動も二人の科学者の想定内だった。彼らの誘導に乗ってジェシカはここまで来てしまったのだ。双子の科学者はジェシカに麻酔銃を放った。

Jessica Priest (20 years ago)	Jessica Priest (Presently now)	Jason Wynn
Terry Fitgerald, Wanda Blake and Cyan (Appearance in name only)	Jessica’s Children Susan and Brandon Chin
Jessica’s husband Daniel Chin	Scientist Liz Arno	Scientist Kevin Bergregor

Jessicaは夫であるDaniel Chinとともに彼の連れ子であるSusanとBrandonの母として4人家族で暮らしている。これが表の顔なのだろうか。むしろ異常な性格から自分の両親を焼死されることを平気で行う彼女にとっては表も裏も無く、妻であり母である姿も暗殺者の姿もJessicaの本当の姿なのだろう。また敵役として登場したLiz ArnoとKevin Bergregorは二卵性双生児(the fraternal-twin)、彼らもかなり歪んだ性格で描かれている。
なお、”CHAPEL vol.2 #4“で記載したが、Rob Liefeldとの間で、キャラクター”Chapel”の使用について争いとなったTodd McFarlaneは映画「SPAWN」の制作にあたり、Al Simmonsを暗殺した人物として急遽、”Jessica Priest”を生み出したのだが、その時には今、She-Spawnとして活躍するJessicaの姿は想像していなかっただろう。