Release date : Jun 1 1997 IMAGE COMICS | |
CURSE OF THE SPAWN #10 | |
クロスオーバー作品等を参照しても本編に戻れるようにしてあります。月内に刊行されたサブタイトルは順番にリンクしています。 | |
CURSE OF THE SPAWN #10 | SPAWN #63 |
SUMMARY :
Spawn confronts Jason Wynn only to have his vengeful anger stymied once again. Wynn informs him that if he dies, Terry, Wanda & Cyan will be eliminated. Knowing that he doesn’t bluff, Spawn turns it into a catch-22 situation. Later in the alley, chaos erupts when Spawn and Angela are thrown together to discuss the unraveling of the universe. An unknown force then heals Al’s face. Meanwhile, Terry is informed about a neighborhood petition to force them out of the area.
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Spawn №61 Summary
After Cyan is returned safely to her parents, Al has a long talk with Granny Blake and as usual, her words of wisdom calm him while creating inner confusion. When he gets back to the alley, the alley bums have rebuilt his throne which seems to hypnotize him as he settles into it. The Clown appears in Spawn’s trance and reveals startling facts about his past and future. Meanwhile, Jason Wynn confirms that Cygor’s remains are safe at a testing facility and orders the disappearance of Terry Fizgerald.
Sharing | Name |
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TITLE | “SANCTUARY” |
Dedicated to: | Clint Goldman |
story | Todd McFarlane |
pencils | Greg Capullo |
inks | Todd McFarlane, Chance Wolf |
copy editor & letters | Tom Orzechowski |
color | Brian Haberlin, Dan Kemp |
art direction & design | Brent Ashe |
President of Entertainment, Publishing & Licensing | Terry Fitzgerald |
For Image Comics Executive Director | Larry Marder |
president of entertainment,publishing and licensing | Terry Fitzgerald |
graphics coordinator | Julia Simmons |
editorial coordinator | Melanie Simmons |
cover | Greg Capullo, Todd McFarlane |
Clint Goldman:映画業界でのプロデューサー、視覚効果などを担当。映画「SPAWN」でもプロデューサーとしての手腕を発揮した。
Al:Spawnはジェイソン・ウィンの寝室に現れた。銃を突き付けて、自分の命令のためにどれほどの家族が悲しい目に遭っているかを問い詰めた。だが、ウィンは「執行裁量指令」を口にする。ウィンが死んだとしても命令は生き続ける。それは路地裏の怪物にとって特別な存在であると思われるテリー家への制裁だった。Al:Spawnはテリー家から手を引くように告げ、明日の深夜に執務室に訪れると伝えた。例え、どんなに監視を強化しても侵入してみせると。そう告げてAl:Spawnはその場を去った。
その頃、テリー達は隣人の家で夕食を振舞われていた。妻たちが席を離れるとその家の主人はテリーに近況を告げる。隣人たちの間ではテリー家を強制的に転居させるための署名運動が計画されているという。サイアンは無事に戻ってきてもテリー家には真の幸せはまだ訪れていない。
Terry’s neighbor, Mitch and Julie
1:27AM 一日中穏やかな天気だったので、急に雲が渦巻き始めても、気象学者が原因と言えるものは何もない。
1分以内に強風と5度の気温低下。私たち人間は、これから起こることに関連して、他に何も知覚しない。しかし、生を超えて生まれた領域では、次に起こることは無視できない。そして壊滅的な可能性がある。
彼女の名前はAngela。彼女は自分の天上の起源についてもっと学ぶ過程にあったが、それは光が彼女を襲い、彼女を構成原子に還元する前のことだった。心臓の鼓動の中で、想像を絶する距離と次元を超えて運ばれた。
炎の中から無傷で出てきたハンターは、神秘的な敵が彼女の黄金の体の周りでゆっくりと踊るように、本能的に彼女の戦陣をしっかりとつかんで、見慣れた風景を見ながら準備をする。彼女が動く前に、同じ裂け目から割れた生命力の第二の流れが爆発する。
彼女は銀河の彼方の場所からここへと連れてこられたのだった。
第二の稲妻が起きると、それはAl:Spawnに直撃した。
Angela?! これは何なんだ?
