GUNSLINGER SPAWN #29

KING SPAWN #31	THE SCORCHED #27
下段の作品等を参照しても本編に戻れるようにしてあります。

SUMMARY :
The aftermath of SPAWN #350 is upon us. It’s six months later, and no one is safe!
IMAGE COMIC.COM

PREVIOUSLY IN GUNSLINGER SPAWN
Following the aftermath of the events of Spawn #350 Gunslinger has become the target of the forces of Heaven.
CONTENTS

cvr A

cvr B

JeremyはSPAWN #350の余波の後、モーテルのベッドの上で目が覚めた。
彼の身体には至る所に先の戦いによって受けた傷が無数にあった。今回の傷は治りが遅い。地球に戻ってきたが、自分が力を失っていることに気づいていた。
彼が身支度をしていると部屋にRoom cleanerのLindaが訪れてきて、部屋の掃除をするか聞いてきた。Jeremyは低調に断るが、Lindaはそこから立ち去るが、廊下で、彼女はあの部屋はもう3日も掃除していないと毒づいていた。

Elsewhere 東に数百マイル離れた場所。

Theus

これを簡単だと思うか? もう結果を得ているだろうか?

私はまた、私たちの攻撃性は「双方向に影響を与える」と警告しました。私たちのエージェントもThe Gunslingerと同じくらい脆弱です。

Theus

何人のエージェントを我々は送ったんだ?

20名です。しかしこれまでに8名と連絡が取れなくなりました。

Theus

私はそれを恐れていた。Gunslingerの力を失ったことが実際には彼を助けた可能性があるようだ。少なくとも私が入手したいくつかの報告からは。

彼はもはや最弱のHellspawnではなくなり、彼らと同等となりました。実際、彼は常に限られた力で生きてきたため、他のスキルも磨いています。

Theus

そうなると彼はトップに躍り出て、かなり危険な存在になるかもしれない。私たちの側で多くの内戦が起こっている中、それは私たちにとって必要なものではない。see KING SPAWN #31

一方、Lindaはホテルの廊下を移動中に数人の男たちに絡まれていた。
そこにJeremyが現れて、あたかもLindaの彼氏のように振る舞う。そしてJeremyが男たちに立ち去るように牽制する。男たちはすぐには応じなかったが、争いは無く男たちはその場を立ち去った。
LindaはJeremyの行動を素直には受け入れず、Jeremyの言動が老人のようだと言う。それにJeremyが立ち去ればLindaを守る者はいなくなる。クソみたいな人生を送っているLindaにとって束の間の平穏など要らないのだ。Jeremyが自分のことをMa’ am(お嬢さん)と呼ぶのも気に入らない。

Linda

あたしの名前はLindaだよ!
だからくだらないことは止めておくれよ。あたしはね、全ての野郎たちが成らなければと勘違いしているマッチョなクソ野郎に飽きてるんだよ。毎日はクソなアクション映画なんかじゃない。だからさ、タランティーノ映画に出てくるキャラクターか何かのように振る舞うのは止めとくれ。

百年も前に生まれたJeremyにとってはスラングだらけのLindaの言葉は理解しがたいものだったが、彼女のいら立ちは感じ取っていた。するとJeremyのバイクが破壊される音がした。Lindaはアンタのバイクじゃないのかいと言うが、Jeremyは部屋に戻って考え事をすると言い、立ち去った。

彼はなぜ傷が治らないのか不思議に思いながら眠りについた。
Why?!
2週間以上経っている。
彼は何が自分を待っているかを知っていたので、地獄に戻ることに消極的だった。だが、もし彼が妹を堕落させた者たちに復讐するつもりなら… 帰るべき地球がなければならない。そして地獄の王座を破壊することのない支配者も。see SPAWN #350
閃光が起こった時、GunslingerはHellに侵入してきた天使たちと戦っていた。そして不思議なことに、彼らは皆、地球上にいたのだ。空になった武器と一緒に。そして機能しなくなった翼。

皆が今起こったことに対処するにつれて、沈黙だけが訪れる。

俺たちの力は?

力が無くなっている。

だが、彼も同様だ。

戦士たちは彼が背中の後ろに手を伸ばしていることにかろうじて気づた。彼は3つのことを認識していた。One: 彼は多勢に無勢だ。Two: 彼は恐怖を示さないだろう。そしてThree: 彼が負けるようなことがあれば、彼らは自分たちが戦いの最中にいることを再認識することとなる。
彼の名誉のために言っておくが、彼は本来よりもはるかに長く生きてきた。だが、最終的には満足して生きていなかった。
その時、彼を死に至らしめなかった唯一の理由は、彼の「神秘的な」ペットの介入だった。

不思議なことに、そのペットは自身の力を失っていなかった!
そして彼は血を流しながら、また一日を生きられるだろうと悟った。

眠っていたJeremyをFellaが起こしに来た。

Jeremy Winston

ありがとう、Fella。ずっとそこにいたのかい? お前に名前を付けなければな、いつか。

背後でドアがきしむ音を立てて開く。
それはLindaだった。苛立ちから、Jeremyに失礼な態度を取ってしまったことを詫びに来たのだ。
だが、Lindaはベッドの上にあったバッグに目がいく。無造作に置かれていたバッグはチャックが開けられたままで、溢れるほどの大金が入っていた。LindaはJeremyが大金を持っていることを不審に思う。

Linda

あなた、銀行強盗か、ドラッグの密売人?

Jeremy Winston

違うさ、遺産なんだ。

Linda

そう。頼みって何?

Jeremy Winston

俺は新しい乗り物が必要で、君は金属製の車を持っている。君が聞き入れてくれるのなら…

…君と俺がいかに良いコンボを作ることが出来るかを説明できると思うんだ。それに俺はそれなりの礼はするつもりだよ。

Jeremy Winston Gunslinger Spawn	Room cleaner Linda	Heaven side Theus
Jessica Priest She-Spawn	Monolith	Al Simmons SPAWN
Carl	“Javi” Jeremy Winston Gunslinger Spawn	Fella

ゴロツキに因縁を付けられていたLinda。それを救おうとしてゴロツキにいなしたJeremy。だが、風来坊のJeremyが去れば、Lindaにはまたクソのような毎日が戻ってくる。そこからの展開でまさかJeremyがLindaにコンビを組むことを申し出るとは思いませんでした。