Release date :Jul 8 1998 IMAGE COMICS | |
TOTAL ECLIPSE #1 | SPAWN #75 |
クロスオーバー作品等を参照しても本編に戻れるようにしてあります。月内に刊行されたサブタイトルは順番にリンクしています。 |
SUMMARY :
After being told by Medusa that Zeus murdered his mortal mother Ariena, Raenis swears death to him. Zeus asks Hera to give herself to the monster Briareusin in exchange for its allegiance to Zeus. Raenis kills the monster and confronts Zeus. Raenis then defeats Zeus to become ruler with Medusa of the universe.
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Curse of the Spawn #21 Summary
Raenis, born of the mortal Ariena and the God Cronus was happily living on an island of Centaurs when the jealous God Hades laid waste to them in an attempt to rid the world of a future ruler. The new Hellspawn battles his way up from the underworld through the water of Oceanus, determined to reign in place of Zeus and avenge the death of his father, himself and his chidhood friends, the Centaurs. Meanwhile, on Mt. Olimpus, Zeus senses the threat of the new Hellspawn and prepares for the impending battle.
Sharing | Name |
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TITLE | ChaosCometh |
story | Alan McElroy |
pencils | Dwayne Turner |
inks | Chance Wolf, Danny Miki, Todd McFarlane, special thanks to Jonathon Glapion |
copy editor and lettering | Tom Orzechowski |
color | Todd Broeker, Mark Nicholas |
dedicated to | Jennifer & Cody |
President of Entertainment, Publishing and Licensing | Terry Fizgerald |
Executive Director for Image Comics | Larry Marder |
Art Director & Desiner | Brent Ashe |
Graphics Coordinator | Julia Simmons |
Editional Coordinator | Melanie Simmons |
Jennifer & Cody:不勉強で、どなたのことなのか存じ上げません。
Raenisは「Zeusが、人間である母親Arienaを殺害した」とMedusaから聞かされた。RaenisもZeusに燃え盛る谷に投げ捨てられて絶命したのだ。それを運悪くと言おうかMalebolgiaの目に留まりHellspawnとしての転生を果たすのだが。彼はZeusへの復讐を自分自身に誓う。
Zeusは自分の子Apolloに新たなヘルスポーンの討伐を命ずる。ApolloはCyclopsに神器である剣を打つように依頼する。その様子を見ていたApolloの元にRaenisが訪れる。そこでApolloは父Zeusの言葉に嘘があることを知り、自分が騙されていたことを知る。Apolloの母LetoはZeusに犯された後に、LetoはApolloを授かったのだ。ApolloもZeusが残酷な独裁者であることは既に知っていたのだ。RaenisはApolloの本当の心を知ると、彼にオリンポスを去り、心を入れ替えて生きていくことを勧める。
一方、ZeusはApolloがその後、何も言ってこないことにいら立っていた。そしてZeusは自分への忠誠と引き換えに、Heraに怪物Briareusinに身を任せるように命ずる。Heraは兄であり夫であるZeusに対してそんな生き方をしていれば、いつか誰もそばに寄ってこなくなるだろうと告げた。
Raenisは進撃の途中でBriareusinに対峙し、これを仕留める。そこに現れたZeusはBriareusinが倒されているのを目にする。そこにはRaenisがいた。RaenisはついにZeusと対峙する。その後、全宇宙の支配者であるZeusであったが、Raenisの力はZeusを倒すことが出来るほど強大であった。RaenisはZeusを倒し、Medusaとともに、宇宙の支配者になる。
Hellspawn Raenis | Medusa | Raenis |
Zeus | Malebolgia | son of Zeus Apollo |
a giant one-eyed creature Cyclops | wife and sister of Zeus Hera |
神であり、全能であり、自分の欲望を満たすためには非道なことも辞さないZeus。彼をヴィランとするのは面白いが、残念ながら全2巻ではあまりにも描き切れていない。
語り部のように登場したNyxもすぐに主であるHadesに殺害され、そのHadesもRaenisの手にかかる。う~ん、ハデスといえば地下の冥府の王、聖闘士星矢では最終エピソードに登場するほどの敵役なのにまぁ、あっさりと。
決して短編の漫画がないわけではなく珠玉の作品もある。少ないページ数でどう物語を語るか。単純に登場人物を絞ればいい。RaenisとZeusの決戦がたった数ページでは盛り上がりにも欠ける。Apolloを登場される割にはあっさりと父を裏切るだけの活躍しかしないならその数ページを使って、燃え盛る谷に突き落とされ、異形の姿で転生したRaenisの苦悩をもっと描けばZeusの非道も描けるし、Raenisの復讐にも読者の関心が注がれる。
だが、物語の進め方をいじっても「Hellspawnはオリンポスの神話の時代からいたんだ」という目的程度で描かれた本作がどれほど面白く化けるか? そもそも主人公が異形な姿であることで読者の感情移入が削がれているのに。Al Simmons/Spawnの顔がいくらドクロになろうとSpawnのファンは愛着を持って読んでいる。それは絶妙のバランス。「焼け爛れた顔をした人物がアンチヒーローとして登場する」その点はあくまでもオマケであってAl Simmonsの人間臭いドラマを楽しみに読んでいる。Raenisは主人公としては100点中45点くらいかな。
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