アンタのほうが教えてくれるんじゃないかと思ってるよ。あたしはさ、数分前までは銀河系の半分の距離の場所にいた。それが今、あたしはここにいる。あんたのテリトリーとやらのなかにさ。
俺がお前をここに呼んだと思ってるんだな。今はな、俺が宇宙を支配していて、自分自身の勢力の代表として証人台に立っただけだよ。冷静になれ。お前はここでは天使だ。天国と地獄のB.S.(Bullshit)のことはよく分からん。
(My comment:英語の構文に引っ張られてますが、ミニ・シリーズ”Angela #1~#3″にてAl:SpawnはわざわざHeavenに出向いてAngelaの無実の証言をしに行ったのはHellの立場でもましてやHeavenの立場でもなく、それらの影響を受けているわけでもなく、自分のため、自分が良いと思ってしたことだと言いたいんだと思います。どうもAl:SpawnはAngelaと素直に話せないようで、”宇宙を支配している”とか、”俺自身の勢力”とか大げさに言ってますね。)
OKAY. あたしも皮肉くらい分かるわ。あたしが知っていることを話すから。でもその前にさ、マントを外してくんない。あたしのリボンがそんな気分じゃないって。
(My comment:リボンはしゃべらないですね。ただ、仰々しくマントなんて羽織ってるAl:Spawnにもっとフランクに行こうよと言いたいけど自分が言ってると言うのは癪だから「リボンが気が乗らないと言っている」という感じにひねくれてるわけですね。)
So?
(My comment:急にフランクになりましたねw)
…
永遠なる三位一体状態に亀裂が出来たのさ。サイバネテックな魂食らい、Argusって呼ばれてる奴が触媒になってLimbo世界と連動しているのよ。
(My comment:Al:Spawnの態度の急変に最初は戸惑ってますねw そのうえで知ってることを正直に話すと言ってますが、正直過ぎて専門用語連発ですね。)
分かった。聖書的なLimboの部分は省いて端的に話せよ。頭が痛くなってきたわ。
(My comment:そりゃ、Al:Spawnもそう言いますよねw)
宇宙を結びつけている精神的な接着剤が緩みつつあるのよ。分かる? 私もさっぱりだけど。この小さな待ち合わせは単なる偶然ではないかもしれないと思ったのよ。
(My comment:Al:Spawnに分かるように話そうとして余計に分からなくなってますね。最後の部分はAngelaの正直な思いです。)
当然だろ。偶然じゃないな。
そんな生意気な言い方しないの。全ての出来事には理由があるわ。運命ってのは予期せぬことなどないんだからさ、知らないふりしたっていいんだよ、私はそうはしないけど…
(My comment:Fate doesn’t deal in accidents, so act ignorant if you want. もっと崩して言えば、「どうせ運命なんて予定調和で、イレギュラーなんて起きないんだからさ、なるようにしかならないのよ、知らなきゃ知らないでなんとかなるもんよ。…それでもあたしは抗うけどねと続くのが分かりやすいかもしれません。)
ここは是非、原書を目にして英語のセリフを読んでもらいたいところです。まぁ、Angelaとしては自分のミスでArgusなんかに捕まって、しかもArgusは最終兵器Kronを発動しているわけで、かなりヤバめなんですね。しかもよりによってアルのところに飛ばされてきた。「あたしのせいでとんでもないことになってるのよ。」とは素直に言えない。だからやたら専門用語連発で長セリフを言っちゃうわけです。ここは訳してみれば「訳せない!」と思うところです。それはそうです。Angelaはばつが悪くてわざと小難しく言ってる。でもアルが頭が痛くなってきたと言い出したから、だんだんと分かりやすく言い出して、最後はこの出会いは偶然じゃないみたいなことを言い出すわけです。でもアルが分かってるような感じの返答をするから、つい「生意気言わないの」とは言うんですが、やっぱりこの出会いは必然なんだと言いたいわけですね。セリフが進む毎にAngelaの態度が緩んでいくのが分かる部分です。
アンジェラとAl:Spawnは思わぬ再会を果たす。アンジェラは宇宙に異変が訪れていることをAl:Spawnに告げようとするが、新たな閃光が走るとアンジェラはまた違う場所へと連れ去られていた。突然の出来事にAl:Spawnはよろめき立った。そこに悪党どもが現れ、一人のホームレスから僅かな金銭を巻き上げようとしていた。悪党どもはAl:Spawnの敵ではない。 少し脅しをかけると悪党どもはその場から逃げ去っていった。ホームレスはAl:Spawnに礼を告げながら、身の上話をしていた。そしてホームレスがAl:Spawnの顔を覗きこむと、悲鳴を上げた。「あんたの顔が元に戻っている!」
Jason Wynn | Al Simmons SPAWN | Terry Fitzgerald |
Wanda Blake | Cyan Blake | Cyan’s shoe;ace |
Angela | Al Simmons |
①2ページ目のデザインの大幅な変更
2ページ目のスタッフ紹介等のデザインが大幅に変更されました。映画「SPAWN」をイメージしたものだと思います。まずは全体像として
Presents… | ||
Dedicated to | ||
SPAWN MARK | ||
背景になっているSPAWNの顔も映画で製作された造形のものですね。
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